非日常(!?)が味わえるタイのクラビ(Krabi)

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クラビ国際空港(Krabi International Airport)

最近買った週刊SPA(2014年4月29日/5月6日号)GW「男の穴場」ランキング(アダルトコンテンツあり)の記事の一つに非日常が味わえる穴場として、「航空・旅行アナリストが選ぶ『意外にすいてる海外旅行先』」というのがあり、ベスト5にタイのクラビ(Krabi)が入っていた。

タイのクラビ(Krabi)といえば、私は過去3回訪れたことがあり、初回は2011年3月、2回目が2013年の年末年始休暇、3回目が今年の3月だ。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏が週刊SPAで書いている「クラビは周囲が山で囲まれていて、海路でしか行けない秘境」というのは、アオナンビーチ(Aonang Beach)やクラビタウン(Krabi Town)からロングテールボート(long tail boat)で行くビーチのことであって、決してクラビ全体がそうではないのだが、日本人が少ないという記述は間違っていない。

事実、HISバンコクの提携旅行会社であるハロー・プーケット(Hello Phuket)のスタッフ曰く、クラビに来る日本人観光客のほとんどはバンコク在住の人とのこと。
そういった意味では確かに日本人にとって穴場と言えるかもしれない。

ところで、クラビが私にとって非日常が味わえると書いた意味は、これだけではない。
2011年3月のときは、現地滞在中には何もなかったが、帰国後に東日本大震災の悲劇が襲ったことは記憶に新しいところだ。

ライレイ・ビーチ(Railay Beach)

そして、私に直接降りかかった大きなアクシデントは、昨年の12月29日に泊まったバーン・バンダレイ・ホテル(Baan Bandalay Hotel)のトラブルだ。
このときのことは1月9日のコラム「繁忙期にトラブル招くアゴダ(agoda)の後払い(pay later)システム」にも書いたのだが、それから3ヶ月後にも、クラビではホテルの宿泊予約を巡って詐欺事件が起きたと報じられている。

現地の日系旅行社、さくらツアーの井上さんは、クラビ(Krabi)ではダブルブッキングがよくあると言っていたが、詐欺事件にまでになると呆れるしかない。
クラビのみならず、旅行中にホテルのダブルブッキングなどのトラブルに見舞われる可能性は全くないわけではない。

私自身は、数ある海外旅行歴の中で、このときの1回しかないのだが、相手のミスで危うく泊まれなくなりそうだったことは2008年9月に行ったコルシカ島でもある。

こうしたアクシデントの影響を最小限に抑えるためにも、現地の繁忙期に渡航する際は信頼できそうな旅行会社を通じて手配を頼むなどのリスクヘッジ(保険)をかける必要があるということだろう。

「クラビ県旅行業協会は別のホテルを無料であっ旋するなど、被害者の救済に務めた。」ということができたのも4月のソンクラーン(Songkran)の時期でなかったのが幸いしたのは言うまでもないからだ。

航空・旅行アナリストが選ぶ「意外にすいてる海外旅行先」 (週刊SPA 2014.4.29/5.6号)

海外脱出しても混雑で辟易する結果になったらあまりに残念。
そこで航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏にアクセス良好ながら意外にすいている穴場旅行先を聞いた。

「アメリカのポートランドは、”オーガニックの街”と呼ばれていて、地元で採れた新鮮な食材を使った美食が楽しめます。街の郊外には数多くのワイナリーがあり、ワインもおいしいですよ。」
物価が安くて人気のアジアも、メジャーな観光地を外すことで、ゆったりとした時問を堪能できる。

「特にオススメなのはタイのクラビ。周囲が山で囲まれていて、海路でしか行けない秘境なんですが、とにかく日本人が少ない!ベトナムのハノイ郊外も、リゾート地として発展してきています。あとは、カナダのバンクーバーに行けば、まだスキーができますよ。」

ほかにも直行便もあるパラオは海好きにはオススメとのこと。
どこも魅力的だが、海外旅行は出費が気になるところ。
「羽田空港の国際線が増えたので、成田便と比較して安いほうを利用すれば、航空費を抑えられます。ハノイなどの新規就航路線も比較的安価で航空券が手に入ることがあるので狙い目ですよ。」

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行ってみたらホテルが閉鎖、詐欺容疑で経営者手配 タイ南部クラビ (2014.4.3 newsclip)

【タイ】タイ南部クラビ県のホテルに宿泊するパッケージツアーを購入した人が、現地に行ってみるとホテルが営業を停止していたという事件があり、警察が2日までに、このホテルを運営する会社の経営者のタイ人男を詐欺容疑で指名手配した。

トラブルが起きたのは「クラビ・プープラナーン・リゾート・アンド・スパ(Krabi Phu Pranang Resort and Spa)」(客室数30)。
昨年バンコクで開催された旅行博などでパッケージツアーを安値で販売し、その後、経営者の男が行方をくらました。

男は売り上げ約2000万バーツを持ち逃げしたとみられている。
3月30日、31日の2日間で、パッケージツアーを購入した約130人が現地に到着後、ホテルが営業してないことを知り、警察に被害届を出した。

クラビ県旅行業協会は別のホテルを無料であっ旋するなど、被害者の救済に務めた。

英文記事:TTR Weekly – Travellers cheated in Krabi (April 4, 2014)

コメント

  1. とんび より:

    GW後半の4連休でバンコクに行くので、そのときカルロスさんの影響でクラビに滞在しようかと思いました。バンコクエアの特典がキャンペーンでお得なのでそれを利用しようかと思いましたが、特典がとれず、結局GWはバンコクに滞在します。でもクラビも行きたくてあまり間をあけずに行くことにしました。間1日だけなのですが温泉ツアーを予約するつもりです。

  2. カルロス より:

    とんびさん、ゴールデンウィークはタイに行かれるのですね。クラヒの温泉はプールですね。楽しいと思います。

  3. とんび より:

    旅行記拝見しました。まずバンコクに行くので、帰ってきてからクラビのことは考えます。

  4. カルロス より:

    了解です。

  5. とんび より:

    今度こそお会いできそうです。短時間ですが、23日の朝、国内線コンコース内で一緒になるので、フードコートででもミニオフ会どうでしょう。あとはメールにて。

  6. カルロス より:

    おお、その時期にクラビですか。プーケットとは高速船で行き来できるのですよね。まあ、とりあえず、モーニングオフですね。

  7. とんび より:

    23の朝は何時に空港にいらっしゃいますか。自分は早朝につきます。連絡用のためメールにて返信よろしくお願いします。

  8. カルロス より:

    とんびさん、貴ウェブサイトに表示されていたアドレスにメールを送りました。
    未着の場合、私のメインサイトの下部に郵便のアイコンがあるので、そちらからメルアドをお送りください。

  9. 添え状 より:

    とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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