富士山麓へのドライブ旅行(2021年ゴールデンウイーク 後編)

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サニーデリゾート

屋根に響く雨音と雷鳴を聞きながら堪能したバーベキューから一夜明けた翌日は、サニーデリゾートのコテージに木漏れ日が注ぐ快適な朝から始まった。
朝食前に河口湖畔まで散歩に出かけたメンバーもいて、とても綺麗な富士山が見られたと言っていた。

昨夜は雨の中を転倒しないように視線を下方に向けて歩いていたので、どんなところに泊まるのか全くわからなかったが、こうして写真で見ると、なかなか趣のある建物にも見える。
今日も盛りだくさんな日程が組まれているが、果たしてすべてをこなすことができるだろうか。

河口湖畔から富士山を望む

サニーデリゾート

二日目の朝食は、あらっきーシェフ特製の「朝カレー」だ。
これにメロンとパイナップルが加わって、何だか豪勢な朝食になっている。
出発は午前9時、今日はアウトドアのアクティビティが多いので、天気がこのまま持ってくれればいいと思う。

河口湖

これらは河口湖畔から見た富士山の景観、上は、ほかのメンバーが朝食前に散歩に行ったときのもの、山にほとんど雲がかかっていなかったようだが、下の写真(9時過ぎ)ではかなりかかってきている。
山の天気は変わりやすいというのが如実にわかる絵だ。

河口湖

河口浅間神社と天空の鳥居

河口浅間神社

コテージをチェックアウトして向かったのは、天空の鳥居があると言われる河口浅間神社だ。
いつもの山梨ツアーだと、北口本宮冨士浅間神社の恵毘寿社祭に合わせて来るので、そちらに行くことが多いが、今回行ったところでは新たな発見があった。

河口浅間神社

これがパワースポットである七本杉の中の一つ、同行者の一人はビリビリと感じるものがあると言っていた。
私は鈍感なのか、あまり気を感じることはないのだが、そのようなオーラが出ているらしい。

河口浅間神社

そして、ここでのハイライトが鳥居と富士山が一緒に見える「天空の鳥居」だ。
御朱印も独自のものが発行されていて、多くの人がここで写真を撮っている。

河口浅間神社

ここの近くには、富士山や河口湖が一望できる「Retreat camp まほろば」があり、メンバーの何人かが次回はここに泊まりたいと話していた。

まあ、ここに来るならやっぱり夏の時期だろうと思うが、いかがなものだろうか。

河口浅間神社

ところで、昨日のコラムでも書いたが、再度書かせていただく。
新屋山神社でもそうだったが、ガラガラの神社の境内でもマスク、マスクと張り紙があるのだが、せめて屋内のみに限定するとか、初詣などの混雑時に限ったらいかがなものか。

2021年4月28日付の「総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ」の記事「米国テキサス州ではマスク着用義務を撤廃、1か月後の結果は・・・ 」では、現職のドクターもこう書いている。

日本は一度決めたルールを簡単に変える事などしない。
マスクに関して言えば、むしろ必要とすべき場所を限定するべきであり、それこそが、国民への感染対策への意識が高まると思う。

寒くもないのに屋外でも99%の人がマスクをしているようでは、何時まで経っても、コロナ禍は収束しないと私は思う。
マスク着用のメリハリをつけた方が、テレビなどでの『気の緩みが感染拡大⁉️』とやらも、改善するかもしれない。

富士芝桜まつり

富士芝桜まつり

午後になると天気が崩れる予報だったことから、急遽予定を変更してやってきたのが、富士芝桜まつり(4月17日から5月30日開催)の会場だ。

入場料は800円なのだが、前売り入園券 WEBチケット(1日券)(当日購入可、キャンセル不可)を買えば700円、私の場合は身体障害者手帳の提示で600円にできた。

