去る12月5日、東京地方裁判所の415号法廷で公開の民事訴訟(弁論)が行われたので、出廷して訴訟手続きを粛々と行った。
被告側のNPO法人 難病患者支援の会の代表理事である菊池仁達氏は、刑事裁判の一審判決の言い渡し後、即座に控訴をし、1600万円(一審のときの流用分を含む)の保釈金を払って、保釈手続きも認められたと聞いたので、私との民事訴訟にも出廷するかと思われたが、12月5日の法廷には姿を見せなかった。
このままいけば、2024年1月30日の午後3時に、東京地方裁判所で判決の言い渡しが行われるので、そのときに、お互いが控訴することがなければ、後は返金手続きの問題となるだろう。
12月5日の民事法廷に被告側が欠席したのは、
- 2023年(令和5年)10月25日付の被告側提出の和解案を私たちが拒否したこと
- 被告側が必要経費と主張するものの裏付け資料(領収書など)が提出できないこと
の二点から被告側が出廷してもすることは何もないという判断だったのではなかろうか。
そもそも10月25日付の被告側提出の和解案は、根拠なき経費の計上かつ水増し、為替レートのごまかし(私が渡航した2021年11月、12月のレートを使わず、2022年の円安下のレートを使用)、私がやったとする行為の虚偽申告と、こちらにとってはとうてい容認できるものではなく、おまけに、返金総額は私が支払った額(1800万円超)の3分の1以下に過ぎない、わずか500万円余り、それも分割払いで返すなどと主張しており、私たちも当初は和解を進めようとしていたのだが、拒否やむなし(判決待ち)となったのである。
私は彼の和解案を見て、司法の場に嘘とデタラメで塗り固めた書類を出すくらいなら、12年前に海外移植仲介、2000万円所得隠し…国税指摘(2011年6月25日付 読売新聞)となったのも当然かな、今でも脱税などをやっているのではないかと思わざるを得なかった。
いずれにせよ、これで私の民事訴訟は判決を待つところになった。
問題は民事裁判に勝訴するかどうかよりも、実際にお金が返ってくるかなのだが、今回、被告側が出廷しなかったことは、もはや被告代理人(弁護士)すら不在となった菊池氏が、居直ったのかもしれないと思った。
ところで、菊池氏は私にマスコミのインタビューに答えるなとか、ブログに何も書くな、そういうことをすればいい方向にはいかない(金は返さない)とか、うちの弁護士経由でメールを送り付けてきているし、裁判所に出した和解案にも書いてあるのだが、もう一人の民事訴訟の当事者たるYさん遺族には金を返したのだろうか。(2023年6月7日 読売新聞-臓器あっせん、仲介NPOを新たに提訴…死亡患者遺族が4000万円返還求め)
彼らは私と違って粛々と裁判を進めているようだから、私に対するような脅迫まがいのことをする必要はないし、当然に金は返しているのだろうな。
そうでなければ、仮に私が菊池氏やNPOのことを書こうが書くまいが何も変わらないだろう。
逆に、菊池氏は、マスコミに実名告発を続けた小沢克年さんには1300万円を超えるお金を返金したと公表していた。(2022年8月12日 NPO法人難病患者支援の会「当法人に対する一連の報道について」)
私に対する返金(和解案)も同じ程度の割合のものを期待していたが、彼が裁判所に出した和解案はまるで真逆のものだった。
Kさん(キルギス渡航時はNPOのコーディネーター、菊池氏の元部下)に言わせれば、小沢さんが返金を受けられたのは、菊池氏が逮捕前に刑事告発をちらつかされたからだと言う。
今や、その手が使えない以上、最悪の場合、どうすればいいのか考えないといけないだろう。
私の友人である笹子さんは「投資詐欺にあった時は!どう対処したらいいか、これが一番!」と書いている。
彼に対しても有効なのだろうか。
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