2023年2月12日、13日の1泊2日で、私は会津の奥座敷と言われる東山温泉へ泊まりに行った。
往路は、郡山から快速「風っこストーブ喜多方号」に乗り、大内宿を見学して、快晴の元で、雪景色の会津を堪能できた。
東北新幹線「やまびこ123号」(東京 7:12-8:30 郡山)
快速「風っこストーブ喜多方号」の郡山発の時刻が9時4分のため、私は、それに間に合わせるように、「やまびこ123号」に乗ることにした。
実のところ、もう一本後の「やまびこ125号」(東京 7:40-8:56 郡山)でも間に合ったのだが、乗り換えに余裕を持たせるために早めに出たのだ。
車内は、指定席を取る必要もなく空いていたのだが、意外なことに充電用のコンセントが付いていなかった。
車掌に聞くと、古いタイプの車両だからという理由なのだが、新幹線で充電用のコンセントがないとは思わなかった。
快速「風っこストーブ喜多方号」(郡山 9:04-11:05 会津若松)
当初の予定では、快速「風っこストーブ喜多方号」には終点まで乗り通すつもりだった。
それを会津若松で下車したのは、翌日(13日)の天気予報が芳しくなく、せっかくの好天を大内宿見学に生かしたいと思ったからだ。
喜多方の観光は、私が腎疾患を患う前の、2020年11月28日に「喜多方日帰り旅その1~七日町でスイーツ&ラーメン神社に参拝」でしており、今回はせいぜいラーメンを食しに行こうと思っただけなので、13日に回すことにしたのだ。
郡山駅
郡山駅では「鳴子温泉へのストーブ列車で餅を焼いてみた」の時のような、始発駅でのお見送りイベントは行われず、静かな旅立ちとなった。
今回はストーブ列車を楽しむためのグッズもバッチリと持参したので、こんなことなら新幹線を後続の「やまびこ125号」にしても良かったかなと思った。
ストーブ列車の楽しみ
前回のときと違って、今回はさっそくストーブの周囲で焼き物をする人たちがたくさんいた。
私も持参したお餅がメインなのだが、中にはかまぼこやスルメを焼いている人もいるし、コーヒーを沸かしている人もいた。
前回のときも思ったのだが、この列車は座席のスペースが狭いので、持参した荷物やコート類を置くところに困る。
多くの人は上着を着たまま列車に乗っていたのだが、それほど暑くないから良かったのかな。
途中、磐梯山だと思うが、晴天に映える山が綺麗だったので写真に収める。
今は、大怪我の後遺症でドクターストップがかかっているが、スキーを楽しむには絶好の天気だと思った。
会津若松駅
快速「風っこストーブ喜多方号」は郡山を出発した後、磐梯熱海で18分の停車時間があったが、特筆すべきイベントはなく、その後は、猪苗代、磐梯町に停車した後は、一路、会津若松まで走り通した。
会津若松に着く前に、会津若松から大内宿にうまく行けるか調べると、非常にスムーズに乗り継げるのと、この日が快晴だったこともあって、途中下車をすることにした。
それと、会津若松でストーブを消すとのアナウンスがあったので、それならばと予定を変更したのだ。
会津鉄道と猿游号(会津若松 11:25-12:04 湯野上温泉 12:10-12:30 大内宿入口)
会津若松駅の観光案内所で大内宿へ行きたいと言ったら、バス(猿游号)とセットになった割引乗車券を売ってくれた。
駅の案内所にいた台湾人の女性2人組も同じところへ行くらしく、大内宿は外国人にも人気の観光スポットなのだと思った。
会津鉄道の列車は1両編成なので、日曜日の好天ということもあって、遅れて行った私は座る席がないほど混んでいた。
湯野上温泉駅からは、大内宿へ行く連絡バスに乗るのだが、これも当然に満員、聞こえてくるのは中国語ばかりで、どうやら台湾人の団体ツアーらしかった。
大内宿
大内宿雪まつりは、2023年(令和5年)2月5日から11日までの開催とあったが、12日もその名残があった。
この日は、好天の日曜日ということもあって、食事をするところも混んでいそうな感じだった。
名物がねぎそばということだったのだが、1時間半で観光と食事を済ませるというのは厳しそうだった。
大内宿の中は白い雪が青い空に映えて素敵な絵を描いている。
