ATM難民、商店で釣銭なし、今年のGWは日本が外国のようになるのか

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みずほ銀行 International ATM

実のところ、私は今年の3月で今の職場がなくなるので、どこの部署に行くかわからないが、異動することが確定している。
従って、今年のゴールデンウイーク10連休がまるまる休みになるか、今のように出勤しなければならない職場かもわからないので、何も予定を入れることができない。

仮に、10連休が取れたとしても、どこに行くにも旅費はバカ高いし、家にいてブログでも執筆しようかと思っている。
それは、それでいいのだが、一つだけ問題がある。
週刊新潮 2019年1月24日号に掲載されている「ATMの紙幣切れ、釣銭用の小銭が不足・・・ “10連休”で銀行業界が抱える不安」が現実のものになるかもしれないことだ。

日本人の悪いところは、今の便利さがどんなときでも享受できると思い込んでいることだ。
例えば、200円のものをコンビニで買うのに、1万円札を出してお釣りが当たり前にもらえると思っている。
手数料さえ払えば、提携している金融機関であれば、どこでも自分のキャッシュカードを使ってお金を下ろせる。

しかし、一部の外国では200円相当のものを買うのに1万円札(高額紙幣)を出せば、釣銭がないと買い物自体を拒否されることもある。
幸いなことに、そういう事態に遭遇する人は、個人旅行者でも一部の人だけだから、大多数の日本人はそういう世界に馴染みがない。

また、土日祝日でも関係なくATMはやっているが、紙幣がなくなれば、翌営業日まで補充はされず、金を下ろすことはできない。
全国銀行協会の藤原弘治会長は、「お客さまにご利用いただけるサービスは通常の土日と基本的には変わらない」と言ったらしいが、たぶんそうはならないだろう。
私がそう思った理由は、2014年のゴールデンウイークに北海道旅行のときに、シティバンク(今のSMBCプレスティア)のキャッシュカードを握りしめて、どこの提携ATMでもお金を下ろすことができずに、まるで、訪日外国人のように、セブン銀行(セブンイレブン)を探し回ったからだ。(2014年5月6日-訪日外国人の悲哀を味わったゴールデンウイーク中のATM難民
このときは、自行のキャッシュカードに限定され、提携金融機関のキャッシュカードが使えない銀行が多かったのだ。

2014年のゴールデンウイークは4連休(5月3日から6日)でそうなったのだから、今年の10連休の場合は推して知るべしだ。
コンビニや小売店は、ATM空っぽ、釣銭なし、キャッシュレスなんか知るかの三重苦に見舞われ、逆切れしたお客の怒声が響くのではないかと、今から心配である。
また、店舗内に現金の在庫が増えると予想されるから、まるで治安の悪い外国のように、強盗のリスクも増えるだろう。

そもそも、ゴールデンウイークに限らず、日本に祝日が多いのは、元を辿れば、日本人サラリーマンが自主的に有給休暇を取ろうとしない(取れないように仕向けられている)からだ。
これで、皆が一斉に休もうとすれば、どうなるか身に沁みて、真の意味での「働き方・休み方改善」ができるように期待したい。

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