アジアマイルにさようなら~マイルプラスキャッシュで特典交換

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ハロルル(Hallolulu)のデイパック

2020年6月1日付で掲載した「2020年版アジアマイルの新しい有効期限の制度とは」の中で、今年の11月末までに、手持ちの8,624マイルを、ライフスタイル特典(商品)と引き換えるか、手数料を払って、有効期限を更新するか決断しないといけないことを書いた。

そこでいろいろ調べた結果、マイルプラスキャッシュ(miles plus cash)を使うと、マイル残高が少なくとも、現金を併用すれば、すべてをライフスタイル特典(商品)に交換できるため、それを用いて残高をゼロにし、アジアマイルにさよならをすることにした。(アジアマイル ライフスタイル特典の交換 – 総則

マイルプラスキャッシュで交換した商品

アジアマイル・ライフスタイル特典交換受付メール

私が交換した特典商品は、Gekko Podのフレキシブル三脚(3,710マイル)と、ハロルルのデイパック(Mini Carter All Day Back Pack:8,870マイル)の二つだ。

最初は、マイル残高が少ないので、三脚だけにするつもりだったのだが、現金(USD)を併用できるとわかり、古くなったデイパックを買い直したいと思っていたので、それも併せて交換することにした。

無償交換商品のデイパックに関税をかけられそうになった~顺丰速运(SFエキスプレス)と怒りの折衝

ハロルル(Hallolulu)のデイパック納品書

この仕入書(インボイス/invoice)は言うまでもなく、ハロルル(Hellolulu)のデイパックと一緒に送られてきたものだ。

商品説明(description of good)のところには、Backpack (Gift)と書かれ、合計申告価格(Total Declared Value)として12米ドル(約1,300円)とある。
この商品価格は、おそらく中国や香港から日本への国際宅配料で、それは、アジアマイルの商品交換のページに「配送料は価格に含まれています。(Delivery is included in the price.)」と明記されている。

私もeBayをやっているから少しはわかるのだが、これら輸出品の通関に必要な書類は、販売元が記載して商品に同封して発送するのだ。

顺丰速运(SFエキスプレス)からの謎メール

外国人ビジネスマン

そのことを踏まえた上で、顺丰速运(SFエキスプレス)から送られてきた謎メールを読んで欲しい。

ちなみに、担当者の男性曰く、私の連絡先は上記の仕入書(インボイス/invoice)を見たそうなのだが、下記の質問は、この書類を見ただけではわからないものなのか、通関のために商品のURLとか販売価格が必要なのかと思う。

私は、かつてアジアマイルで今回と同じように、期限切れ間近のマイルと商品と交換したことがあるが、前回は何事もなく通関手続きが終わって、自宅へ商品が送られてきたのだ。(2017年10月7日-アジアマイルの特典でRFID遮断式小型ポーチをゲット

今回は、いったい何を聞きたいのかよくわからなかったが、詐欺ではなさそうだったので、とりあえず、アジアマイルからのメールを写メして返信しておいた。

******様

お世話になっております。
先程お電話させて頂きました、SFエクスプレスの**と申します。

HELLOLULU LIVING SOLUTIONS LTD 様より、
お荷物(追跡番号SF******1808)が成田空港まで着いております。

通関の為に貨物の内容・金額の確認が必要です。
大変お手数ですが、以下ご確認の上ご返信頂けます様、ご協力お願い申し上げます。

内容品
HELLO LULU/50174-67 リュック  ・・・ 1点
カタログ  ・・・ 1点

1.単価の証明(以下をご添付にてご返信ください)

貰ったものの場合は、市場価格(WEB販売情報のURLなど)をご教示ください。  

”輸入者様が、どなたに(輸出者名や店名)、何を買うために(商品が特定可能な情報)、おいくらをお支払いになったか(電子決済などの方法と金額)”

