自らの不明を恥じる

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驚く外国人男性

去る9日にアップしたエッセイ「少子化も人口減も止まらない理由」にもホリエモンのことに少し触れたが、彼のことを単純にビジネス界の改革児と思っていた私は、翌日の「きっこのブログ-虚業と言う巨悪」を読んで、自分の不明(物事を見通す力が足らないこと)を恥じなければいけない、と思った。

記事の詳細はリンク先に飛んでもらうとして、彼女はライブドアとマンション販売のダイナシティが資本提携、業務提携を組んだということは、暴力団の実質的フロント企業同士がタッグを組んだトンデモない提携であると言う。

要するに、堀江貴文社長のバックもいつの間にやら闇の紳士たちの影がちらついており、何も知らない善良な人々の金が流れて彼らの資金源となっている可能性は高いということだろう。

実のところ、こういった話は今に始まったことではなく、5~6年前にも東証マザース上場の新興ベンチャー企業に絡む話でも闇の紳士たちの暗躍はあったと「企業舎弟 闇の抗争」には書かれている。

当時はクレイフィッシュ光通信、あるいはネット音楽配信会社のリキッド・オーディオ・ジャパン(→サイバー・ミュージックエンタテインメント→2003.1.1からニューディール)絡みが有名だが、これらの事件を通して経済事件師たちが暗躍、手練手管に長けたヤミ勢力が仕掛けたワナに、脇が甘い若手ベンチャー企業家が嵌まったと、著者の有森隆氏は言う。

ちなみに、今をときめくM&Aコンサルティングの村上世彰氏は、当時のクレイフィッシュの株主総会でも大活躍したとあり、このときから名を馳せていたようだ。

そう、歴史は繰り返すという言葉が真理とすれば、これら2つの企業の内紛や裏社会との金絡みで何か事件が起こる可能性があるだろう。
前回のときは光通信の虚業バブルがはじけたのがITバブル崩壊と重なった。
次は不動産投資関連企業のバブルがはじける導火線となるのだろうか。

それとも今回の耐震強度偽装事件のように当事者企業以外は無風で終わるのだろうか。

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