マスク着用が自由化されてもマスクを外せない日本人

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3層不織布マスク 50枚入

2023年3月13日、厚生労働省は「マスクの着用の考え方について」ということで、

マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となりました。
本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、ご配慮をお願いします。

となり、それまでも決して強制でも義務でもなかったマスク着用が完全に任意となった。

しかしながら、街中を見渡せば、一部の人を除いて、相変わらずマスクゾンビの行列、なぜこうなるのか私なりの検証をしてみたいと思う。

マスク着用を事実上強制し続ける「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」

ローソンいずみ野店

日本人というのは、実にこういうのが好きだ。
自由と言いながら別の規則を作って縛り上げる。

中学校ブラック校則メンタリティ、法律や政府が何と言おうと、ローカルなルールが構成員のすべてを縛る。
そこで、良い子だった生徒が成人し、ブラック社則に対してもおかしいとも感じないようになり、こういった謎ルールにも唯々諾々と従う良い子が完成する。

小売り12団体が適用している2023年(令和5年)2月24日付「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」にはこう書かれている。

  1. 令和5年5月8日をもって、ガイドラインを廃止する。
  2. 令和5年3月13日以降、マスクの着用については、現行のガイドラインの記載によらず、政府方針に基づき、統一的な着用推奨は行わずに、着用は個人の判断に委ねることとする。
    なお、事業者個々の判断として、感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されるものとする。

これゆえに、コンビニなどの店員は相変わらずマスク着用を強制されるわけである。
事業者個々と書いてあるが、横並び大好きな日本人は、ほぼすべての会社がそうするだろう。
小売業以外の会社もだ・・・もはや笑止以外の何物でもない。

そこで、私は思うわけだ。
皮膚炎や肌荒れが酷くなって、私のようにマスクができなくなった従業員はどうなるのか。

私が2022年3月19日付で書いた「令和ニッポンの大罪~マスクできなければ人権なし」は脈々と続くのである。
少なくとも2023年5月7日までは・・・

狂気のマスク我慢大会、解雇、不採用だ。
これらが不当労働行為などの問題になることはない。
なぜなら、令和時代の日本は、まさにマスク真理帝国だからだ。

強圧的な同調圧力社会、息苦しい相互監視社会の中で

東京駅

2023年2月16日付の集英社オンラインの記事、マスク自由化(313)に先立って街頭インタビューをしたものが掲載されているが、まさに日本のすべてをこのアンケート結果は示している。

〈マスク着用・今日からどうする?〉新橋のサラリーマン100人に聞いたら “脱マスク”するは0人! 本音は外したいけど…「非常識なヤツと思われるのは嫌ですから」

3月13日以降、マスクを「着用する」「着用しない」「場合による」の3択で聞いたところ、結果は以下のとおりとなった。

着用する  57人
着用しない  0人
場合による 43人

もはや、日本のサラリーマンを取り巻く同調圧力、相互監視社会がこの結果に表れている。

場合による・・・ははは、周囲がしなくなれば外すということだが、サラリーマンというか日本人の多くがそう考えている以上、少なくとも、2023年5月7日まではマスクは外せない
要は、着用率ほぼ100%、新橋に限らず、都会のターミナル駅を見れば一目瞭然だ。

〈渋谷の若者100人に聞いた!〉3月13日以降も「マスクを着け続ける」は28%。様子見派が多数も「女子高生時代の思い出がマスクだらけなんて悲しい! ソッコーで外す~」との声も…

渋谷で100人に対してアンケートをおこない、その実態を調査。その結果はというと……

着用する  28人
着用しない  7人
場合による 64人

マスクを外すと回答したのはわずか7人、ここでも場合によるという回答が最多、そんなに人の目が気になるのかね。

ここで、サラリーマンが、なぜに若者と違って、マスクを外すと回答した人が皆無なのか。

それは、日本のサラリーマンを取り巻くノー休暇メンタリティが色濃く出ている。
エクスペディアの調査による日本のサラリーマンが有給休暇を取れない理由と、マスクを取れない理由に共通するのは気兼ねだ。
マスク如きで気兼ねしているようでは、長期の有給休暇の取得など夢なのではなかろうか。

