2015年のドル円相場は130円を超えるか

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2015年6月11日 シティバンク為替見通しセミナー資料

今日、シティバンク横浜支店でシティゴールドのメンバーを対象とした「為替相場見通しセミナー」が開催されるとあり、仕事が休みだったこともあったので参加してみることにした。

5月下旬以降、主要通貨に対する米ドル相場が急騰したので、今後どうなるのか見通しを聞いてみようと思ったからだ。

特に、対円相場は、しばらくの間1ドル120円以下の水準でこう着していたが、5月20日以降見る見る間に円安ドル高になり、一時的に直近10年間における安値(OANDA為替レート履歴:2007年6月22日/1ドル=124.14円)を抜けたことで、どこまでいくのか興味もあった。

蛇足ながら、そういった意味ではゴールデンウイークにHSBC香港へ行ったのは正解だったと言えるだろう。

とりあえず、シティバンクの場合はドル高になることが企業利益になるという社是なので、この銀行の為替見通しのレポートは、常に米ドルに対しては強気であるし、紙面にドル高見通しが掲載されることは、ある程度予想がついたのだが、ここ5年間は円ドル相場と日本株の相関性が極めて強いことから、シティバンクのアナリストの予想は、2015年の年末の日経平均株価を21,000円、円ドル相場の上限を128円と見ているそうだ。

ちなみに、シティバンクでは米国の利上げ開始は、ロイターの記事(2015年5月21日-米FOMC、6月利上げは時期尚早=議事要旨)で予測されている今年の9月でなく、12月と予想しているようだが、果たしてどうなることだろうか。(ロイター情報BOX-2015年の米FOMC開催日程

もし、このまま円安ドル高の傾向が続けば、2002年2月27日安値の1ドル=135.07円が見えてくる。
当時はどれだけ円安ドル高になろうと、今ほど物価に響くといったメディアの論調もなく、日本人の海外旅行熱に衰えもなかったのだが、10年以上経過して、日本経済全体に為替変動の耐性がなくなってきたのだろうか。

今や円安外貨高は、海外から観光客が大勢来日して観光業界などが潤うといったプラス面も大いにあるが、輸入物価の上昇によって、一般庶民の家計が苦しくなるのも事実だ。
このまま円がつるべ落としになるのか、あるいは、過去の歴史が示すとおり、○○危機と共に大きな円高がやってくるのか。

FX長者を目指すなら今が最後のチャンスという見方もあるが、私の場合はHSBC香港での投資戦略の関係で、豪ドル米ドル相場が引き続き弱気(豪ドル安継続)予測が出ている方が深刻な影響があるので、しばらくは米ドル(香港ドル)のまま投資できる手法を検討しないといけないのだが、さてどうしたものか。(参考:2013年3月4日-HSBC香港で買った米国株

これから秋にかけていろいろ悩みどころだ。

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