皆さんは夏詣というのを聞いたことがあるだろうか。
初詣は、日本人の習慣とも言えるもので、正月(年始)に神社へお参りするのだが、夏詣とは、その名のとおり夏の時期に神社へお参りするのである。
そう、私は、自身の神社めぐり(2023年神社めぐりのリスト 2022年神社めぐりのリスト)のコンセプトを飾るのに相応しいイベントを見つけた。
それが、2023年7月6日付の日刊ゲンダイに載っていた「京浜急行が実施中! 『夏詣キャンペーン』でお得に神社めぐりを楽しむ」という記事だったのだ。
夏詣@海南神社
2023年の京急夏詣は、公式サイトにもあるように、6月30日から8月31日の間に、北エリアは、浅草神社から伊勢山皇大神宮の10神社、南エリアは、お三の宮日枝神社から海南神社の9神社のすべてをめぐると、浅草神社か海南神社で「エリア達成賞」を、南北エリアの神社をすべて回ると「19神社達成賞」がもらえるものだ。
それと、京急電鉄では、特別塗装列車の一つとして、6月25日から9月2日までの間、京急夏詣号を運転することになっているので、うまく予定が合えば、乗ってみるといいだろう。
そして、私は7月7日にさっそく夏詣を始めたのだが、南エリアから攻めようと、最初に行ったのは海南神社だった。
この神社は京急久里浜線の終点、三崎口駅から京浜急行バス(三9・東19 城ケ島 行き)に乗って、三崎港バス停下車と、横浜からだと、2日の「横堀海岸&油壷温泉でリラックス」のときに寄れたのではと思えるほどの距離だった。
そして、この日は七夕だったので、短冊に願い事を書いて納めるというイベントもやっていたので、さっそくやってみることにした。
そして、社務所で御朱印をもらったのだが、私はこの時まで賞品を引き換えられるのが、2つの神社だけしかないということを知らなくて、スタッフの女性に「また、ここか浅草神社に行かないといけないんですよ」と言われてしまった。
とりあえず、海南神社は自宅から遠いので、浅草神社に行くことになるだろうな。(笑)
ランチ@三崎港 蔵
海南神社での参拝を終えた私は、ちょうどランチタイムの時間になっていたので、参道沿いにあった「三崎港 蔵」というレストランで昼食を取ることにした。
やはり、三崎港まで来たのだから、まぐろを食さなければと頼んだのが、まぐろ小丼と自家製うどんがセット(1,650円)になったものだ。
店内は金曜日ということで空いていたので、ゆっくりと食事ができて良かったように思う。
三浦海岸で海水浴
さて、三崎港バス停からどうやって帰ろうかと考えていたのだが、往路で使った三崎口駅行きでなく、一つ先の三浦海岸駅行きのバス(海34・35 剱崎 三浦海岸駅 行き)があることがわかった。
これだと、2022年7月21日付の「海水浴場に至近の三浦白山神社」で紹介したように、三浦海岸(海水浴場)を通るので、ダイレクトにアクセスできるのだ。
バス停で言えば、白山神社から上宮田に至るまでのいずれかで下車すればいいのだが、私は菊名バス停で下りることにした。
公式の海水浴場のオープンは7月8日(翌日)だったのだが、ビーチにはチラホラと人がいる。
水着はあらかじめ着込んでいて、短パンを脱ぐだけで泳げるように準備はしてきたので、更衣室がなくとも私の場合は何の問題もない。
水も思ったよりも綺麗だったので、さっそく海水浴を楽しむことにする。
陸地では近くにいた人に撮影を頼めるのだが、さすがに海に入っている人は数少ないので、そういうときは防水デジカメのFinePix XP120の出番だ。
せっかくなので、何で私のようなオヤジが平気で水着になれるかというと、平成旅日記でもビーチリゾートへ行ったことは詳細に書いているが、要は、1991年夏のトルコ・ギリシャ旅行が大きな転機だったように思う。
このときはトルコのマルマリス(Marmaris)からギリシャのロドス島(Rhodes Island)へ渡ったのだが、そのロドス島でビーチリゾートへ行ったのだ。
まあ、こんな私でも20代の若者だったということもあるけどね。
このときに私はこう旅行記に記している。
このビーチではこういうトップレスの女性がいたるところで見られるのだ。
見ていても決して卑猥な感じはしない。
むしろ、開放的で明るい雰囲気だろう。結局、私たちはデッキチェアの上で起きたり、寝たり、まるで腹筋運動みたいなことを繰り返したのだった。
あとは海中での必死の立ち泳ぎだ。
友人曰く、これらを『頑張れ! Nippon』と呼んだ。(そして翌日)
ところが、日本と違ってここでは様々な年齢層の人が日光浴を楽しんでいる。
と、いうことは見たくないものを見せられることもあるということを気に留めておいた方がいい。
要はロケーションによって運不運があるということだね。
遊びに行く前に神にでも祈るかい?
私が言いたいのは、エーゲ海リゾートで、トップレスの女性に感動したことではなく、人の目を気にするバカらしさだ。
ここで、マスクの話題など出したくないが、未だに酷暑の中でマスクを付けている人が、私の体感で4割程度いて(かなり減ったとは思うが)、エレベーターに乗り込んでくるなり、「暑いな~」と叫ぶ人もいる。
私は彼らに「暑いならマスクを外せばいいじゃないですか」と言ってやるが、誰も外そうとしないばかりか、黙りこくって人目を憚るように立ち去る人ばかりだ。(殴りかかられないだけマシか?)
もはや人の目対策でしかないマスク、こんなバカバカしい文化が廃れないのも、日本人が人の目ばかりを気にしているからだ。
マスクだけではない。
コロナ禍の3年間(一応、マスク自由化(313)で終わりを告げたと推定する)、SNSを見た限り、旅行に行くか行かないかでも人の目を気にする人は多かった。
それが人生における楽しみの多くを奪っていることに、日本人が気づくのはいつのことだろうか。
ということで、「京急夏詣+ワン」のシリーズはしばらく続くので、お付き合いいただければ幸いである。
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