毎月20バーツかかるカシコン銀行のSMS Alert Serviceを電話で解約

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カシコン銀行(Kasikorn Bank)バンカピ(Bang Kapi/Sukhumvit 33)支店

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下にあった2020年4月21日に始まった、バンコク在住者と日本在住者を結ぶ旅友オンライン飲み会、去る10月8日まで合計13回の開催を誇っているのだが、その席上でタイの銀行口座の話題が出たことがある。

要は、一定期間、入金や引き出しなどのアクションがないと、口座が凍結される可能性を示唆されたのだが、今までは年に1回や2回はタイに渡航していたし、電話番号を維持するためにタイの携帯電話料金をインターネットバンキングで払ったりしていたので、そのような心配はなかった。

カシコン銀行で毎月引き落とされている20バーツは何の手数料なのか

カシコン銀行の取引記録

ところが、私は2019年2月のタイ・香港旅行から帰国して以来、タイに行っていないばかりか、大怪我をして4か月もの入院をしてしまい、退院してきたときにはコロナ禍も相俟って、海外渡航は不可能になっていた。

元々、私が持っているカシコン銀行(kasikorn Bank)の口座は、タイでの遊興費を賄うための口座なので、普段は残高も少なく、あまり気にも留めていなかった。
しかし、銀行口座が凍結されているかもなどと思ったら、一応、確かめてみようと、インターネットバンキングにログインを試みると、無事にアクセスできたのはいいが、奇妙な引き落としが毎月されていた。

Commission NBの名目で、毎月20バーツ(約70円)が引き落とされている。
Description of Service Channel(サービス経路の説明)というところをクリックしてみても、何もわからなかったし、銀行にメールで問い合わせても返事が来なかったが、カシコン銀行(Kasikorn Bank)の公式ウェブサイトに「K-mAlert -SMS Transaction Alert(SMS取引注意喚起)」として説明がされていた。

どうやら、預金の利息以外に何らかの入出金などの取引があるたびに、登録してある携帯電話番号にSMSが飛んでくるようだが、私にとっては、そのようなサービスは必要ないし、いつから課金されていたのか、全く気付かなかった。

もしかすると、2018年1月のタイ旅行の際に、キャッシュカードを更新したので、そのときから課金されるようになったのかもしれないが、預金通帳の記帳を、昨年の旅行のときにしなかったことで、今までわからなかったようだ。(2018年5月3日-カシコン銀行(Kasikorn Bank)の窓口でキャッシュカードを更新

参考までに、日本語の記事としては、2015年5月17日付の「バンコクでのタイ語留学奮闘記!?頑張れ日本人代表♪」というブログの記事「カシコン銀行トランザクション・アラート・サービスで毎月20バーツ!?」があり、以下のように書かれていた。

このトランザクション・アラート・サービス、要は銀行間で取引きがあれば登録している携帯の方へSMSで知らせてくれるサービスのようです。
頻繁に出入金があって通帳記入が面倒だなって思う方には便利かもしれませんが、そうでない人に不要なサービスではないかと個人的には思います。
だって全く利用しなくても毎月20バーツの課金ですからね。

SMS Alert Serviceは日本にいながら解約できるのか

働く女性

SMSアラートサービス(SMS Alert service)を解約するためにはどうすればいいのかについては、よくある質問(Frequently Asked Questions)として、

Where can I cancel the service ?(どこでサービスを解約できますか?)

Customers can cancel SMS Alert at(顧客はSMSアラートサービスの解約を)

  • In the case of private individuals contact Call Center T. 02-8888888 and K-ATM(個人の場合は、コールセンター又はATMで手続きできます)
  • In the case of corporations contact KBank branch nationwide(法人の場合は、支店窓口で手続きできます)

参考までに、前述のブログには2015年5月18日付で「『Transaction Alert Service』解約手続きの流れ @カシコン銀行」という記事もあったが、彼は支店窓口で手続きしたようだ。
今では、支店のATMで手続きでするようになっているので、タイ在住者はそれでOKだろう。

問題は、私のようにタイに渡航できない場合は、気が重いが、タイに電話してみるしかない。
彼も書いているように、このSMSアラートサービス(Alert Service)は、銀行側が顧客への説明なしに登録したようなのだが、海外の銀行口座を維持するというのは面倒なことが多いなと思う。

バンコクへの国際電話でSMS Alert Service解約

スマホを操作する女性

今はコロナ禍でタイへ観光旅行することはできないが、それが解消されれば、英語やタイ語が苦手な人は、現地へ渡航したときに手続きするのが最も確実だ。
しかしながら、私の場合は、海外旅行は今の時点では目標というレベルなので、国際電話で解約できるか試すことにした。

英語で電話するなんて超久しぶり・・・ドキドキ・・・

  • +66-2-8888888 へ国際電話、ここがカシコン銀行のコールセンターだ。
  • タイ語、引き続いて英語のメッセージが流れるので、2(英語)をプッシュする。
  • 次のアナウンスは、SMS Alert Serviceがどこに該当するのか想像して、クレジットカード~キャッシュカード~と言っていた 1 を選択すると、コールセンタースタッフが応答した。
  • 電話口で、”I want to cancel SMS Alert Service.(SMSアラートサービスを解約したい)”と告げると、本人確認のための質問がされる。
    • 口座番号(Account Number)
    • 氏名(Name)
    • 登録してある携帯番号(Phone Number)
    • キャッシュカードの番号(ATM Card Number)

これらがすべて照合されると、キャンセルを受け付けたと言われるので、ほかに用件がなければ、ありがとうと言って電話を切ればいい。

カシコン銀行の取引記録

2020年12月8日時点で取引記録を確認したところ、無事に自動引落は停止されていた。

最後に

今回のことでもそうだが、外国の銀行口座に関しては、定期的なインターネットバンキングアクセスが必要なことが身に染みてわかった。
HSBC香港は資産運用口座としての機能があるから、現地へ渡航ができなくとも気にしているのだが、カシコン銀行(Kasikorn Bank)は盲点だった。

銀行側は、キャッシュカードの盗難やスキミングのリスクに備えて、何も言わずにSMSアラートサービス(SMS Alert service)を登録したのだと思うが、私のような非居住者の場合は、あまり必要ないので、次回のキャッシュカードの更新(2022年8月)のときには、このサービスは不要だと伝えることにしよう。

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