12月6日の川合式デイトレード(トリプルメソッド)は、寄り付き直後からボロ負けの様相を呈していた。
売建した主力トレード銘柄が、あっという間に逆行して、大きな含み損を抱えたからだ。
幸いに、損切ラインを前に戻ったことで、辛うじてボロ負けを逃れたものの、1日トータルで勝てる感じではなく、下手すれば2日のトレードで「やってしまった失敗トレードの典型は往復ビンタの損失」の二の舞を演じかねないところだった。
それを防いだのは2日のトレードの教訓、単純に言えば自制であった。
私が海外でやっている「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
私が6日に買建したファーマフーズ(コード:2929)は、悪い言い方をすれば遊びの要素が多分にあった。
3日付で報じられた「ファーマFの第1四半期は営業利益が大幅黒字転換」によって、6日の寄り付き価格は高騰し、9時10分を過ぎても約定しなかった。
川合式デイトレードの定石で言えば、9時2分30秒を超えて寄り付かなければ、発注取り消しなのだが、100株ということもあって、うまくすれば大化けも期待できたため、そのまま放置した。
結果は、寄り付きから乱高下し、1%利確はしたものの、下手すればボロ負けコースを辿っていただけに、川合式の定石に従ってやるべきというのが骨身に染みた一日だった。
この日、良品計画(コード:7453)に関して、売建をすることに何の逡巡もなかった。
日足形状は完全に下落トレンド、時間の経過とともに成行売りが増え、気配値を示す折れ線グラフも右肩下がりだった。
それゆえに300株を勝負したわけだが、無情にも寄り付きから逆行し、マイナス2%の損切ラインも軽々と突破した。
ここで、私は成行で決済しようと思ったのだが、少しの停滞の後、下落を始めたので、マイナス3%ラインに損切を設定して放置した。
9時半を過ぎると、おおお~という感じでマイナス幅がなくなり、プラスにも転じたのだが、長続きはせず、再上昇したところで、成行決済した。
自分としては相当に自信があったのだが、何か盲点があったのか、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の川合一啓さんに質問をしてみた。
(12/6の良品計画は)売り判断可能なパターンではあります。
ですので、ツール上では仕方のない負けとなりますが、経験上、売りエントリーは買いエントリーできる形状がない時のみ、とすることで勝率が安定します。
また、(良品計画は)連日下落しており、特にこの数日間は出来高を伴い大きく下落していました。
マニュアルにて連騰している日足形状は利確売りの可能性があり、買いでのエントリーを見送るという解説がありますように、売りでも続落からの安値感での買いが入るかもしれない形状であると見ることもできましたので、見送り判断されてもよかったかもしれません。
という回答が返ってきた。
今回のトレードによる損失は、「居合抜きツール」からは避けようがないものであったが、それを最小限に抑え、さらに、ヤケになって新興市場株をトレードするといった暴挙を自制できたことで良しとしたい。
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