私が20名の仲間とともにアゼルバイジャン・カスピ海経済視察ツアーに行くのと前後して日米の球界では大きなニュースがもたらされていた。
まずは、メジャーリーグのワールドシリーズ第6戦(現地時間:10月30日)で、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)がセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)を4勝2敗で下してメジャーリーグ制覇を成し遂げたことだ。「 2013年10月31日 スポニチ-上原V投手!田沢も好救援 Rソックス6年ぶりWシリーズ制覇 The Wall Street Journal on October 31, 2013 – Japan’s Uehara Clinches World Series! (Oh, and Red Sox Win)」
ここで、読売ジャイアンツから2009年にメジャー入り、2013年からレッドソックスで活躍する上原浩治投手が、胴上げ投手となって称賛を浴びたことは、歴代の日本人メジャーリーガーの中でも快挙と言っていいだろう。
自分の所属するチームがワールドシリーズで出るだけでも凄いのに、その中で特筆される活躍をすることは球界の歴史に残る出来事だろう。
日本人選手としては2009年にワールドシリーズMVPになったニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の松井秀喜選手以来のことで、メジャーリーグで称賛され続けるシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のイチロー選手ですら成し得なかったことだ。(2009年11月28日-ヤンキース松井、ワールドシリーズMVP)
一方、日本球界でもポストシーズンを入れて驚異の30連勝を達成した田中将大投手(マー君)の活躍で東北楽天ゴールデンイーグルスが読売ジャイアンツを4勝3敗で下して、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。(2013年10月27日 スポニチ-マー君 日本Sでも負けない30連勝 スプリット多投で裏かく 2013年11月3日 スポニチ-楽天球団創設9年目で初の日本一 前日完投の田中が9回締めた)
今年のマー君は、レギュラーシ-ズンで24連勝を達成したとき、星野監督が「神の領域」と言ったとおりの活躍で、彼が楽天の優勝に貢献したことは言うまでもない。
楽天のファンでもない私でさえ、思わず彼の雄姿を見たさに新幹線に乗ったほどなのだから、地元のファンの興奮は物凄いものがあっただろう。(2013年9月6日-楽天イーグルス・田中将大が開幕20連勝を記録したゲームを現地観戦)
日本シリーズ第6戦で、読売ジャイアンツの菅野智之投手に投げ負けて唯一の敗戦を喫したが、翌日にクローザーとして出てきて、胴上げ投手になるところはさすがである。
オフシーズンには新ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指していると言われ、今年大活躍の上原浩治投手と同じチームになることがあれば、最強の日本人投手リレーが見られるに違いない。
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