水没のiPhone 3GSに代えてiPhone 4をバンコクで購入

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MBK Center Bangkok

去る1月24日のコラムで「文鎮から復活したiPhone 3GS」を書いて以来、普段はWi-Fi環境下で操作練習用として、海外旅行時はSIMフリーの特性(これが世界標準なのだが)を生かして有効利用をしてきたiPhone 3GSが半年余りで水を被って使い物にならなくなった。

何しろ私が昨年11月にバンコクで買った中古のiPhone 3GSは日本製のものを脱獄していたのか、iOS4.1のアップデートができないため、フェイスブックを始めとするアプリがインストール不能で、その点が不満だったために、いずれはSIMフリーのものを買い換えようと思っていた矢先だった。

もっとも6月18日のコラムで「iPhone5とiPad(Wi-Fi + Cellularモデル)を買ってみた」と書いたように、このときに買ったiPad 4がSIMフリーだったため、iPhone 3GSをそれほど急いで買い換える必要があったわけでもなかった。

ところが情勢は一転した。
今回行ったインドネシア・タイ旅行の際のギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)での宿泊トラブルなどの対処で、iPhone 3GSは出先でインターネットを楽しむだけのはずが、予想外にフル回転で使わざるを得なくなり、常に短パンのポケットに入れておくような状況だった。

そこで悲劇は起きた。
7月2日にギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)からロンボク島(Lombok Island)へ向かう際に、プライベートでチャーターしたボートが海岸に接岸したのはいいが、そこにはさざ波が立っていて、ボートは木の葉のように揺れていた。

大丈夫かな、と思いながらボートに乗り込んだ途端に大波が襲い、私は全身ずぶ濡れ、トランクは波に流されそうになっていたのを必死で引き留めた。
ボートのスタッフたちは、「ラップトップ(laptop=ノートパソコン)、ラップトップ!」と叫びながら私の身よりもモバイル機器がダメになるのを心配してくれた。(苦笑)

MBK Center Bangkok

その直後にボートが水浸しになっているのを見て、彼らが「タイタニック(Titanic)!」と叫びながらバケツで水を外に出している最中にも波が襲ってきた。

私は正直ボートが転覆するのではないかと心配した。(転覆しても浅瀬なので溺れることはなかったが荷物は全滅が予想された)

ボートが無事に航行し始め、洋上で安定すると、私は何よりもモバイル機器の在りかを心配して、動作を確認してみると、日本で買ったばかりの新品のiPhone 5とiPad 4は予想外にもカバーが少し濡れただけで無事、鞄に入っていたのと、保護フィルム(screen protector)などで保護されていたことが大きかったようだ。

ところが、短パンのポケットに入っていて、しかも何のプロテクトもされていなかったiPhone 3GSは本体が熱を持って全く動かなくなってしまった。

私は、これも運命かと、着ていた服以外は鞄の中身が少し濡れただけで助かったのは不幸中の幸いだと思った。

その水没同然となって動かなくなったiPhone 3GSの代わりに、私は何か良いものがあれば買いたいと思ったのだが、現地旅行社のランガ・ウィサタ・ツアー&トラベル(Rangga Wisata Tour & Travel)の宮本さん曰く、ロンボク島ではアップル製品は高級品らしく(新品価格は先進国並み)、中古品はもっぱらサムスン(Samsung)などの廉価品しかないとのことだった。

そこで私はバンコクに戻ったときにSIMフリーiPhoneを買い換える決断をした。
日本に帰国すれば、水没iPhoneの修理とかウェブサイト広告を出している業者も多いが、直ったとしてもiOSのアップデートは不可能なことに変わりはないので、いっそのこと安価なものが入手できるなら買い換えたいと思った。

SIMフリー iPhone 4

そこで、私は7月5日に行ったMBKの携帯ショップで「NEW」と札の貼られたiPhone 4と4Sがあったので、それぞれいくらか聞いてみた。
iPhone 4 (16GB)が9,600バーツ(約31,000円)、4S (16GB)は13,200バーツ(約43,000円)ということだった。

値引き交渉をしてみたが、応じてくれないので、念のためにiOSの確認だけさせてもらうことにした。
画面が英語バーションになっていたが、Settings-General-About-Versionを見ると、6.1.3、最新バージョンになっていた。

一応、新品と言うのは間違いなさそうなのでiPhone 4を購入することにした。
ほんの数年前まで英語の通じにくかったMBKの携帯ショップが、今ではかなりの店で簡単な英語なら通じるようになった。

iPhoneがタイの携帯市場を席巻したことで、携帯ショップの店員も否応なしに変わらざるを得なくなったのだろう。
果たして日本の秋葉原はどうだろうか。

コメント

  1. 奈々パパ より:

    客層の変化で、秋葉原は、銀聯カードや、英語の代わりに中国語が使えるようになっていますよね?

  2. カルロス より:

    奈々パパさん
    多くの外国人店員が接客しているのを見ましたが、日本人店員が中国語を話している場合もあるのかな~
    そうだといいのですが

  3. 風じ より:

    4月にバンコクのMBKに行ったときは、iPhone4が13,000バーツしていましたので、下がりましたね。
    iPhoneは売れまくっているので、使いやすいようになっているようですね。しかし、高いのでSIMフリーの安物Androidで我慢しています。

  4. カルロス より:

    風じさん、iPhoneはバンコクでは主力商品ですね。
    おまけに日本製のものをunlockすると宣伝しているところも多いです。
    私は日本製は日本で、simフリーのものは海外旅行用と使い分けることにしました。

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