日本のパスポートは世界最強、2月10日からウズベキスタンもビザなし渡航可能に

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日本のパスポートと100ドル紙幣
2018年版のヘンリー&パートナーズのパスポート指数(Henley Passport Index)によれば、日本のパスポート保有者は、海外旅行をする際に、ビザなし渡航が認められる国が180カ国になり、シンガポールと並んで、世界最強となったとCNNで報じられた。

このパスポート指数は、日本は例年、上位にあり、航空券を取得するだけで、ほとんどの国へ渡航できる優越的な地位を保ってきた。
しかも、出入国審査で質問されることは稀で、入国審査官から何か聞かれただけで、あるいは、帰国便の航空券の提示を求められただけで、海外旅行コミュの話題になるくらいのものだ。

もちろん、ビザを必要とする国でさえ、空港でのアライバルビザの申請で済む場合も多々あり、また、ビザを必要とした国が、それを免除する国のリストには日本が入っていることは数知れず、私たちはその恩恵にたっぷりと浸かっている。

つい最近では、中央アジアにあるウズベキスタン(Uzbekistan)が2018年2月10日からビザなしで渡航できるとアナウンスされている。(駐日ウズベキスタン共和国大使館-ビザ申請

私が海外旅行記をスタートさせた1990年代から、先人たちが築いてきた恩恵を、次世代に引き継ぐことが私たちの使命であると書いてきたのだが、日本のパスポートが、世界最強と言われるまでになったことは誇っていいと思っている。
一方、英文記事の表題は、アジア諸国のパスポートは世界中で最も強いというものだが、これは私が渡航した感覚でも経済的に裏打ちされた確固たるものだと思っている。

1991年のトルコ・ギリシャ旅行のとき、私たちのグループと同道したマレーシア人の医師が、ギリシャの入国審査で延々と質問を受け、ようやく入国を認められたことを目の当たりにしてから四半世紀、今や、アジア諸国の人たちが世界中の主要国をビザなしで飛び回れるようになっているのは、彼らの国がそれだけ経済成長したという証である。

実際のところ、アジア地域で治安状況を心配するほどの国は少なくなり、スリや置き引きさえ、最低限の注意を払えば良くなっているほどだ。
ちなみに、この地域に投資するなら、米国市場のETFであれば、iShares MSCI Emerging Markets Asia ETF (EEMA)、香港市場のETFであれば、iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックスETF(香港:2802)が配当金も貰えるし、値上がり益も期待できて良いのではなかろうか。

最後になるが、2018年中に初めての観光ビザの発給が始まるのではないかとCNNで報じられているサウジアラビア(2017年11月25日 CNN Japan-サウジ、初の「観光ビザ」を来年発給へ 観光業振興目指す CNN on November 22, 2017 – Saudi Arabia will issue its first tourist visas in 2018)、旅仲間でもマニアックな国へ渡航することが好きな方はここへ入国することを目指しているのだが、観光ビザ解禁後は、日本人はビザ申請に際して要件が緩くなることが想定できる。(参考:2017年9月27日 ~目指せ200カ国バックパッカー!~アマゾニアンのブログ-念願のサウジアラビアビザGETとビザ情報!
これも、世界最強と言われるパスポートの威力の賜物だろうか。

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日本のパスポートは世界最強、180カ国のビザ免除 (2018.3.2 CNN Japan)

(CNN) ビザなしで渡航できる国の数を比較した世界のパスポートランキングで、日本とシンガポールがトップに立った。
ランキングは市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズがまとめた。

2018年2月版の報告書によると、日本とシンガポールのパスポートは、ビザなしで渡航できる国がそれぞれ180カ国と最も多く、2位のドイツの179カ国を抜いてトップに立った。
これはウズベキスタンが2月初旬、日本人とシンガポール人に対してビザなしの渡航を認めたことによる。

シンガポールについては昨年、パラグアイの渡航ビザも免除になった。日本とシンガポールというアジアの裕福な2カ国のランキングが上昇した背景について、シンガポール国立大学のパラグ・カーンナ氏は、「国民が主にビジネスと投資活動に関心をもつ、平和的な商業大国と見なされている」と解説する。

3位は韓国、デンマーク、フィンランド、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデンが並んだ。ビザなしで渡航できる国は178カ国。
マレーシアも169カ国のビザ免除で11位に上昇している。

米国は176カ国で5位にとどまった。
ロシアは3位上昇して45位だった。
中国やアイルランドのビザが免除になったアラブ首長国連邦のほか、ウクライナ(42位)、ジョージア(54位)のランキングも急上昇している。一方、ランキング最下位はアフガニスタンでビザ免除は24カ国。次いでイラク(27カ国)、シリア(28カ国)、パキスタン(30カ国)、ソマリア(32カ国)の順だった。

英文記事:CNN on March 2, 2018 – Henley Index says Asian passports now the world’s most powerful

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