バスの停留所から大内宿に入り、しばらく歩くと、高倉神社の一の鳥居が見えてくる。
ここで、神社の方へ行かなければ、ねぎそばを食す時間が取れたように思うが、雪道の中を歩いて行くのはやはり無理があっただろうか。
会津若松の観光案内所でもらった地図を見ると、高倉神社の鳥居は全部で三つあるようで、奥に行くに従って人はいなくなっていた。
第二の鳥居を過ぎると、さすがにひとけがなくなる。
第三の鳥居を過ぎると神社はもうすぐだ。
近くには小川が流れていて、真夏なら足を浸して涼めそうだ。
高倉神社に到着、社務所があるかどうか見回したが、そういったものはなさそうだった。
賽銭を入れ、参拝を済ませて神社を後にする。
高倉神社に寄り道をしたので、子安観音や見晴台などに行っている時間がなくなってしまった。
食事もねぎそばを食す時間がなくなり、軽食とコーヒーで済ませて帰りを急ぐ。
さすがに雪まつりの名残があるうちは絵になる写真が多く撮れていい感じだ。
大内宿の滞在時間は約1時間、今となっては2時間くらいあっても良かったかなと思えるが、こればかりは乗り継ぎの都合で仕方ないのだろうな。
猿游号と会津鉄道(大内宿入口 13:55-14:15 湯野上温泉 14:43-15:25 会津若松)
湯野上温泉駅へ行くバスは2台もでるほど混雑していた。
それも無理からぬことで、この後のバスだと会津鉄道への乗り継ぎが悪く、駅周辺で時間を潰すところがないと厳しいからだ。
湯野上温泉駅は駅舎も絵になるところで、私のそばにいた台湾人グループがニコニコしながら写真を撮りまくっていた。
彼らが雪景色が好きなのは事実のようで、会津にも雪を見に来たと言っていた。
会津鉄道の列車は、1両編成ということと、日曜日だということもあって、往路同様に混んでいた。
幸いに座れたのだが、列車の本数も少なく、今日(12日)に大内宿に行ったのは正解だったようだ。
くつろぎ宿 千代滝
会津若松駅に戻った私は、駅の案内所で千代滝への行き方を聞いたところ、まちなか周遊バス(あかべぇ)に乗って会津武家屋敷前で下車すれば、そこまでホテルの送迎車が来てくれると言ってくれた。
千代滝に着いたときには陽も落ちていた。
チェックインを済ませ、温泉に浸かって疲れを癒した。
夕食はビュッフェスタイルのものだったので、自分の好きな料理を取ってきて食す。
まあ、それはいいのだが、コロナ禍のニューノーマルなのか、料理を取るときのマスクにビニール手袋、いつまでそんなことをやるのやら・・・
第一、マスクやビニール手袋が新型コロナウイルスの感染防止になるか否かの検証を、厚生労働省任せにせずに、各企業は独自にやろうという意思はないのだろうか。
日本人の9割以上が食事と睡眠、入浴時を除いてマスクをするという狂気の状態で、第7波とか第8波とか言っている段階でおかしいとは思わないのか。
私のようにマスクができない人間からすると、マスクに対する各施設の温度差を明確に知ることができる。
多くのところは、マスクなどしていようが、してなかろうが、スルーしてくれるが、3月に向けてノーマルに戻る準備ができているこうした施設とは裏腹に、永久に顧客にマスクをさせるのかと言いたくなるようなレベルの施設も存在する。
ただ、2023年2月10日付のNHK News WEBでは「マスク着用 “3月13日からは個人の判断で” 政府が決定」とあるが、
マスクの着用について、3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねるとした上で、医療機関を受診する際や通勤ラッシュ時といった混雑した電車やバスに乗る際などには、マスクの着用を推奨するなどとした方針を決定しました。
とあるので、3月以降も高齢者と組織に従順なサラリーマンはマスク着用100%近く、総じても日本人のマスク着用率は9割が8割になる程度と私は見ている。
まあ、したい奴は永久にマスク(日本の国民服)をしていてくれよ!(笑)
2023年2月 会津の旅のトピックス
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