今日は奇しくもメーデーである。
労働者の日、「金持ち父さん・貧乏父さん」を書いたロバート・キヨサキが言うE-Quadrant(従業員のカテゴリー)に属する人たちが8時間労働を求めて立ち上がったのが最初の起源と言われるものだ。
そんな日に読んだ2冊の本、それは現代の日本における対極同士にある人たちのことが書いてあった。
1冊は臼井宥文氏の「3年で富裕層になる!-4000人の新世代リッチと会ってわかった方法」、もう1冊はNHKスペシャル「ワーキングプア取材班」の編集した「ワーキングプア 日本を蝕む病」だ。
この2冊の本を通勤電車の中で交互に読むと心の中が揺れ動く自分を感じることができる。
一般的な庶民感情からすると、前者は夢の世界の話、後者はいつ自分がそうなるかわからない身につまされる現実という捉え方がされると思う。
特に後者はテレビでも放映されたものだけに頭の中がフラッシュバックする人もいるだろう。
ところが、臼井宥文氏はニューリッチに関してこうも言っている。
富裕層をめぐる誤解として、昔と違って今ではグローバル化の進展により、さまざまな成功のルートがあり、庶民でも3年あれば富裕層(ニューリッチ)の仲間入りができる時代になっている。
高校中退であろうと、無名の大学出であろうと、いい会社の入社試験には全部落ち、聞いたこともない小さな会社に入った人であろうと、突然富裕層になれるチャンスがある時代である。
もともと資産家の家に育った2代目、3代目といったオールドリッチと違って、一代で富裕層になるニューリッチの人はついこの間まで、3ヶ月前、3年前まではあなたと同じ地点にいた。
要は、将来価値が上がりそうなものにいち早く目を付けることが大事である。
また、絶対富裕層になれない人の考え方として
- 周囲の似たような人と比べて「この程度でしかたない」と甘んじている人
- 「どうせ自分なんか・・・」と思っている人
- 「コツコツやっていれば、いつの日か・・・」と考える人
- 自分より下層の人を蔑む気持ちを持っている人
- お金持ちを妬み、ひがむ気持ちを持っている人
- 「富裕層なんて、いかがわしい」、「お金儲けはけがらわしい」と思っている人
- 「お金持ちなんて自分とは関係のない特別な人たちだ」と思っている人
つまり、従来の日本的価値観から抜け出せない人は、残念ながら富裕層にはなれない、と断じている。
逆にそれができれば、元が貧乏であろうが、不遇であろうが関係ないとも言っている。
ワーキングプアに陥った人の中には家庭の事情などで不遇になっている人も多いと聞く。
しかし、今の自民党政権が崩壊しても新政権ができたとしても昔のような時代には戻ることはないだろう。
それならば、せめて「こういう時代だからこそ誰にでもチャンスは来る」と信じようではないか。
なぜならば、ネガティブ思考で夢も目標も志もない人のところにはチャンスは来ないし、たとえ来たとしても見逃してしまうハメになるからだ。
コメント
ニューリッチに、早くなりたいです。
toraさん、こんにちは
ニューリッチになるためには、やはり投資や起業のどちらかは欠かせないようです。
労働だけではいくら頑張っても上限ありますから