5年後(2018年)にタイに新幹線ができるかも

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チェンマイ駅(Chiang Mai Station)

昨日送られてきたアップルワールドメールマガジンの表題は「成功するロングステイの心得とは」というものだった。

その記事にあったリンクをクリックすると、「花鳥風月 まだまだ走り続けるタイ」とあって、「これ(高速鉄道のプロジェクト)が実現したとすると、最も大きな影響を受けそうなのが北の古都、チェンマイでしょうか。比較的過ごしやすい温暖な気候と豊かな自然、物価の安さで日本人ロングステイヤーにも人気の都市です。数年前から幹線道路沿いに大型レジデンスや巨大商業施設の建築が進んでいるのも、近い将来の人口の流れを見据えてのことかもしれません。さあ、どうなるバンコク。私も今後の動きに注目していきます。」とあった。

私はタイでのロングステイに興味があるのだが、このようなプロジェクトは国内の移動が便利になるので嬉しい反面、滞在費用が高騰する懸念があるので、何とも言えない複雑な気持ちになる。

報道によれば、とりあえず最初に完成するのは、ロシアや中東からの観光客に人気のパタヤ(Pattaya)までの路線、私はビーチが汚いのであまり好きになれないのだが、日本人のロングステイヤーも多い。

どちらかと言うと女遊びが目的のところなのだが、高速鉄道ができれば1時間もあれば行くことができるようになるだろう。
それ以外の路線は、スコータイ(Sukhothai)観光の拠点となるピッサヌローク(Phitsanulok)、イサーン(タイ東北部)の玄関口となるナコンラチャシマ(Nakhon Ratchasima)、そして、王室の別荘があるビーチリゾート、ホアヒン(Hua Hin)の3路線という。

どうやらチェンマイまで延びるとしても実現するのは相当先になりそうだが、高速鉄道ができる駅周辺ではコンドミニアムの建設なども進むのであろう。
私の友人のジョニーさんは2012年10月15日付で「パタヤ物件は値引き合戦がスタートしました。」という記事を掲載していたが、高速鉄道の駅がパタヤにできるとなると、それが反転することになるのだろうか。

また、この高速鉄道計画はあまり現存の航空路線と競合しないようだが、そこには強かな政府の計算が働いていると言えるだろう。
私が思うに、過熱感のありそうなタイSET指数(Thailand SET Index)だが、こうした国家プロジェクトが本格化することによって、まだ伸びる余地があるのだろうか。

動き出すタイ初の高速鉄道 総額6.3兆円、2018年完成へ (2013.4.5 産経新聞)

タイ政府は同国初となる高速鉄道の開通に向けて動き出す。
現地紙バンコク・ポストによると、政府の高速鉄道計画は首都バンコクとパタヤ、ピッサヌローク、ナコンラチャシマ、ホアヒンをそれぞれ結ぶ4路線で、バンコク-パタヤ間を2018年までに完成させ、残り3路線を順次建設する。

同計画はタイ運輸省が今年3月に発表した総額2兆バーツ(約6兆3200億円)の輸送・交通インフラ整備計画の一部として行われる。
9月に入札を実施する予定となっており、その後、政府が各事業計画の検討とコストの算定を行ったうえで採用方式を決定する方向だ。

タイ政府は日本、中国、韓国、フランス、ドイツ、スペインの入札参加を想定している。
タイ運輸省によると、4路線の開通後はバンコクと300キロ圏内の各都市の移動時間が最大で現在の3時間から90分に短縮されるほか、年1000億バーツの燃料費削減効果もあるという。
また、タイの2012年の輸送コストは国内総生産(GDP)比で15.2%と割高だったが、同省幹部は「少なくとも2%の低減につながる」と述べ、高速鉄道建設の意義を強調した。(シンガポール支局)

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コメント

  1. 乗ってみたいかも~♪^^
    わたしたちの今のところの予定はマレーシアですが
    その時になったらどうなっているかなあ。[E:happy02]

  2. カルロス より:

    克林さん、こんにちは
    マレーシアですか。そこも住む(ロングステイには)いいかもしれないですね。
    でもタイ新幹線ができるのは早くて5年後ですから、乗る機会もあるでしょう。

  3. 前川 より:

    タイの新幹線???
    期待しない方が賢明かも?
    無いよりは在った方がいいに決まってますが、乗車運賃を払える国民がコマーシャルベースに乗るほどいません。
    今のタイ国鉄と同じで赤字どっぷりになりそう。
    タイはバンコク一極集中で、ビジネス客はバンコクに集中してます。
    タイは人口ボーナス期が終わり、これから少子高齢化が進む人口オ―ナス期に入ります。
    日本のように、国民全員が総中流になってから、人口オ―ナス期に入ればいいが、タイは国民の過半数が貧困のまま、人口オ―ナス期に入ります。
    LCCとバスで十分な気がしますが。

  4. カルロス より:

    前川さん、コメントありがとうございます。
    >無いよりは在った方がいいに決まってますが、乗車運賃を払える国民がコマーシャルベースに乗るほどいません。
    基本的には外国人観光客を見込んでいるような気がしますが、今のタイ国鉄は本数は少ない、遅れる、ですが、これが改善されればという期待もしています。
    >日本のように、国民全員が総中流になってから、人口オ―ナス期に入ればいいが、タイは国民の過半数が貧困のまま、人口オ―ナス期に入ります。
    これはネガティブな材料ですが、どこかにそういう記事かソースがあればURLを貼っていただくとありがたいです。

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