電子書籍は旅の友

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ちきりんの著書「世界を歩いて考えよう」

私がiPadに電子書籍をダウンロードして海外旅行に持っていくようになったのは2013年12月のタイ・ミャンマー旅行のときからだろうか。

そのとき買ったのは、人気ブロガーのちきりんさんの「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」と、近藤駿介氏の「アベノミクスの『不都合な真実』」だったように思う。

それ以降、1週間以上の海外旅行に出るときはiPadが本棚の代わりとなり、引き続いて、私の自由人への道筋を付けてくれた小長井さんの「おこづかいで貯金ができる むだづかい撲滅計画」や、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」を購入するようになった。

やはり、電子書籍は、長距離便の機内や、空港のラウンジでの時間潰しには非常に都合がいい。
私の場合は、長期で海外旅行をするときは、ビーチやプールで過ごす時間を設けることが多く、そこでは紙書籍が重宝するが、それでも電子書籍は長期の海外旅行には欠かせないアイテムとなっている。

ところで、去る8月20日付のちきりんの日記で「急成長する読書市場」というコラムがあった。

彼女は「みんなよく本を読む時代になった。これに加えてネット上の文章を読む人も急増してるので、『活字離れ』なんて大嘘な話で、実際にはみんな過去より今の方が圧倒的にたくさんの文章を読むようになってる。

最初に紹介したグラフは2012年までのデータだから、電子書籍の影響はまだ出ていません。今後、電子書籍が本格的に普及すれば、みんなが読む本は更に増えるはず。

当たり前っちゃ当たり前ですが、本を手に入れるのが簡単になれば、本を読もうとする人は増えるんです。」と述べている。

この入手が容易になるというのが肝要で、ネット書店の有利なところは、本を入手するまでに消費者が物理的に動くことがほとんどないことで、多忙なビジネスマンや、小さな子供や介護老親を抱えて、書店に足を運ぶ時間が取れない人たちの購買意欲を向上させることになると思う。

また、電子書籍化は持ち歩く荷物を減らしたい人や、海外在住者にとっては相当のメリットを感じさせることだろう。
逆にネット書店が不利なところは、他人の書評(レビュー)に消費者の購買意欲が左右されることで、主体的な書籍選びが困難になることだ。

ちなみに、私が2013年6月26日に「地球の歩き方の電子書籍充実化(Kindle)を望む」を書いてからわずか1年後には「地球の歩き方の電子書籍化スタート(2014年6月2日)」となり、最近検索したら相当数の「地球の歩き方ガイドブック」が電子化されていた。

旅行のガイドブックほど荷物として嵩張るものはないので、やはり相当数の需要があるのだろう。
私は過去のコラムで、「地球の歩き方も英語版のガイドブックであるLonely Planetのように、一冊丸ごと(entire guides)でも、あるいは、必要なところだけ(individual chapters)買うこともできるようにして欲しい。」と書いたら何とそれも実現していた。

素晴らしいことだと思う。
私の次回の長期海外旅行は、9月のクロアチア・イギリス・マレーシア旅行を予定しているのだが、それに合わせて何か電子書籍を買っておきたいと思っている。
いくら夜行便のビジネスクラスで行くとはいえ、フライト時間が相当長いからだ。

とりあえず、鉄道の達人倶楽部が出版した「わくわくがとまらない 日本の鉄道77」とか、太田英基氏の「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」 などがいいだろうか。

あるいは、1990年代に紙書籍で読破した沢木耕太郎氏の「深夜特急(1~6)合本版」を再度読むのも悪くない。

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