ラバ吉(Lovers Kitchen)の花見酒に酔いしれた後で投資のことを考えた

この記事は約3分で読めます。

浜町公園

去る4月2日、お世話になっているラバ吉(Lovers Kitchen)のお花見会が日本橋(東京都中央区)にある浜町公園で行われた。

今年は天候が不順で、ようやく、今日になって桜がボチボチ咲き始めたという感じで、昨日と打って変わって好天に恵まれたので、桜並木の下であらっきーシェフの作った料理に美酒を味わえるのはこの上ない幸せだった。

参加者も20名弱に上り、ブルーシートの上の料理とお酒は皆の胃袋の中へ・・・
前回、私がラバ吉のイベント「新年のごあいさつ会」に参加したときに手がけていたサンタロース投資はあえなく玉砕(笑)、気を取り直してやった別の投資案件は今のところ順調に軌道に乗っている。

いろいろセミナーに行ったり、試行錯誤を繰り返しているうちにあっという間に3か月たってしまったといったところだろうか。

浜町公園

ところで、この日は、花見参加者の一人が私がブログでたびたび紹介しているダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)に興味を持ってくれた。

私が2012年6月に投資を始めたときには、束の間の宴を楽しむだけのはずが、「金融セミナー講演初舞台 IN 大阪」でクローズアップされたことで、皆が興味を持ち始めたらしい。

そこで、私も久々に自分の投資案件を真剣に見直してみることにした。
この投資信託の設定は、約12年前(先月までで151か月を経過)なので、短命なものが多い日本の投資信託の中にあっては寿命が長い方かもしれない。(長いと書いて大丈夫か?)

浜町公園

とりあえず、本日現在の基準価額は4,388円、買付手数料が約定金額の3.24%なので、500万円(約定金額約484万円)の投資で約11,000,000口買えることになる。
これで10,000口当たりの分配金は月額100円なので、税引き前で110,000円、年額にして1,320,000円、年利にして26.4%になる。
仮に、全額が普通分配金の場合は、20.315%の源泉税が引かれるので、手取り額は年額で約1,050,000円となるが、それでも年利21%となる。

また、分配金修正なしの基準価額で見ると、ここ2年ほどは右肩下がりで来ているので、私が購入して以降、一時期、大きな含み益が出るほどのお化けファンドだったときの勢いはない。

浜町公園

おそらく、近いうちに分配金率の引き下げも当然あり得るだろう。
年率25%以上の配当が続くというのは、投資の常識で言うと考えられないからだ。

事実、米国の毎月配当型のETFであるCornerstone Strategic Value Fund (CLM)も、ずっと年率20%を超える配当金が支給されていたが、今年の1月から配当金率の引き下げがあった。

わずか1週間前とは違うことを書いていると怒られそうだが、花見酒に酔いしれた後はほろ苦い現実が横たわっていた。
数ある毎月分配型の投資信託の中で、私が「掃きだめに鶴」と評したダイワ米国リート・ファンドも、花が散るときがやってきたのだろうか。

コメント

  1. 藤野 より:

    毎月分配型投資信託はコストが高く(購入手数料、信託報酬)、複利効果が無く、経済の常識がある方は買いません。
    買ってるのは経済リテラシーが欠如してる高齢者です。
    ダイワ・USリート(毎月分配型)は、恥ずかしいほどの、カモ投資家向けの「屑」ファンドとして有名です。
    下記サイトに詳細に分析されているので読んでみてください。
    http://investmenttrust.biz/daiwa-uereitopen.html
    次回、投資信託を買う時は、ノーロードで信託報酬は0.3%未満の「無分配」のファンドを買ってください。

  2. FUJINO より:

    投資信託は株式投資と違い、保有してるだけでも経費がかかります。
    従って、購入手数料がゼロで、信託報酬が低いファンドがパフォーマンスが良くなります。
    経費率の違いがどれだけパフォーマンスに違いが出るのか?
    さしずめ、投信A=毎月分配型 投信B=インデックスファンド(無分配型)として下記を読んで下さい。
    ★投資信託  経費率で差がつくリターン
    投資信託の経費は、投資対象の株式や債券の価格が上がっても、下がっても、必ず、差し引かれます。
    従って、期待リターンが同じであれば、経費を抑えることが大きな資産形成に繋がります。
    投資信託の経費が資産形成に与える影響を見てみましょう。
    経費率が異なる2つの投信について、1万円がどのくらい大きくなるのか?比較してみました。
    経費控除前のリターンが年率5%とすると、経費率が高い「投信A」では、1万円が30年後に2万6640円になりますが、経費率が低い「投信B」では4万1941円になり、大きな差が生じます。
    *1万円を年率5%(経費控除前)で運用した場合
    購入時手数料(税込):投信A=3% 投信B=なし
    信託報酬(税込、年率):投信A=1.5% 投信B=0.1%
    10年後:投信A=13,584円  投信B=16,127円
    20年後:投信A=19,023円  投信B=26,007円
    30年後:投信A=26,640円  投信B=41,941円

  3. 藤野 より:

    お勧めの投資信託が下記サイトに紹介されています。
    http://noload.558110.info/
    基本的に、信託報酬が低い、インデックスファンドがベターでしょう。
    しかし、日本株の場合は、「ひふみ投信」など、TOPIXや日経平均連動型ファンドを格段に上回る運用成績を誇るアクテイブファンドがあるので、そういうファンドを選択するのも宜しいでしょう。

  4. カルロス より:

    藤野様、コメントありがとうございます。
    確か、以前も同じようなコメントをされていたように思いますが違う方だったでしょうか。
    貴方の言うことは重々招致しています。
    それでもあえて私は購入に踏み切ったのです。
    多くの経済雑誌やブロガーの方が否定的なのも承知しています。
    ただ、一つだけ視点が欠けていますよね。
    >買ってるのは経済リテラシーが欠如してる高齢者です。
    高齢者は経済に疎いのは事実ですが、墓場まで金を持っていっても意味がないのです。
    たこ足だろうが、何だろうが、自分が生きている間に豊かな思いができればという気持ちもあるのですよ。
    それにその高齢者は貴方のご両親かもしれないのですよ。
    私は親の資産運用について助言しますが、貴方はいかがですか?
    そもそも公的年金がたこ足です。
    それを加味して老後資金を計算しないなら、それこそ最低でも5千万円の運用資産が必要になります。
    今の世界的低金利下では1億円になるかもしれません。
    そういった視点も交えて批判しないとダメなんじゃないでしょうか。

  5. カルロス より:

    FUJINO様、詳細な記述をありがとうございます。
    30代、40代の資産形成期にはそれが適していると私も思います。

タイトルとURLをコピーしました