私は、8月半ばにヤフオクで仕入れた青春18きっぷを使って、どこに行こうかと考えていたのだが、8月最後の日曜日となった30日に、以前から行きたいと思っていた栃木県那須烏山市にある島崎酒造の洞窟酒蔵を訪問することにした。
もちろん、その近くには水遊びもできる龍門の滝があるので、そちらとセットで行く計画を立てた。
上野東京ライン 快速「ラビット」
今回の旅路も、今までと同様に、青春18きっぷを仕入れたと同時に、VIEWカードのポイントを普通列車用のSuicaグリーン券に換えておいた。
今は、通勤をすることがなくなったので、Suicaのオートチャージ機能によるポイント加算も遅々として進まないが、この方法が溜まったポイントを有効活用できる手段の一つだからだ。
そして、私が横浜から宇都宮へ向かうのに使ったのは、横浜発7時27分の上野東京ラインを走る快速「ラビット」、休日は、この電車と、横浜発6時15分発の電車だけが、東海道本線から東北本線へ直通する快速となる。
宇都宮駅~日光線開業130周年キャンペーン
宇都宮駅には「日光線開業130周年」というポスターが至る所に貼られている。
どうやら2020年8月1日から12月13日までキャンペーンを開催しているらしい。
日光線が発着する5番線の待合室にもポスターや幟があるので、私も記念写真を撮ってもらうことにした。(JR東日本ニュースリリース-2020年7月16日 日光線が開業130周年を迎えます)
これは駅のコンコースに置かれているが、誰も気にしていない感じだった。
もっと子連れのファミリーが写真を撮っているかと思ったが、案外とそうでもないようだ。
私が乗るJR烏山線の電車は10時34分発なので、ゆっくりと撮り鉄をすることができた。(笑)
日光行きの電車に乗り込む人たちは日曜日ということもあって思ったより多かった。
この日も関東地方は、熱中症への注意喚起が出るほどの酷暑、果たして日光は涼しいのだろうか。
日光と言えば、昨年は1泊2日で「日光・鬼怒川旅行」へ出かけたことを思い出す。
まだ1年しか経っていないのに、遠い昔のことのようだ。
龍門の滝
私が龍門の滝へ来るのは、これで3回目だ。
最初は、2018年8月15日に「真岡鉄道SLと龍門の滝」と銘打って旅したときで、そして、2回目は2019年8月22日に「龍門の滝の上を走る列車を撮ってみた」ということで撮り鉄をしに行った。
今回は撮り鉄をする必要はあまりないので、洞窟酒蔵へ行く合間を縫って、水遊びでもしようかと滝駅で降りることにした。
酒蔵への地図を見ると、終点の烏山駅で降りるより、滝駅の方が近そうだったということもある。
龍門の滝は、滝の上を走る列車が撮れるということで、那須烏山市の観光案内でもPRしているようだが、一昨年にここに行ったときは、外国人ファミリーが滝壺で遊んでいて、おお、こんなところで水遊びができるのだと新たな発見をした思いだった。
龍門の滝で遊んでから洞窟酒蔵へ行くコースにして正解のようだ。
ただ、車で2分、徒歩15分とあるので、どちらにしようか思案のしどころだ。
ところで、ここは、2年前に来た時に比べると、驚くべきほど中州に人がいるし、滝壺の中で遊んでいる人も多かった。
でも、外国人が多いのは相変わらずで、宇都宮駅周辺よりはるかに見かける機会が多い。
また、今年は、コロナ禍で海水浴場が閉鎖されたり、プールが入場制限されているところが多いのか、規制のない川や滝壺などの水辺が混んでいると聞く。
ここは、比較的安全なので大丈夫だが、川遊びをしていて溺れる人も多いので注意が必要だ。
こうやって写真を撮ってもらっていた時間が11時40分過ぎ、実は、烏山から宇都宮へ行く電車が滝の上を通過したのが、ほぼ同時刻(滝発11時43分)なので、電車も一緒に写っているかと期待したが、少しタイミングがずれたようだ。
真夏にここに来ている人は、大きく分けて撮り鉄と、水遊び派に別れるが、もっと撮り鉄の動向を注視していれば良かったかもしれない。
もっとも、カメラマンに外国人を選んだ段階で、電車を入れてもらうのは期待できなかったけどね。
せっかくなので、私も滝壺の中に入ってみた。
ちょっとバランスを取るのが大変だったが、何とかミッションクリア、これで健康ランドや温泉、ホテルのプールなどは行けるのではないかと思う。
滝壺の水はそれほど綺麗ではないが、意外に遊んでいる人は多い。
涼を求めている人がそれだけ多いのだろうが、滞在時間はそれほど長くないようだ。
やはり、コロナ禍の元で、人が集まっているところで、シートを敷いてピクニックという気分にはなれないのかもしれない。
島崎酒造 どうくつ酒蔵
龍門の滝の出入口の近くには、龍門ふるさと民芸館があり、そこでは食事をしたり、トイレへ行ったりすることもできる。
私はここで、島崎酒造の洞窟酒蔵へ行くために、烏山合同タクシー(電話:0287-82-2144)(740円)を呼んでもらうことにした。
徒歩15分と書かれていたが、酷暑の中でとても歩いて行く気にはならなかったからだ。
洞窟酒蔵の見学は無料、外は酷暑でも、中は冷房が効いた建物の中にいるように快適だ。
これなら、新型コロナウイルス感染防止策で、マスクの着用を求められても不快ではない。
ここの見学が開放されているのは、原則として、土日祝日とゴールデンウイーク、お盆休みとなっていて、平日に行きたい場合は事前予約が必要とのことだ。
私が行った感じだと、それほど混んでいないので、週末に行けば十分かと思う。
中は冷涼な快適空間であったほかは特筆すべきことはあまりない。
こういった場所の楽しみの一つは、地酒の試飲なのだが、残念なことに、今は新型コロナウイルス感染防止のために、取りやめているそうだ。
もっとも、お土産でお酒を買うならボトルごと買えばいいのだが、今のご時世では観光地も何かと規制が多く大変だと思った。
ちなみに、復路は滝駅まで徒歩、片杖歩行で、炎天下を20分以上歩いたおかげで、駅に着いた時には、再度滝壺に飛び込みたい衝動に駆られていたほどだった。
13時43分発の宇都宮行きの電車がすぐに来るタイミングだったので、そのまま帰ることにしたが、これで次の電車(15時43分)までないとしたら、迷わずに滝へ戻っていただろう。
餃子 宇都宮みんみん
宇都宮駅に帰還したのは午後2時半、昼食を食べていなかったことを思い出し、エキナカにある宇都宮みんみんへ行くことにした。
市の観光案内所では、宇都宮二荒山神社まで行けば、たくさんの店舗があると言っていたが、そこまで行く気力が残っていなかった。
この店に入るのには、自動発券機で整理券を取って並ばないといけないのだが、幸いなことに、私が行った時間帯は、ほとんど待たずに店に入れた。
行列の途中で店員が注文を取ってくれたので、生ビールに餃子ライスという定番のメニューを頼む。
食事が終わり、湘南新宿ラインの電車に乗り込んだのは午後3時半、帰りもグリーン車を奮発したので、ビールとつまみを片手に今日の余韻に浸る。
横浜到着予定は午後6時前、このまま真っすぐ家に帰れば、日曜劇場の「半沢直樹」の放映に間に合いそうだ。
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