つい2、3日前に友人と話していたときのことだ。
友人から「カルロスさんは今年のゴールデンウイークもまた海外へ行くんでしょ」と言われ、私は「今年は去年と違ってゴールデンウイークのド真ん中しか休めないからたぶん行かないよ」と答えた。
それもそのはず、今年は5月1日(土)から5日(水)まで5連休、4月30日(金)を仮に休んで29日(木)から行くとしても、最高値のチケット代金、それも厳しいキャンセル条件が課されたものを買ってまで行くことは考えてもいなかった。
しかも自宅に送られてきたJTBの「旅ナビゲーション」というパンフレットの「ラスベガス5日間、4月29日出発224,000円」とか「バンコク4日間、5月1日出発213,800円」(これらはいずれも添乗員付)とか、国内フリープランで「高知・足摺1泊2日の旅、5連休期間中72,100円」などを見ながらため息をつき、これでは今年のゴールデンウイークは自宅静養で決まりだなと思ったばかりだったのだ。
ところで、デルタ航空(2010年1月31日にノースウェスト航空はデルタ航空と完全統合した)の特典航空券は取れるのか、取れるわけないよな、何しろハイシーズンの特典航空券は1年前から獲得競争に乗り出すのだ、と言っている人もいるくらいだからだ。
とりあえず、デルタ航空のウェブサイトにアクセスし、昨年と同じロサンゼルス(LAX)行きのフライト(今年は4月29日出発、5月4日現地発)を検索してみると、エコノミークラスで135,000マイルも必要だと表示される。
日本から米国本土へ行くには、エコノミークラスでさえ、通常期で60,000マイル、ハイシーズンで75,000マイルも必要となり、今の時点で不足分のマイルを購入すると、通常期に正規割引航空券を買うぐらい金がかかる。
しかも予想通り、帰国便(5月4日現地発)の特典航空券が取れない。
ちなみに、デルタ航空の特典航空券の予約サイトは、ノースウェスト航空のときには表示されていた選択肢が表示されていないなど、使い勝手が悪く、そういったことを電話で調べてもらうおうと思ってもなかなか繋がらない。
元々、今年のゴールデンウイークの旅行で日本発の有料チケットを買うつもりはないので、これではメキシコ再訪はバカバカしくて話にならないと、今度はアジアへ飛ぶとどうなるか検索してみた。
人気のバンコク(BKK)は最低でも60,000マイル、特典航空券が取れないよりはマシだろうが、そこまでして行く気は毛頭ない。
ここで考えたのが特典航空券の行き先としては人気のないシンガポールだ。
検索ボックスに出発空港にNRT(成田)、到着空港にSIN(シンガポール)と入れると、往復で40,000マイルからと表示される。
ゴールデンウイーク期間中(4月29日出発、5月5日帰国)にもかかわらず、通常期のマイル数で往復できるなら迷わずGOだ。
参考までに、今日現在で香港(HKG)と上海(PVG)は往復40,000マイル、ソウル(ICN)は60,000マイル、台北(TPE)は特典航空券は取れない、と表示される。(日本からアジア行きの特典航空券はエコノミークラスの場合、低料金で片道10,000マイル、中料金で20,000マイル、高料金が30,000マイルで、残念ながらこのことは「特典旅行・アップグレードに必要なマイル数の一覧表」に掲載されていない。)
そして、手続きを進めていくと、摩訶不思議なメッセージが表示された。
「旅程のフライトの一部で、少ないマイル数の便へ料金が再設定されました。(Some flights on your itinerary were repriced for less mileage.)」
何と4月29日出発、5月5日帰国のゴールデンウイークの旅行が、ローシーズンの価格である、たった20,000マイルで取れたのだ。
これは私の持っているステータス(お試し?ゴールドメダリオン)によるものと思われるが、こういうのを「棚からボタ餅」と言わずして何と言うのだろうか。(スカイマイル番号を入れないで検索すると、このメッセージは出ない)
もちろん、私はシンガポールだけに滞在するわけではなく、HISシンガポールや格安航空検索サイト(Which Budget)なども駆使して第三国へ飛ぶことを考えているのだが、選択肢としてはタイ、マレーシア、インドネシアのほか、オーストラリアやスリランカなども視野に入れて考えてみようと思う。
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