屋外でマスク着用を続ける「面倒くさい」メンタリティ

五浦観光ホテル 別館 大観荘

日本人の多くはマスク自由化(313)前に、厚生労働省が屋外ではマスク不要とアナウンスしてもマスクを付け続けた。

私はこのことについていろいろ書いてきたが、日本人に巣食う「面倒くさい」メンタリティが要因の一つではないかと思った。

つまり、屋内ではマスク着用を要請され、屋外ではマスク不要と言われたら、マスクを付けたり外したりという行為が生じる可能性が高かった。
日本人の多くは、マスクの着脱を繰り返すくらいなら、付け続けるという選択をしたのだ。

理由は「面倒くさい」から・・・
素肌の健康を保つ上では、マスクの着脱は必須なのだが、日本人の多くは「面倒くさい」と言ってやらない。

マスク自由化(313)の前でも、ほとんどの場合、屋内でマスクを付け忘れてもどうということはなかったのだが、日本人の多くはそう思わない。
誰かに何かを言われることがイヤなのだ。
私の経験からはそんなことはほとんどないし、言われたら言い返せばいいだろうと、私は思うのだが、日本人は意見の対立を軋轢と取るから、そういうこと自体を嫌がる。

この「面倒くさい」というメンタリティは、日本人に巣食う病巣の一つだ。
これからの時代は投資や副業が必須だよと言われてもやらない、ブラック企業にいて年中愚痴をこぼしているのに転職活動に動かないなどのことが起こり得る。

このために、日本人が実は勤勉でなく、おそろしく怠惰ではないかと言っている人もいる。
私は、日本人が「面倒くさい」メンタリティを持つ理由をこう分析している。

つまり、普段の仕事で、古い体質の組織ほど、ゼロリスク信仰からくる、「参考までにジョブ」と、「念のためドキュメント」が横行している。
これらは徒労の割に報われることはない。
それが故に、日々疲弊し、余計なこと(余計ではないのだが)をする気が失せるのだ。

最後に

頭を抱えるビジネスマン

2023年3月16日付で中川淳一郎氏は「マスクはこれまでも任意だったのに…それでもマスクを手放せない日本人の『「事なかれ志向』は実に情けない」とプレジデント誌に寄稿している。

その中で彼は

日本人は、とことん「決定する」ことが苦手な人々だ。理由は、何かしらの決定をしてしまうと、その後の動向次第では自分に非難が寄せられてしまうからである。

そう、非難と言わないまでも、上述したように、日本人は誰かに何かを言われることがイヤなのだ。

そうなるくらいなら、自分が我慢をするという選択になる。
有給休暇を取れないサラリーマンのメカニズムと全く同じだ。

2022年6月12日付のプレジデント誌の記事で、現職医師の大和田潔氏が「『マスクは人の目を気にして着用するものではない』現役医師が”マスク離れ”できない人たちに伝えたいこと」と寄稿し、マスクの常時着用はむしろ健康リスクを高めると言っている。

未だにマスク信仰の塊のような人たちは、こういった記事もたまには読んだらいかがだろうか。

幸いに、2023年3月13日以降、これまで「マスク、マスク」と言っていた施設(病院や薬局も含めて)に入るときにマスクなしで行っても何も言われなくなった。
そう考えると、マスクって感染防止対策に役に立っていたのかと疑問に思うだろう。
あれは、私が感じたように「マスク皮膚炎で再通院して感じた利権とバカの壁」だったのだ。

また、5月8日には「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」が廃止されるとある。
コンビニやレストランの店員がマスクを外して、ホントの意味でコロナ禍前の正常な姿に戻ればいいのだが、果たしてどうなることだろうか。

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