去る5月10日、不動産事業家の青葉台さんの主催で、ワールドインベスターズの仲間によるオフ会が、東京都江戸川区小岩にある豚小家で開催された。
そう、表題にもあるように、今から12年前(2007年)は、友人の石田さんが主宰するワールドインベスターズという海外投資に特化したSNSが誕生し、同じ年の8月25日には初めての東京オフ会が開かれた。
このときは、BRICs投資のブームが最高潮のときで、週刊SPAによる取材まで入るヒートアップぶりだったことを覚えている。(週刊SPA-2007年9月18日号「海外投資マニアのワールドワイドなオフ会に潜入!」)
今ではフェイスブックという実名制のSNSでの交流が主になっている私たちも、当時は匿名制(ハンドルネームと呼ばれるウェブ上のニックネームを使用)のSNS上での交流だったのだ。
もちろん、発足してから2年ほどは、ワールドインベスターズのオフ会は毎月のように開かれるほどヒートアップしていたし、実際に会えばお互いに名刺交換などをしていたのだが、2012年の年末に初代のSNSが、サーバーの故障で消滅したことで、それまでのインターネット上の交友関係の一部は、断ち切られることになってしまった。
さすがに、一度も会ってなければ、お互いに本名を知らないし、一度くらい会っただけでは、顔と名前(本名とニックネームの双方)を一致させるのは困難だったからだ。
そして、2013年早々に、新SNSとして復活したワールドインベスターズだが、このときには、アクティブメンバーのほとんどが、実名制のSNSであるフェイスブックに交流の舞台を移していた。
従って、私が「ワールドインベスターズ河口湖オフとSNSの復活(2013年2月2日)」で書いたように、
この1ヶ月半の間にFacebookでの交流をメインにしてしまった人は、ダブルで交流関係を構築するのが面倒だという人も出てくるだろう。
例えは悪いが、東日本大震災後の超円高局面で日本から海外へ出て行った企業が、アベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)で円安に振れたところで、日本には容易に戻って来ないのと同じ感じだ。
せっかく復活したSNSだが、もしかすると、そんな悲哀を感じることになるかもしれない。
ということが現実化するのに、それほど時間はかからなかった。
晩年には、1か月の間にアクセスが数回というレベルにまで落ち込んでいて、ワールドインベスターズのオフ会で会うメンバーも新SNSの存在すら知らない人もいたほどだった。
そして、昨年、閉鎖するとの告知もなく、10年超に及んだワールドインベスターズSNSの歴史は、ひっそりと幕を閉じていたのだった。
そもそもSNSの主宰者だった石田さんの活躍の舞台が、今や越境会に行ってしまっているのだから、無理からぬことだと思った。
そして、昨夜のメンバーは久々に海外投資の話で盛り上がった。
懐かしい人の名前が出てくると、たいてい投資詐欺の話題だったりしたけど(笑)
この12年間、ワールドインベスターズのオフ会の歴史も数えきれないほどあったように思うけど、初期の頃のオフ会の履歴は、初代SNSの消滅によってなくなってしまった。
私がブログで残しているのはそれのごく一部でしかない。
若くしてお亡くなりになった人もいるし、今や交流がぷっつりとなくなってしまった人もいる。
これから令和の時代、果たしてどのような繋がりが生まれるのだろうか。
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