上記が確認可能な、ご購入時の価格の確認が可能な資料をご提供頂けます様、お願いいたします。

*淘宝などの商品が確認できる画面、支付宝、微信支付などの支払った価格が確認できる画面のスクリーンショットでも問題ありません。

お忙しい所、大変お手数おかけいたしますが、御確認お願いいたします。

******(担当者名)
GATEWAY CUSTOMER SERVICE
S.F. Express Co., Ltd.
2F HIKITAKA Building, 2-2-10 Shiohama, Koto-ku, Tokyo 135-0043
Tel: 03-5677-**** Fax: 03-5677-****

航空会社のマイレージプログラムも英語もわからなかった国際配送業者の担当者

レッドカードを出す女性

問題はこれだけでは終わらなかった。

******様

お世話になっております。
お忙しい所、ご確認頂きましてありがとうございます。

通関の際、INVOICEに商品の価値を通貨で記載する必要がございます。
大変お手数ですが、下記ご教示お願いいたします。

・8,624アジアマイルは、ドルや円に換算した場合おいくらでしょうか?
・+USD55.51の表記はどのような意味がありますか?
・今回の貨物には、リュックとカタログが入っておりますので、リュックの単価(8,624アジアマイルの内のリュックのみの価値)を円やドルに換算頂き、ご教示お願いいたします。

よろしくお願いいたします。

私は怒り心頭になって、メールの発信者(担当者の男性)に電話をした。

ところが、彼は、航空会社のマイレージプログラムについて、どんなものか全く知らないばかりか、顺丰速运(SFエキスプレス)ではそのような商品を通関させたことがないとまで言った。

挙句の果てに、仕入書(インボイス/invoice)にある商品価格が、12ドル(約1,300円)というのはおかしい、寄贈(Gift)ならその旨の記載がないとダメで、正規の価格で購入したとして申告しないと通関できないと言ってきた。(参考:カスタムスアンサー 6104:外国から到着した郵便物の価格がわからない場合

本当に私は国際宅配業者に電話しているのだろうか、ウェブサイトが偽なのだろうかと危惧した。
結局、すったもんだの挙句、彼は私の輸入商品価格を8,624円(1マイル=1円)で申告するとメールを送ってきた。

何を根拠にとか思ったが、関税がかからなければ(関税定率法第14条第18号により課税価格が1万円以下の物品)、いくらであろうと関係ないから、それ以上文句を言うのをやめた。

そして、送られてきた荷物に、上記の仕入書(インボイス/invoice)が入っていて、さらに、商品説明に寄贈(Gift)と明記されているのを見た私は、すべてを理解し、苦情のメールを会社あてに送った。
未だに何の返事もないところを見ると、さすが中国企業と言わざるを得ないだろう。

それにしても、販売者が付けた外国語の仕入書(インボイス/invoice)を、さらに日本語のインボイスに転記(翻訳とも言うか?)しているのだろうか。
そんなことをしていれば、いくら時間があっても足らないだろう。
それは役所(税関)がやらせているのか、自主的にやっているのか・・・

すんなり送られてきたスマホ用の三脚

Gekko Pod フレキシブル三脚

11月9日に自宅に送られてきたGekko Pod フレキシブル三脚については、何の問題もなく通関手続きが行われた。

もっとも、さきほどのデイパックと正規販売価格が全く違うだろと言われればそれまでだが、こちらの配送業者は、アメリカ系のUnited Parcel Service (UPS)で、アジアマイルから追跡番号付きのメールが送られてきていた。

同じように中国から輸出するなら、デイパックの発送もこっちを使えよと毒づきたくなったが、双方とも無事に到着したので、これにてミッションは完了である。

そして、香港情勢がきな臭い中、私の身体的都合もあり、今後はどの程度、訪港できるだろうか。
いずれにせよ、2003年12月のオーストラリア・香港旅行のときから17年の長きにわたってお世話になったアジアマイルとは、これにてさよならをすることになるだろう。
できることなら最後は、無料特典航空券(旅行)で締めくくりたかったが、これも運命か・・・

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