9月25日の伊勢原大神宮への参拝の折、小田急線の伊勢原駅と言えば、大山の玄関口でもあると再認識することになったので、26日は平日で空いているだろうと、大山阿夫利神社への参拝と、六滝めぐりをすることにした。
多くの人は、大山はハイキングのメッカという認識で、大山阿夫利神社の下社から本社への道のりを行くと思うのだが、健常者で片道1時間半かかるというので、私は最初から下社だけで諦めることにした。
ハイキングと言えば、2019年12月10日の負傷事故以降では、「高尾山のハイキングは究極のリハビリ」と書いた2020年10月5日付のコラムが思い出されるが、このときは腎疾患とは無縁の健康体だったので、そう考えると、突然のこととはいえ、腎臓を病むということは、気力も体力も失われるのだと改めて思う。
大山阿夫利神社(下社)参拝
大山阿夫利神社は、小田急線の伊勢原駅北口からバス(神奈中バス:伊11系統)で大山ケーブルまで行き、そこから、こま参道を15分かけて歩き、さらに大山ケーブルカーに乗らないといけないので、だいたい1時間程度はかかることになる。
私は、こま参道を歩いている段階で、相当の疲れを感じていたので、一般のハイカーのように、大山阿夫利神社の下社から本社へのハイキング(登山と言うかも・・・笑)を敢行するのはとうてい無理だと思った。
神社に到着した私は、いつものように参拝をしてから境内を見渡してみる。
富士山の岩を用いて復興された五頭からなる大山獅子、参拝の記念に写真を撮ってもらう。
まあ、私の恰好は、とうてい秋口にハイキングや登山をするスタイルではないわな。(笑)
ごま木に願い事と、住所氏名を記入され、祈りを込め神火の灯った「懇折の神爐」にてお焚きあげください。
とあったので、 私もそれをやってみた。
ここは、さすがにハイキングのメッカだけあって、平日の割には参拝客も多かったのだが、三密になるほど行列ができるところはなかった。
それでもほとんどの人はマスクをしていたのだが、そんな恰好でハイキングをして息苦しくないのかと思う。
私ならマスクをしてハイキングをすることなどできないが、もういい加減にマスクは必要最低限にしたらいかがだろうか。
大山ケーブルカーで下山
大山阿夫利神社での参拝を終えた私は、一目散に大山ケーブルカーの乗り場へと向かった。
時計はすでに12時を回っていて、お腹も減ったので、食事をしたかったからだ。
私がここで見落としたのは、大山六滝のうち、二重滝だけは、阿夫利神社の下社から見晴台へと続く登山道の途中にあるので、ケーブルカーで下山してしまうと行けないのだが、ここは次回以降にしたいと思う。
猪鍋のランチ@かんき楼
私が昼食を取ったところは、ケーブルカーから降りて、元滝の近くにある「かんき楼」というレストランだ。
大山は猪鍋ととうふ料理が名物のようで、こま参道沿いのレストランではたいていのところで、これらの料理が食べられる。
私は、これからも滝めぐりが待っているので、とうふ料理でなく、猪鍋をいただくことにした。
鍋料理なので、夏場でもやっているのかなと思ったら、1年中提供されているとのことだった。
大山六滝めぐり
大山六滝とは、二重滝、八段の滝、元滝(不動滝)、良弁滝、愛宕滝、禊の大滝のことを指し、伊勢原市観光協会曰く、パワースポットとしても有名だそうだ。
このうち、二重滝は上述のように私が見逃してしまったので、次回以降のリベンジの対象にしようと思うが、八段の滝というのは、今では立ち入ることができないというので、実際に行けるのは五か所ということになろうか。
元滝(不動滝)
大山ケーブルカーの麓駅の近くにあるのが元滝(不動滝)で、滝の上に不動明王の石像があることから不動滝とも呼ばれていたそうだ。
良弁滝(ろうべんたき)
こま参道を下り、大山ケーブルバス停を過ぎて、さらに下り坂を行くと、良弁滝バス停があるので、そこから脇道に逸れたところに滝がある。
滝と言ってもこの日は水量が少なかったので、立て看板がなければ全くわからなかった。(笑)
愛宕滝
良弁滝からさらに下ると愛宕滝へたどり着くことができる。
バスの時間が合えば、ここも愛宕滝バス停からアクセスできるので、疲れているときは乗るといいだろう。
ここはそれなりの水量があるので、大山詣での参詣者たちが身を清めた滝と言われると、おお~そうなのかと思う。
実際に、私もここで水浴びでもしようかと思ったのだが、次の禊の大滝へ行かないといけないので、写真を撮るだけに留めた。
禊の大滝~途中で挫折
社務局入口バス停のそばに「大山古道、禊の大滝」という案内板があるので、そこから林道を進むと滝にたどり着けるらしい。
かつては、ここで滝行をしたというし、現代でもやった人がいるというコラムを読んだので、それなりに期待して行ってみることにした。
300メートルくらいなら楽勝だろうと思ったら、整備された普通の一般道ではなく、林道を進むことになる。
ほかの滝は一般道沿いにあったので、私にとっては意外な難所を進まないといけないことに途中で諦めてしまった。
何しろ、入口以外のところに案内板はないし、こちらでいいのかと疑心暗鬼になったからだ。
こうした沢沿いの道を行くのだが、いつ到着するのかわからないのと、疲れがピークに達して、林道から転げ落ちると危険なので、この日は撤退することにした。
元のところに戻ってきたとき、社務局入口バス停のそばにあるたけだ旅館のスタッフに聞くと、どうやら私の行った道は正しかったと言うので、「なんだもう少しで着いたのか」と思い、疲れがどっと出た。
もちろん、この日にリベンジする気にはならなかったので、次回以降の楽しみに取っておこうと思う。
2022年9月 丹沢大山国定公園行きのトピックス
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