去る5月2日は通院透析に当たっていたのだが、通院先のベッドで川合式デイトレードを敢行することにした。
私にとっては、ゴールデンウイークならず、昨日に引き続き、ホスピタルウイークの一日だ。
もっとも、透析の日は通院前の「居合抜き1分トレード」だけで撤収することも多いのだが、この日は新興市場株のトレードもしてみた。
居合抜き1分トレード
5月2日は、1日の日経平均先物夜間取引の終値が、29,260円と前日比100円高と、プラスで終わったのに対し、米国市場は、5月1日のNYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、34,051.70ドルと4月28日の終値に比べて46.46ドル安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、12,212.60ポイントと4月28日の終値に比べて13.98ポイント安となり、日本市場は方向感のない動きになることが予想された。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
Sansan~寄り付きで空売りできず損切
Sansan(コード:4443)は、単元株当たりの価格帯が10万円台と、「居合抜き1分トレード」の候補銘柄の中では値動きが軽いので、比較的トレードがしやすい。
そう思って、この日も売りでいけそうな「居合抜きツール」の形状だったので、トライをしてみたのだが、クリニックで準備にもたもたしているうちに、寄り付き(1,746円)で空売りすることができず、途中参戦してみたのだが、あえなく反騰に巻き込まれて損切の憂き目にあった。
結果的には真の意味での「居合抜き1分トレード」ができていれば、1%利確は容易にできていた。
千葉銀行~途中参戦でも売りで1%利確
千葉銀行(コード:8331)は、2023年1月19日に「居合抜きツール」の常設銘柄となったものだ。
川合ツールに、ネット金融業を除くオールドエコノミーの代表たる銀行や証券株が来ることはあまりないのだが、それが常設銘柄となったことで、千葉銀行の日々の出来高がそれほどに多いのかと驚いたものだ。
ただ、このことは米国の金融不安がニュースになったときには不幸中の幸いで、絶好の空売り候補となるのだ。
事実、1日にロイターで「米ファースト銀、公的管理下に JPモルガンが全預金引き継ぎ」と報じられた翌日のチャートはご覧のとおりだ。
新興市場株のトレード~Aimingの空売り成功
5月2日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから一貫して上昇トレンドだったため、どちらかというと「急騰傍受ツール(買い推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じだった。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
東証マザーズ指数が上昇トレンドの中で、「トルネード1%ツール(空売り推奨)」でシグナルが出た銘柄の一つがAiming(銘柄コード:3911)だった。
9時25分に、この銘柄のシグナルが出たとき、株価が556円、前日出来高比が5.71倍、前日5MA比が19.2%と空売りにはほぼ理想的な状況だった。
そして、しばらく様子を見た私は、トレンドが下落に転じたことを確認して空売りを仕掛けた。
建値が558円、指値が2%利確ライン(546円)、首尾よく決済できたというわけだ。
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