富士芝桜まつり

駐車場が混んでいたので、ある程度は予想できたが、ここはゴールデンウイーク本来の混み方をしていたように思う。

緊急事態宣言下の首都圏を大挙して脱出したのかと思えるくらい人がいて、私でさえ、屋外なのにマスクをする必要がありそうに感じるほどだった。

富士芝桜まつり

2018年5月の山梨ツアーでここに来たときは、綺麗な富士山をバックに写真を撮れたのだが、今回は山に雲がかかって絵にならなくなっていた。

天気予報通り、午後1時前になると、下界にも雨が降り始め、早々に退散するハメになったのは残念だった。

白糸ノ滝(白糸の滝・音止の滝)

白糸の滝

雨が降り始めた富士本栖湖リゾート(富士芝桜まつりの会場)を後にし、私たちは、静岡県富士宮市にある白糸ノ滝(白糸の滝・音止の滝)へと向かった。

ここは、私にとって来たことがあるようでなかった場所、先ほどの富士芝桜まつりほどではないものの、ここも結構な人出であった。

白糸の滝

ここで、同行の仲間たちは下まで降りて行ったのだが、私は疲れていたこともあり自重しておいた。
おそらく、昨年8月の真鶴ツアーの途上でケープ真鶴へ行ったとき、バス停から海岸まで歩いた距離と大差ないかと思われたのだが、不測の事態が起こるのを防ぎたかったので、上から写真を撮るだけにした。

白糸の滝

それにしても人がたくさんいるように見える。
これだけいると、普段の通勤電車に乗っているのと何が違うのかと思えるほどだ。(笑)

音止の滝

一方の音止の滝は、優しそうなおばあさんが1人で切り盛りしている「美富士園」というカフェから眺めるのが良さげだ。

音止の滝

ここは、テラス席で滝を見ながら、手作りの大福と抹茶が飲めるところで、天気が良ければ最高に気持ちがいいと思う。

富岳風穴、鳴沢氷穴

富岳風穴

静岡県から再度山梨県に戻って、今回の旅路で最後の訪問地となったのは富岳風穴だ。

私たちは、当初、鳴沢氷穴へ行こうとしたのだが、待ち時間が30分以上あり、おまけに、竪穴のために、道中は滑りやすい階段ばかりと聞くに及んで、私は行くのはリスキーと判断した。
ほかの人が行くなら自分だけ土産物屋などで待っていようかと思ったが、比較的空いている風穴に行くとのことだったので、一緒に行くことにした。

富岳風穴

富岳風穴は待ち時間もなく、すんなりと入場することができた。
勾配もそれほどきつくなく、私でも比較的スムーズに観光することができる。

ただ、行列の長さから想定するに、氷穴の方が面白いのかなと思うが、行くなら空いている平日にすべきだろう。
ゴールデンウイークの密の状態を見ると、クラスターが起こるならここだなと思えるほどだった。

富岳風穴

午後4時過ぎ、全日程を終えた私たちは東京への帰途につく。
途中、さしたる渋滞もなかったため、往路と同じ3時間ほどで解散場所の新宿小田急パーク(新宿西口スバルビル跡地)に到着した。

最後になりますが、この2日間、シェフをやっていただいたあらっきーを始め、ドライバーをやってもらった方に感謝します。
そして、私の身体のことをご配慮いただいた皆様、ありがとうございます。
またのイベントの機会を楽しみにしております。

大人の修学旅行を終えて

新宿駅

新宿で同行メンバーとお別れした後で、私は相鉄・JR直通線に乗って自宅へと向かった。
その車中で閲覧した日経新聞の記事を見て、私は暗澹たる気持ちになった。

5月1日付の記事では「コロナ医療の病巣 機能不全の実相(上) 空き病床37万でも逼迫 『なんちゃって急性期』増殖」とあり、2日付の記事は「コロナ医療の病巣 機能不全の実相(下)  『患者より経営』の民間病院 転換促すのは政府」とあった。

私は、わずか1週間前に目にした4月22日付の東洋経済の記事「コロナ『医療逼迫』に『国民が我慢せよ』は筋違い」を思い出していた。

そして、ツアーの帰り際に見た、煌々と明かりは付いていたものの、酒の出せない新宿オクトーバーフェスト2021~SPRING~会場のうら寂しい状況を見るにつけ、やり切れない思いだけが募っていった。

2021年5月 富士山麓へのドライブ旅行のトピックス

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