2022年11月の川合式デイトレードは、21日付の「川合式居合抜き1分トレードが不調だが」に代表されるように、今一つの調子である。
しかしながら、22日のトレードは自分でもかなりうまくいったのではないかと自負できる成績を残すことができた。
居合抜き1分トレード
11月22日は、21日の日経平均先物夜間取引の終値が、28,040円と前日比70円高と、若干のプラスで終わったのに対し、米国市場は、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、33,700.28ドルと18日の終値に比べて45.41安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)も、11,024.51ポイントと18日の終値に比べて121.55ポイント安となり、日本市場は方向感に乏しい展開が予想できた。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
ダブル・スコープ~寄り付きで買えずとも1%利確
ダブル・スコープ(コード:6619)は22日の「居合抜き1分トレード」の候補銘柄に入れてあったものの、9時前に発注できすに、寄り付き後に買いを入れたものだ。
チャートを見る限り、かなり際どいトレードになった感じだが、9時6分の高値(1,829円)までには決済できたようで、下手すれば損切になりかねないチャート形状だったことは今後の教訓としたい。
やはり、寄り付きで発注し、0.5%あるいは1%の利確を狙うのが「居合抜き1分トレード」の定石なので、ルールは厳格に守っていきたい。
川崎重工業~逆行高でマイナス1%損切
「居合抜きツール」では売りで行けそうだった川崎重工業(コード:7012)、チャートの形状からすれば我慢していれば利確できた感じだが、寄り付き直後は逆行高となり、マイナス1%のラインで損切の憂き目に遭った。
もっとも、定石とおりにマイナス2%にしていれば、反落して利確できていたのだが、こればかりは運もあるので、さっさと損切りして挽回の機会を得られたことで良しとしたい。
大阪ガス~危なげなく1%利確
大阪ガス(コード:9532)は、この日の買いトレード候補としては、「居合抜きツール」の形状がなかなか良かったので、あっさりとゴーサインを出した。
結果は、寄り付き(2,115円)からほぼ一直線に上げたので、数分で1%利確できた。
常にこうであればどんなに楽なことかと思える一瞬だった。
新興市場株のトレード
11月22日の東証マザーズ指数は、寄り付き直後の急騰後は下落トレンドになっていたので、川合ツールも「急騰傍受ツール(買い推奨)」よりは、「トルネード1%ツール(空売り推奨)」の方を優先して見ればいいと言えた。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
シライ電子工業~トルネード1%ツールを生かして利確
9時28分に「トルネード1%ツール(空売り推奨)」でシライ電子工業(コード:6658)のシグナル4が点灯したとき、株価599円、前日出来高比3.31倍、前日5MA比が19.0%と、空売りを仕掛けるには好都合な状況だった。
さらには、1分足のチャートが下落トレンドに傾き始めており、これはいけると売り仕掛けをした。
結果は文句なしの2%利確、これほどまでにうまくいくことはあまりないのだが、シグナルもチャートの形状も完璧に空売りOKを示唆し、そして首尾よくうまくいったケースだった。
キャンバス~急騰傍受ツールを生かして利確
キャンバス(コード:4575)に関するシグナルを最初に見たのは「トルネード1%ツール(空売り推奨)」の方だった。
しかしながら、チャートの形状があざ笑い銘柄っぽい(逆行高する可能性が高い)ので、どうしようかと思っていたところに、「急騰傍受(買い推奨)」もシグナルが出たので、買いでゴーサインを出したものだ。
結果は808円の建値に対して、ストップ高まで行くのではないかと、逆指値だけを設定したところ、9時55分の高値から下落して824円のところで利確tとなった。
ストップ高は欲張り過ぎという気もしたが、2%利確となったので、良しとしたい。
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