去る5月18日に駅の売店に売っていた夕刊フジの見出しが「100億円部長銘柄 61社リスト」というものだった。
全国高額納税者番付でタワー投資顧問運用部長の清原達郎氏がサラリーマンでありながら1位になったということで話題になり、どんな銘柄に投資して稼いだかのも関心の的であったことからこういう記事が出たのだろう。
私が彼に着目したのは、何と言っても前日に出た日刊ゲンダイで、日本市場がどん底にあった2001年から2003年までの間でも彼は稼いでいたというのを目にしたからだ。
素直に「凄い」と思った。
日本にもこんなファンドマネージャーがいたんだと・・・
前の週に、米国でカリスマ投資家と言われる、ラリーウイリアムズ(Larry Williams)の講演を聴きに行った私にとって、とりあえず今の投資スタンスを変えるのにヒントになるようなものを得ようとし始めていた矢先のことだった。
もっとも彼の投資銘柄(Excel File)にそのまま突っ込むような愚かな選択はするべきではないだろう。
すでにこうなった以上、ロングポジションで持っていたとされる、これらの銘柄は高値圏にあるか売却されているものだからだ。
従って彼の投資傾向を掴んで今後の参考にしようと思ったのだ。
結論から言うと、彼の投資はロングポジションで持とうとする銘柄に対しては、究極のバリュー投資のようだ。
夕刊フジにもあるように、彼は「2~3年も動かなかった株が数ヶ月で数倍になるのを見抜いた眼力には感服」と言うある個人投資家の弁は、清原氏が究極のバリュー投資を一つの手法として持っていることを裏付けるものだろう。
このことはタワー投資顧問の動きをチェックしている「考える株式投資」のgotospaceさんもそういうことを言っているところを見ると正しいのだろう。
そして、今日、本屋で一冊の本を買った。
「謎のトレーダー『しん』の株バリュー投資法」というものだ。
中身を見るとどうやってスクリーニングをするかという彼なりの方法が書いてあって参考になりそうだったからだ。
しかも彼の投資銘柄は清原銘柄にダブッていたことも買う気になった理由の1つだ。
さて、カリスマ投資家と言われている人でさえ、投資を始めてからすぐには芽が出てないということをセミナーなどで耳にし、少しばかり安心したのでじっくりと腰を落ち着けてやろうと思う。
今年になってから投資成績の不調が続くが、これを糧にして今後の飛躍のために頑張ろうと思う。
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