日経ヴェリタス2015年2月22日号「個人投資家-七転び八起き」

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日経ヴェリタス 2015年2月22日~2月28日号
嬉しいことに、先週の日曜日(2月22日)に発売された日経ヴェリタス363号(2015年2月22日~2月28日号)の「個人投資家-七転び八起き(PDF)」で私のインタビュー記事が紹介されていた。

これは、1月25日に発売された日経ヴェリタス359号(2015年1月25日~1月31日号)の「海外投資 マスターへの道」という特集で紹介されたことに引き続いて二度目の快挙だ。(2015年1月28日-日経ヴェリタス2015年1月25日号にインタビュー記事が掲載された
前回は匿名での掲載だったが、今回はウェブサイトで使っているニックネーム(ハンドルネーム)での紹介だ。

今回の取材は、先月の香港・フィリピン旅行の帰国直後に「PRONTO渋谷1・2F店」で行われた。
内容は概ね「個人投資家-七転び八起き(PDF)」に掲載されているもので、私の投資遍歴に関することだった。

詳細はメインサイトのエッセイや本編のブログ「今日の一言」でも紹介しているが、弊サイトを相当にご愛顧いただいている方でないと、投資に関することだけでも読み切れるものではないだろうから、前出の「個人投資家-七転び八起き(PDF)」をご覧いただくだけでもいいかと思う。

その中で記事の表題が「分配金重視で投資 早期リタイアへ」とあり、紙面の制約で掲載され切れなかったこともあるので説明を補足しておきたい。
基本的に毎月分配型ファンドのリスクについては、経験のある投資家の方であれば重々承知していることと思う。

もし、わからないということであれば、私のブログ記事の中で一番人気を誇る「500万円の投資で毎月10万円、年率20%の分配金で束の間の宴を楽しもう(2012年4月22日)」をお読みいただきたい。

私も当初、この類のファンドは表題のとおり「束の間の宴」として使うつもりでいたからだ。
それがなぜリタイア後の資産の柱に?

そのすべては「Toward a dream-come-true『経済的自由への扉は開かれた』」の中の「日本の公的年金もすでに日本の毎月分配型投信と同じ運命にある。」以下の一節にある。

それと、将来、公的年金が大多数の国民の老後の生活設計に対して、あまり当てにならない額しか支給されないとしたら(これでも法的・制度的に公的年金制度は破綻していないとされるだろう)、現在マネー雑誌に掲載されている老後に向けた資産形成コラムの大半は意味のないものになる。

前出の「個人投資家-七転び八起き(PDF)」の吹き出しのセリフで「今の時代に安全・安心を追うのは、ばかげている」とは、これらの意味も含まれている。

近い将来、といっても15年か20年ほど先かもしれないが、公的年金が老後の生活設計に対して、あまり当てにならない時代になったとしよう。(2015年2月22日 東洋経済-年金減額!マクロスライドがついに始動

ここで、65歳以降に毎月20万円の生活費が必要と仮定して、そのうち10万円程度しか公的年金でカバーされないとする。

原資を年利4%(外貨建債券など)で運用できたとして、いったいいくらの原資が必要か、資金係数表(Excel)の年金現価係数 (The present value factor for annuity)を使って計算してみるといいと思う。

将来の年金受取年額を120万円(自分年金として月額10万円)、名目年利率4%(実質3.187%)、年数(65歳からの余命)は22年と仮定(平成25年簡易生命表による平均寿命:男性 80.21歳 女性 86.61歳)すると、約1900万円と出る。

これを意外に少ないとみるか、自分たちには準備できないと見るかで資産運用のスタンスも変わってくるだろう。

私は50代前半でリタイアを決めたので、毎月分配型のファンドへの投資を継続することにした。
もし、これを読んだ貴方が、「それでも私は懐疑的だ」と見るなら自分で数字をはじき出して、将来設計を考えるべきだと思う。

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