リオデジャネイロ・オリンピックで日本の選手がメダルラッシュとなって、スポーツニュースから目が離せない日が続いているが、やはりニューヨークまで生観戦(2013年のゴールデンウイーク、2014年6月)しに行った私としては、彼のメジャー通算3000本安打のことを取り上げたいと思う。
去る8日の各スポーツ紙は、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のイチロー外野手(42)が、7日(日本時間8日)にコロラド州デンバーで行われたコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)戦で、7回に三塁打を放ち、史上30人目のメジャー通算3000安打を達成したということを報じた。(2016年8月8日 スポニチ-イチロー三塁打で決めた!メジャー通算3000安打!史上30人目 Miami Herald on August 7, 2016 – Marlins’ Ichiro reaches 3,000 MLB hits milestone)
普段は時事経済関係の記事が多いニューズウイークまで「イチロー3000本安打がアメリカで絶賛される理由」というコラムを掲載しているほどだから、現地でも相当なインパクトがあったのだろう。
ところで、イチロー選手は去る6月15日に日米通算4257安打として、ピート・ローズ(Peter Edward “Pete” Rose, Sr.)氏の持つ世界記録を塗り替え、ギネス記録にも認定されるほどの偉業を達成したのだが、メジャーでの祝福の度合いは今回の方が大きいように感じる。(2016年6月16日 スポニチ-イチロー ローズ超え日米通算4257安打!マルチ安打で達成 2016年6月25日 スポニチ-イチ日米4257安打ギネス認定 ローズ氏認めなくても・・・)
やはり、同じ土俵で残した記録ということで、メジャーのファンとしては今回の方が手放しで賛辞を送ったのだろうが、このときも地元紙は「ピート・ローズ氏が認める認めないにかかわらず、称賛に値する記録(Miami Herald on June 15, 2016 – Ichiro’s milestone for career hits is worth celebrating, whether Pete Rose agrees or not)」と題した記事を書いているので、今年は彼にとってダブルで嬉しい年になったことだろう。
いずれにせよ、彼は21世紀の日本球界において不世出の選手であることだけは言えるだろう。
遅ればせながらおめでとう。
「50歳まで現役」と周囲に公言してはばからないイチロー選手、いずれは「イチ・メーター」のエイミー(Amy Franz)さんの旅が再開される日も来るに違いない。(2016年8月9日 スポニチ-「イチ・メーター」エイミーさん 米横断1万698キロ「私の旅も一つの終わり」)
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