轟源次郎の第4作目は副業のススメ

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轟源次郎の著書「副業は人生100年時代のセーフティネットだ」

副業は人生100年時代のセーフティネットだ
轟源次郎のペンネームで出す本としては、通算で4冊目の著書が発売されることになった。
これで、令和時代も一応(!?)作家を名乗ることになるわけだ。

今回の本は、今までのものと比べると、皆さんにとっても取り組みやすいように感じるのだが、法律で副業が規制されている公務員の方は別として、民間のサラリーマンの方はいかがだろうか。

働き方改革と同じで、副業規制の方も、今までと何も変わらないと、おっしゃる方が多いだろうか。

ところで、ここ1ヶ月ほどの間に、経済界の重鎮から、昭和の高度成長時代以降、日本型雇用の典型と言われた終身雇用制度の維持が困難だとの発言が相次いでいる。(2019年5月21日 日経ビジネスー相次ぐ脱終身雇用宣言、信頼と責任築く経営哲学いずこに?

インターネット上では、彼らの発言に対する罵詈雑言や批判が相次いでいるようだが、私に言わせれば、平成不況のときに大企業のリストラの嵐が吹き荒れた時点で、終身雇用制度は実質的に崩壊していたと思う。

ただ、当時もそうだったが、この期に及んでも、彼らの口から新卒至上主義(一括採用)をやめるとか、中途採用でも派遣社員出身でも出世の道はあるとか、有能な社員なら外国並みの高給で雇うとかいう発言が全くないのは嘆かわしい限りだ。(2019年4月20日 アゴラ-経団連会長「終身雇用、守れない」発言にツッコミの嵐

それこそ、4月23日付の日刊ゲンダイの記事「会長の『終身雇用守れぬ』発言に隠された経団連の“本音”」というのが真実に思える。

私が今回出版させていただいた「副業は人生100年時代のセーフティネットだ」の中で、「副業規制をする経営者の勘違い」という目次でコラムを書いているが、ここで触れている本旨は、「今や、名だたる大企業であっても、自社の従業員の面倒を生涯見ることができないのは明白なのに、社員の副業を一律に認めないのは無責任である。」「(この期に及んでも日本の経営者は)社員が人生の自衛権を行使するのが不愉快だと言うのだろうか。」の二点だ。

これを書き終えて入稿したのが4月10日だから、この直後に経団連の中西会長の「終身雇用継続困難発言」が公式にあったわけだ。

私は、これも踏まえて、再度言わせていただくと、ポスト平成時代の就職先(転職先)は副業が可能かどうかも選択肢にすべきだと思う。
さもなければ、将来のリスクヘッジのために、副業規制に抵触しない(業にならない)レベルのことから始めようというのが本書の意図するところだ。

とりあえず、本書の帯にもあるように「令和時代のサラリーマンは収入源も複数持つのが当たり前になる」というのを実行していこうではないか。

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