先月のアジア4か国(タイ・ブータン・マレーシア・インドネシア)旅行で、マレーシアに寄った理由の一つは、ジョホールバル(Johor Bahru)でロングステイをしている友人に会いに行くことだった。
そこで、バンコクからジャカルタへ行くのにクアラルンプールを経由して行きたいためにマレーシア航空(Malaysia Airlines)を使ったのだが、そこからジョホールバル(Johor Bahru)まではエアーアジア(Air Asia)に乗ることになった。
ただ、ジョホールバル(Johor Bahru)にはわずか1泊しかしないので、とんぼ帰りになる予定だった。
それに、エアーアジア(Air Asia)は、原則として、機内持ち込み手荷物(Cabin Baggage)のほかに、受託手荷物(Checked Baggage)があると別料金を取られることになっているので、わずか1泊のために大きな荷物を運ぶ必要はない。
そこで利用したのは、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)の手荷物預かり所(Luggage Storage)(2018年6月1日から適用-6%のGST廃止後の新料金)だった。
言うなれば、2011年のゴールデンウイークに読んだ高城剛氏の「サバイバル時代の海外旅行術」の中に書かれていた21世紀の新しい旅行スタイルである「ハブ&スポーク」モデルをようやく実現するに至ったというわけだ。
しかしながら、荷物預け料金は6%の消費税(GST/Goods and Services Tax)廃止後の新料金でも意外に高く、私のスーツケースはミディアムサイズ(60cm×42cm×25cm)で、2日(24時間を超え48時間以下)預けると56リンギット(1,510円)払わなければならなかった。
ちなみに、エアーアジア(Air Asia)で15kgまでの荷物を預けたとしたら、最安値(チケット予約中に同時予約/during initial booking)の場合で、往復50リンギット(1,350円)の追加料金という試算なので、私の場合は、クアラルンプール国際空港で荷物を預ける意味は、身軽に動けることを除けば、ほとんどなかったと言えよう。
荷物を預けたもう一つの理由は、マレーシア航空(Malaysia Airlines)の発着するターミナルと、エアーアジア(Air Asia)のターミナルは違うからだ。
KLIAからKLIA2(又はその逆)へ行くには、10分毎に運行されている無料のターミナル間連絡バス(Free Shuttle Bus)に乗るのが最も便利だ。
このほか、片道2リンギット(50円)払ってKLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)に乗る方法があるので、乗り場がわかりやすい方を選ぶといいだろう。
ところで、KLIAからKLIA2(又はその逆)への移動に際してどのくらいの余裕を持てばいいのか。
私は今回の経験から、突発的な飛行機の大幅な遅延がなければ、3時間あれば乗り継ぎは可能だと思っている。
往路は、2時間半しか間隔がなかったのに加え、ジャカルタからのマレーシア航空(Malaysia Airlines)726便の到着が30分遅れて肝を冷やしたものだ。
しかも、朝の8時で入国審査場が空いていたことと、ビジネスクラスによる荷物の優先というアドバンテージは、エアーアジア(Air Asia)のチェックイン時のトラブルで帳消しになってしまったが、総合的に見て、普段でも3時間あれば問題ないだろう。
復路は、KLIA2からKLIAへ移動だったが、3時間の間隔があったことに加え、マレーシア航空(Malaysia Airlines)のチェックインも、出国審査もスムーズだったので、サテライト(satellite)に移動してプラザ・プレミアム・ラウンジ(Plaza Premium Lounge)でブランチを取れるほど余裕があった。
前出のチェックイン時のトラブルというのは、エアーアジア(Air Asia)のオンラインチェックインのし忘れで、わざわざ並んで、カウンターでやろうとしたら、チェックイン機でやれと言われて押し問答になったというわけだ。
今回の旅行では国を跨ぐ移動が多く、それぞれの国での滞在日数も少ないため、中国聯通(China Unicom)アジア8か国利用可能プリペイドSIM(1,050円)を事前に購入しておいたのだ。
ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港(Jakarta Soekarno Hatta International Airport)で暇を持て余していたときに、オンラインチェックインをやっておけば何の問題もなかったのだが、こういうこともあるので、LCC(Low Cost Carrier=格安航空)に乗るときには気をつけよう。
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