8月1日から香港非居住者でもHSBC香港を通じて人民元投資が可能になった(2012年7月27日-8月から香港での人民(中国)元投資が非居住者でも可能に)ことはすでにご存知のことと思うが、今までは現地へ行って書類にサインをしないと人民元口座を開くことはできなかった。
また、人民元口座を開いてもインターネットで投資商品を買うことができなかったので、実質的には口座を開いたその場で商品を購入する必要があり、香港非居住者にとっては非常に使い勝手が悪かった。
私も10月の香港・マカオ旅行のついでに人民元口座を追加したものの、手持ちの現金を入金してきただけで、特に何もしなかった。
ところが、最近になってトップページの右側にある「Personal RMB Services for Non-Hong Kong Residents」のロゴをクリックすると、2012年12月10日更新の情報として、インターネットバンキング利用可の記述が加わっていた。
Personal customers who are non-Hong Kong residents may visit any of HSBC branches for personal RMB services. HSBC Personal Internet Banking, Mobile Banking, Express Banking (including ATM and Cash Deposit Machine), Automated Phonebanking Services to non-Hong Kong residents are also available.
つまり、わざわざ現地へ行かなくとも人民元投資が可能になったということで、従来の11通貨に加えてバリエーションがまた増えたということになる。
私としては狙い目は、小口投資家にとって買いやすい人民(中国)元建の金ETF「恒生人民幣黄金ETF(Hang Seng RMB Gold ETF) (83168)」、現時点では金価格が下落局面にあるので投資のタイミングとしては躊躇してしまうが、将来的には面白いと思う。
ところで、去る27日のワールドインベスターズ「24時間テレビ打ち上げ&忘年会」に参加させていただいたときにお会いした晋陽FPオフィス代表のカン・チュンド(Choong Do Kang)さんに、投資初心者のためのETF(上場投信=Exchange Traded Fund)入門書があったら教えて欲しいとお願いしたところ、北村慶氏の「ETFとは何か」と、ご自身の著書である「ETF投資入門」の2冊を紹介された。
本当ならHSBC香港に口座を開設するような方に案内するようなことではないのだが、ETF投資は香港株(一般)投資口座と米国株投資口座にも応用できるし、私は9月の台湾・香港旅行の途上、HSBC香港オーシャンセンター支店に立ち寄ったときに香港HSBCお助け支店というボランティア精神溢れる素敵なウェブサイトがなぜ存在するのかよく理解できたからだ。
微力ながら私も彼らのお助け精神に加勢したいと思う。
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