私が8月に行ったシンガポール・マレーシア旅行で、シンガポールからマレーシアのコタキナバル(Kota Kinabalu)へのフライトは17時40分発のエアーアジア(AK)788便だった。
このとき天気が良ければ宿泊先のヒルトン・シンガポール(Hilton Singapore)のプールでのんびりと過ごした後でチャンギ空港(Changi International Airport)へ向かう予定だった。
ところが、あいにくの天気だったので、チャイナタウンを散策した後でホテルへ戻り、預けた荷物をピックアップして空港に向かった。
そのとき私はタクシーやMRTを使わず、オーチャード通り(Orchard Boulevard)と空港を結ぶ36番のバス(SBS Transit)に乗ってみた。
乗ってみて驚いたのは大きな荷物を置くスペースが全くない平凡な市バスであったこと、乗っている人たちが誰も大きな荷物を持っていないことだった。
そこで私はこのバスは空港へ行くといっても、ほとんどの人が途中で降りるか、空港で働いている人たちが乗るものだと思った。
しかし、私の頭の片隅に引っかかっていたのは、シンガポールのガイドブックにずっと挟みこんであったポーター・エクスプレス(Porter Xpress)のリーフレットだった。
いつどこのホテルでもらったかは忘れたが、ずっと気になっていたことは確かだった。
ただ、リーフレットを見た限りでは、ホテルから空港まで手荷物を宅配してくれて、空港でそれを受け取るシステムになっているようで、シンガポールを発つときに、トランジットのときを除けば、午後便や深夜便に乗ることがなかった私には縁のないものだと思っていた。
それをきちんとチェックしていれば、今回の旅行がそれを使う良い機会だったと思うが、気付いたのは空港のラウンジの中だった。(笑)
ちなみに、ポーター・エクスプレス(Porter Xpress)のウェブサイトにあるLuggage Delivery and Storage Serviceを見ると、ホテルをチェックアウトした後に観光などをして、そのまま空港へ手ぶらで直行できるようだ。
ホテルのコンシェルジュ(concierge)に業者が荷物を取りに来ることを伝えれば、荷物の受け渡しの際に立ちあう必要もない。
もちろん、宅配のオーダーはオンライン(Online Enquiry or Reservation)で完結する。
逆の場合も可能で、例えば、空港に午前中に着いたとき、チェックインまでの間、観光などをしてホテルに向かいたいと思えば、このサービスを利用できる。
日本語のサイトでこれを利用した人のブログなどがヒットしないところを見ると、あまり日本人の間ではポピュラーではないのかもしれないが、いずれシンガポールから深夜便で帰国するときがあれば使ってみようかと思う。
ただ料金がいくらかかるかいちいち問い合わせないといけないのかな?
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