US Green Card Lottery(アメリカ永住権抽選)の勧誘電話

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詐欺のイメージ

米国移民多様化ビザ抽選プログラム(Diversity Immigrant Visa Program)、通称、米国グリーンカード抽選(USA Green Card Lottery)と呼ばれるビザプログラムは、無作為抽選によって米国の永住権が得られるシステムであるが、ウェブサーフィンをしていると、ポップアップ広告などでこのプログラムが表示されることもあって、結構これを目にすることがある。

公式サイトから登録すれば費用はかからないことになっているが、様々な有料手続き代行業者(この中には怪しげなものもあるかもしれないが)を散見することができる。

私が、そのポップアップ広告に魅かれて個人情報を入れた後、クレジットカード番号を入れる欄が現れて、詐欺サイトかと思って、慌てて画面を閉じたのは昨日のことだった。

なぜ、こんなものに魅かれたかというと、リストラおやじのあぶない生活!の管理人、風じさんが紹介している「福島第一第二原発事故を予測 共産党吉井英勝衆院議員の国会質問」を読んでいて頭がクラクラしていたからだ。

吉井英勝議員は、福島第一原発で起こった事故の可能性を、2006年(平成18年)3月1日の第164回衆議院予算委員会第七分科会の質疑で指摘していたとして、夕刊紙などでは報じられていたが、結局、彼の指摘を当時の小泉内閣はマジメに取らなかったのであろう。

さらに自分で過去に書いた「美浜原発事故に思う」を思い出して、「ダメだ!こりゃ、日本復興どころか、日本沈没ではないか!」となるのにそう時間はかからなかった。

頭がクラクラするままにネットサーフィンを続けていたときに現れたアメリカのグリーンカード抽選の広告、これに当たればアメリカの永住権がもらえることだけは知っていた。

無意識のうちにデータを入力したものの、金がかかるなんて聞いてないよ、と思って、途中で慌てて画面を閉じた。
応募するならきちんと調べてからやらないと、という理性だけは残っていた。

それにアメリカには好かれていない、などとニューヨーク帰りに肺炎を患ったときに思ったはずである。
結局、そのままパソコンを閉じ、気を取り直して買い物に出かけた。

その後、携帯の着信履歴に見慣れない、というか日本の電話番号とは思えないものが表示されていた。
ポケットに入れっ放しで鳴ったのが気がつかなかったのだが、2度も同じ番号でかかってきていた。

何だか気味が悪いなと思いながら返信したものの、日本の番号ではないので通じるはずもない。
夕食を終え、テレビを見終わり、寝る前になって、また同じ番号からかかってきた。

応答すると、いきなり英語で会話が始まった。
途中でやめたはずのグリーンカード抽選応募サイトの登録情報を元にかかってきたようだった。

英会話の練習だと思ってしばらく付き合っていると、案の定、クレジットカード番号を聞いてきた。
先方は格安で安心だと言うが、私は電話相手に信頼がおけなかったので、途中で話を遮り、電話をオフにした。

怪しげな電話ではあったが、収穫はあった。
英会話の実地演習がタダでできたからだ。

何しろ私の会話レベルなど旅行者の域を脱していないし、対面ならともかく、電話でのやりとりは正直自信がなかった。
でも今回のことで多少自信が芽生えた。
海外個人旅行の経験はダテではなかった、そんな気がした1日だった。

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