マイアミビーチのディナー、税・サービス料27%の衝撃

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Rio Station Grill
2018年3月に行ったアメリカ・メキシコ・ボリビア旅行の最終日、私はMy Global 留学が主催したボリビアツアーで一緒だった方と、マイアミビーチでプチ打ち上げ会を行った。本隊グループは、出発直前になって予定が変更になり、シカゴ(Chicago)での宿泊となったので、ボリビア合流組の3人だけで打ち上げをしたわけだ。

場所は、私が事前調査済(!?)のリンカーン・ロード・モール(Lincoln Road Mall)、ここはマイアミのサウスビーチ(South Beach)にある繁華街で、レストランやショップが多く集まり、治安も良好なので、最後の晩餐にはピッタリの場所だった。

ボリビアのラパス(La Paz)からのアメリカン航空(American Airlines)922便がマイアミ国際空港(Miami International Airport)に到着したのは午後4時半過ぎ、私たちは予約してあったマイアミ・インターナショナル・エアポート・ホテル(Miami International Airport Hotel)に投宿した。

Rio Station Grill

夕食は空港内で食べるのではなく、私がボリビアツアー前に立ち寄ったサウスビーチ(South Beach)に行こうということになり、空港からマイアミ・ビーチ・エアポート・フライヤー(Miami Beach Airport Express)という150番のバス(2.25ドル=240円)で向かうことになった。

このバスは、基本的に20分に1本あるので、順調にいけば、ビーチプロムナードでサンセットが見られる極めてロマンチックなシチュエーションになるはずだったのだが、1時間も空港バスターミナルで待ちぼうけを食らった大幅な遅延で、それが叶わなかったのは残念だった。

Rio Station Grill

そして、私たちはリンカーン・ロード・モール(Lincoln Road Mall)の中をしばらく散策した後、リオ・ステーション・グリル(Rio Station Grill)というブラジル料理の店に入った。

そこで、頼んだメインディッシュはステーキとシーフードがミックスになったディナー、最後の晩餐に相応しい美味しい料理で、お酒もビールに始まって、モヒートを頼み、おしゃべりを楽しんだ。

何といっても、ボリビアの食事に食傷気味だったのと、ウユニ(Uyuni)やラパス(La Paz)では高地であるがゆえにお酒を控えていたので、マイアミで思う存分食事を楽しめたのは良かった。

Rio Station Grill
さて、ボリビアの物価が安かったのと、ツアー最後の晩餐ということで、このときはあまり気にならなかった高額のディナーなのだが、帰国してレシートを再点検すると、なかなか衝撃的だった。

これは、このレストランだけでなく、マイアミビーチのすべてにおいてそうだったのだが、表示された商品価格に対して、税金が9%かかり、さらに、ファーストフードなどの店を除いて、サービス料(チップ相当)が18%、合計27%のチャージが追加でかかっているのだ。

この日のディナーに関していえば、料理と酒は3人分で215.5ドル(23,372円/為替レートはクレジットカード請求時の1ドル=108.453円)、税金が9%で19.39ドル(2,103円)、これにサービス料(チップ相当)が18%で38.79ドル(4,207円)かかる。
合計で273.68ドル(29,681円)、これに私たちはチップを上乗せ(する必要なかったが)して、切り上げ300ドル(32,536円)払った。

この計算は、私が一人でいた3月6日と7日の食事も同じだったので、マイアミでは外食をすればお金に羽が生えているように飛んでいくということだ。

上述したようにファーストフード店は、サービス料(チップ相当)の18%はかからないが、それでもピザとオレンジジュースだけで、税込み14.61ドル(1,550円/為替レートは1ドル=106.1円)かかったことは、私にとって大きなショックだった。

それがマイアミビーチでの最初の外食(ランチ)で、夕食でアルコールを付けたら、いくら取られるのだろうかという懸念は数時間後に現実のものとなった。
何しろ、マイアミビーチに1週間滞在したら、それだけで1月に行ったタイ旅行の総額が賄えそうだからだ。

私は2015年9月のクロアチア・イギリス・マレーシア旅行の途上で立ち寄ったロンドンでも思ったことだが、再度書いておこうと思う。

外国メディアの記事にあるような世界主要都市の物価比較など何の参考にもならないことがこれでわかるだろう。
2013年6月16日付のコラム「Tokyo高い!はいつになったら是正されるか」で紹介したCNNなど外国メディアの記事は、トランプ大統領流に言えばフェイクニュース(fake news)なのだ。

さもなければ、私がヒルトン名古屋で見たように(2014年2月4日-自由人を目指す会 IN 名古屋)、外国のエグゼクティブが英語の通じる高級ホテルのレストランでランチを食べて高いと言っているのを取材したに過ぎない。

しかしながら、私はこうも思った。
2017年10月25日付のキャリコネニュースで紹介されていた「GACKT、飲食店のブラック企業化について『価格設定と人件費のバランスに問題』と指摘 『昼食が800~1000円は正直おかしい』」というのが正論だとすれば、マイアミビーチの食事代は高いとはいえ、先進国のサービス業従事者がまともな賃金をもらえる水準にするには致し方ないのかもしれないと・・・

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