HSBC香港のジョン・ラウ(John Lau)さんと日本人顧客の未来

この記事は約3分で読めます。

2013年6月10日 HSBC香港オーシャンセンター支店
先月の台湾・香港・マカオ旅行の途上、あらかじめコンタクトを取ってあったHSBC香港のオーシャンセンター支店(海洋中心分行/Ocean Centre Branch)のジョン万次郎ことジョン・ラウ(John Lau)さんに会ってきた。

彼と会うのは昨年の9月以来で、目的は自分自身のポートフォリオの見直しと、追加投資をすることだったのだが、やはり、日本語で相談できるということは気分的にも相当に楽だ。

昨年の香港詣が効いているのか、彼の記憶力がいいのか幸いにも私のことを覚えてくれていた。
話の最後に私は以前から気になっていたことを彼に聞いてみた。

「ジョンさんは転勤を希望したり、あるいはそういうオファーを上司から受けたりをしないのか」と・・・
彼も30代前半の若さでプレミア・リレーションシップ・マネージャー(Premier Relationship Manager)まで上り詰めた優秀な方なので、将来的に本店へ引き抜かれることは十分にあり得るからだ。

そこで、彼は「ここには日本人のお客さんがたくさんいますから自分からは動くことはない」と言ってくれた。
いつ頃から彼の元に日本人顧客がたくさんいくようになったのかわからないが、2010年6月1日付のおれたこ日記、「HSBCのジョンで~す」と「HSBCお助け支店長」にある、「(ジョンと)出会った経緯はなんてことはない。俺のボスである香港の神様がHSBCにとある用があって乗り込んだある日、本当に偶然に日本語が話せる彼と出会った。ただそれだけだ。」と無縁ではないだろう。

この香港の神様というのは、おそらく香港マイタン日記の管理人である笹子さんのことだ。
それから何人の日本人がジョンさんの元を訪れたかわからないが、彼を頼って口座開設をした人も少なくないだろう。

ただ、一つ言えるのはジョンさんが何らかの事情で日本人顧客の相手ができなくなったとき、それは近い将来そうなることもあり得るのだが、日本人顧客の中には困る人がかなり出るということだ。

私の場合も彼がいなくなると困る一人ではあるが、彼を知る前は本店に行って英語で全部手続きしていたのだから、それが元に戻るに過ぎない。
事実、私が人づてに聞いたところによれば、ジョンさんは出世してシニア(上級)・プレミア・リレーションシップ・マネージャー(Senior Premier Relationship Manager)になったとのことだ。

私が彼にコンタクトを取った5月にはシニア(Senior)の肩書でなかったので、つい最近のことだろう。
彼は私と話していたときは、香港人のくせに日本人のように謙遜していたが、この分でいくと支店の現場から離れる日もそう遠いことではなかろう。

つまり、香港の銀行で、今現在、日本語でやり取りできるということは、僥倖に等しい幸運だと思って、口座の維持管理をする必要があるということだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました