花見の季節にきなくさい匂いが

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ブルーインパルスの編隊

イスラエルがイスラム原理主義者のハマスのリーダーであるヤシン師を爆殺した月曜日以来、今週は世界中が報復テロの恐怖にさらされていた。
そして、アラブ諸国は言うに及ばず、欧州の国々もメディアも、つまり、アメリカ以外はイスラエルを非難したといっても過言ではない様相を呈していた。


私は決してシャロン(Ariel (Arik) Sharon)のやり方に賛成するわけではないが、彼らの先祖の受けたホロコーストの歴史、長い間、迫害と差別を受け続けた歴史を紐解けば100%の非難をすることはできない。

「民族の安全」というものは、すべてのことに優先する、というのが彼らの教義とも言えることだからだ。
例えば、イスラエルの航空会社であるエルアル航空(El Al Israel Airlines)がハイジャックされた場合、彼らは「民族の安全」という大義の前には個々の命すら犠牲にすることを厭わない、と言われる。

そのくらいの覚悟であるからには世界のメディアの批判、国連の決議など取るに足らないというわけだ。
おそらく、彼らは言うだろう。「国連だろうとBBCだろうと我々の安全と生存権を守ってくれるわけではない」と。

片やイスラム諸国はジハード(聖戦)が信者の崇高なる義務と説く。
従って、第一次世界大戦後にイギリスの二枚舌外交によってもたらされた中東の紛争の歴史は、極論すれば半永久的に火種をくすぶらせ続けていくのかもしれない。

で、日本もスペインの列車テロの余波で警察庁が22日、「鉄道に対する警戒の強化について」傘下の各都道府県警に指示を出した。
それを受け、鉄道各社は駅のゴミ箱に蓋をし始めたのだが、何かおかしいと思わないか?

たぶん、これは1995年のオウムの地下鉄サリン事件(テロ)の手口を警戒しているのだろうが、アルカイダがゴミ箱に爆弾でも仕掛けるとでも思ってるのだろうか?
おそらく警察から要請があったので、とりあえず何かしないと責任問題になるし、無駄とわかっていても全社が同じ行動を取らないと、バカな奴らが「鉄道会社を非難」するので、そういうことをしてる、としか私には思えない。

もし、アルカイダが何かやるなら花見客でごったがえす上野公園でも狙うだろうか?
不謹慎なようだが、完璧にテロを防止することなど不可能だ。
それが嫌ならしばらくは人ごみを避けて暮らすか?

そして当然のことながら参院選では「ワンワン小泉自民党」と「権力亡者の公明党」には投票しないことだ。
もし、棄権したり、やはり「ワンワン」でも自民党とか、創価学会員だから公明党というなら、アメリカ人の受けるリスクの何分の一かは覚悟することだ。
でなければ私はそんな奴らを有権者とは一生認めない。

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イスラエル、ハマスのヤシン師を殺害 (2004.3.22 ロイター通信)

Hamas founder and spiritual leader Sheikh Ahmed Yassin

[ガザ 22日 ロイター] 複数の目撃者によると、イスラエルの武装ヘリコプターが22日未明、イスラム原理主義組織ハマスの創始者ヤシン師に向けてミサイルを発射し、同師を含む数人が死亡した。

同師はモスクを離れる所だった。
参拝者らによると、同師はこの攻撃で殺害され、遺体は別の場所に移された。
イスラエルは先週、戦略上重要な港湾で自爆攻撃が発生した後(パレスチナの)イスラム武装勢力を追跡・殺害する作戦の強化を表明していた。

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