熱海のパワースポット、来宮神社に行ってみた

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熱海駅

去る9月15日、私はふと思い立って熱海へ行ってきた。
特に何か思うところがあったわけではないが、来宮神社が日本屈指のパワースポットであることで、何かご利益があることを期待したのかもしれなかった。

来宮神社

来宮神社

この日は、敬老の日を含めた3連休の中日にあたっているのに加え、すこぶる好天ということもあって、横浜から熱海を経て、JR伊東線の来宮に至るまで、電車はかなり混雑していた。

しかも、第一の目的地である来宮神社は、入口からかなりの参拝客がいて、本殿で30分待ちになるのを予感させる出だしだった。

来宮神社

来宮神社の凄いところは、完全にスマホ文化に対応していることだ。
ここは入口から入ってすぐのところにある来宮総社稲荷神社(稲荷杜)なのだが、鳥居の右手に、スマホの置台があり、「是非インスタグラムにハッシュタグ『 #来宮神社 』でみなさんと共有して、ご縁をおつなぎください。」と書かれている。

私は、たまたま人が立っていない時を見計らって写真が撮れたが、ほぼ常時、記念写真を取っている女子(が多い)がいると思って間違いない。

来宮神社

次に私が目にしたのは、大きな鯉がたくさん泳いでいた池の上にある来宮弁財天、「弁財天」というのを見た瞬間に思い出したのが、鎌倉にある銭洗弁財天宇賀福神社、ここも金運のご利益があるのかとさっそく行ってみる。

ただ、神社の解説によれば、金運そのものというより、立身出世と営業繁昌のご利益が期待できるとある。
つまり、立身出世や営業繁昌の結果、金回りが良くなるよということなのだろう。

来宮神社

来宮神社の御利益は、縁結びということなので、本殿を入れて写真を撮れる位置に大きなハートマークがある。
もちろん、スマホの自撮り用の置台があり、たくさんのカップルや女子グループがそこで写真を撮っている。

オトコが一人でそんなことをやるのは何だかな~と思っていたら、熟年のグループが写真を撮り始めたので、それに乗じて私も写真を撮ってもらう。

実は、この足で本殿に参拝して満足してしまった私、肝心の大楠・五色の杜に行かずに帰ってしまった。
それに気づいたのは帰りの電車の中、もう一度行かないとダメじゃん!

熱海サンビーチ

熱海サンビーチ

来宮神社から熱海駅へ戻る足として、電車(JR伊東線)やタクシーのほかに、来の宮神社前バス停から出る伊豆箱根バス(熱21、熱22、AT52、AT53)もある。
これらのバスは海岸線を走るので、お宮の松熱海サンビーチの前の停留所も通って行くのだ。

私は、当初、熱海駅に直行する予定だったのだが、せっかくなので、熱海サンビーチにも寄ってみた。
9月になると、海水浴場の施設は何もないが、まだ泳げる陽気だったので、家族連れの人たちが波と戯れている。

その中にチラホラいたのが元気女子、おおおと思いながら目の保養をしてきたが、海の水はそれほど綺麗ではない。
つい半月前に湯河原に来たときも、決して汚いとは思わなかったが、さすがに、館山の沖ノ島海水浴場を体験すると、ビーチの評価基準が厳しくなるかもね。

湯河原 坦々やきそば

餃子ショップ(湯河原)

私が昼食を取ったのは、熱海の隣にある湯河原なのだが、なぜ、熱海市内でなく、一駅移動したのかというと、先日行こうとしたら、完売と言われた「らぁ麺屋 飯田商店」にリベンジしようとしたのだ。

もっとも、平日の昼過ぎでダメだったものが、3連休のど真ん中の終業間際(15時)で大丈夫なハズもなく、店には完売の張り紙があり、整理券を持った数人の待ち人が残っていただけだった。

ちなみに、この飯田商店は、2019年10月4日から「ららぽーと沼津」に新規出店するとのことで、その準備期間で9月17日から休業している。(らぁ麺 飯田商店-新規出店のお知らせ<期間限定> 2019年9月の飯田商店の営業スケジュール
湯河原の店舗は、10月中旬から再開の予定だが、期日未定とのことである。

餃子ショップ(湯河原)

その代わりと言っては失礼だが、行ってみたのは、前回、湯河原に来たときから気になっていた「坦々やきそば」というもの、ちょうど飯田商店と同じ通りに、それが食べられる「餃子ショップ」という店があったので、入ってみた。

これが元々湯河原名物なのか、湯河原商工会がそうしようと画策しているのかは置いておいて、味の方は辛みが効いていて美味しい。
店主が言うように、ビールと一緒に味わえば、それなりにいいのではないかと思った。

万葉公園 独歩の湯

万葉公園 独歩の湯

半月前に湯河原に来たときは月1回の休業日に当たってしまった万葉公園 独歩の湯、こちらは、10月から11月にかけて、公園の散策ついでに来るには良いところだろう。

万葉公園 独歩の湯

入口のチケット売り場で300円の入場料を払うと、更衣室を案内され、そこには独歩の湯へ入るための専用のサンダルが置かれ、それに履き替えるように言われる。
荷物をコインロッカーに預けて、サンダルを履き替え、足湯があるところに行くと、すでに多くの人が足湯を楽しんでいる。

全部で9つある足湯をすべて巡ると、一人でいても40分ほど時間がかかる。
一つのところで、5分としても45分かかるからだ。

ここはすでに長ズボンやロングスカートを捲り上げて足湯に入っている人が多い。
熱海サンビーチで泳いでいた人が思うと隔世の感があるが、時間軸としてはわずか数時間だ。
森林浴をしようという人と、海水浴をしようという人で、季節感が違うのが面白いと思う。

万葉公園 独歩の湯

独歩の湯には、9つの足湯のほか、「大龍穴」と呼ばれる蒸気が出ているところがある。
ここには、「天の力と大地の力を集めたこの地は、この大龍穴から強い気となり、噴出しています。この穴に向かい、手をかざしてよい気をいっぱい受け止めてください。」と書かれている。

果たして、よい気を受け止めることができただろうか。

万葉公園

万葉公園の出入口から少し行ったところにある滝が勢いよく流れている。
9月9日の台風の影響で、千歳川沿いの散策路は立入禁止になっていたので、滝の周りには涼を求める人で賑わっていた。

万葉公園

最後に

今回の熱海へのエクスカーションの目的は、表題にもあるように来宮神社だったのだが、結果的には、去る9月5日付の「湯河原散歩~去り行く夏を惜しんで」で行った湯河原の観光スポットで行けなかった独歩の湯(足湯)を体験して帰ってきた。

ラーメンフリークの方に言わせれば、人気のラーメン店「らぁ麺屋 飯田商店」のリベンジができないのは、当然の結果になってしまったが、ラーメンのために10時から行列に並ぶのは~というのも正直なところ、まあ、来宮神社への願い事が成就された暁には、3度目のトライをしようと思う。(笑)

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