ワールドカップの最終予選で日本は2勝1敗とB組の2位に付けているが、首位のイラン、3位のバーレーンとのせめぎ合いで、ドイツ行きの切符を手にできるかどうかのところにいる。
残りは、アウェイのバーレーン戦、北朝鮮戦、ホームのイラン戦で2勝できるかどうかが鍵とも言えるが、世界中どこにでも行けるだけの経済力を持つ日本人サポーター、先日のテヘランへも弾丸ツアーで行った人も何人かいるようだ。
おそらくアウェイのバーレーン戦にもこうしたサポーターの力強い応援があると思えるが、問題は平壌(ピョンヤン/Pyongyang)の北朝鮮戦である。
私はワールドカップの日本代表には申し訳ないが、日本人サポーターは行くべきではないと思う。第一、イラクに行った日本人が人質になったとき、一部の人たちは散々に罵倒したのだ。それが一転して、北朝鮮のような国へ行く者には「頑張って応援して来い!」ではおかしいではないか。
なぜか?北朝鮮は日本人が世界で唯一と言ってもいいほど金(かね)を落としてはいけない国だからだ。行けば最悪、人質になるとか、収容所に入れられるとか、そういう問題ではない。
かの国は、かつてわが同胞を拉致し、それを返さないばかりか一部は殺しているかもしれない、さらに日本に武力攻撃をかけようという国なのだ。その国に対して、行く必要性も義務もないのに銭を落としに行くのは国賊行為だろう。
独裁国家においては、そういった金(かね)のほとんどは、独裁者である金正日(キム・ジョンイル/Kim Jong-il)と取巻きの懐に入るからだ。
もはや一般の日本人が北朝鮮へ渡航するなど、百害あって一利なし!
元はと言えば「日朝関係に関する日本の自由民主党、日本社会党、朝鮮労働党の共同宣言(1990.9.28)」(出典:データベース「世界と日本」)で、「日本当局が朝鮮民主主義人民共和国と関連して、日本のパスポートに記載した事項を取り除くことが必要であるとみなす。」という宣言をしたことにより、渡航禁止先から削除され今に至っているのだ。
この訪朝団は、今や「売国訪朝団」という評判まであるくらいのものだ。従って、日本の国益を考えるならば、1980年代以前の「北朝鮮への渡航は禁止」に戻すのが当然なのだ。
横田夫妻ら、拉致被害者家族の「小泉訪朝は予想しうる最悪の結果に終った」というコメント(2004年5月22日/出典:北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会)に逆切れし、「首相への感謝が足らない」などとほざいた無教養かつ単細胞なバカども・・・
日本政府がどうしようもないと言って税金や社会保険料を踏み倒してる奴ら・・・
当然ながらサッカー観戦に北朝鮮などには行くまいな!もし、お前らが日本に住む同胞の生活を支えるより、金正日(キム・ジョンイル/Kim Jong-il)に銭を恵みたいのだったら一生帰ってくるな!
もっとも、スリランカ人レフェリーのように金(かね)を毟り取られたとき、日本外務省の支援が当てになるかどうかはわかっておると思うがな。
最後に、スポーツマスコミをはじめとして、メディアの多くは「日本から経済制裁が発動された場合、日本サポーターの北朝鮮渡航に影響を与えるのではとみられている。」などと能天気なことを書いているが、影響を与えて大いに結構である。
あの国に媚びへつらう必要がどこにあるのか考えればわかることだ。いつまでも「良い子の撫子ちゃんでいようね!」なんて世界で最もマヌケで大バカなメンタリティはクソ食らえだ。
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W杯予選で「邦人保護」も…外務省、平壌で領事業務 (2005.4.4 読売新聞)
外務省幹部は4日、平壌で6月8日に行われるサッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の北朝鮮対日本戦で日本人サポーターを保護するため、平壌(ピョンヤン/Pyongyang)のホテルで領事業務を行う考えを明らかにした。
日本から2000人前後の訪朝を想定し、朝鮮語のできる職員数人を派遣して、情報提供や、事故に巻き込まれた場合の支援などを行う。
また、3月30日の北朝鮮対イラン戦で、北朝鮮の観客が暴徒化(North Korean fans react violently in World Cup qualifier loss to Iran)したため、日本政府は、北朝鮮側に日本人サポーターの安全確保を要請する方針だ。
日朝間には国交がないため、北朝鮮には日本の大使館や領事館はない。
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「平壌空港でイラン戦審判らが金奪われた」 (2005.4.4 朝鮮日報)
朝鮮サッカー観客の暴徒化事態の後遺症が後を引いている。
3月30日、平壌(ピョンヤン/Pyongyang)で開かれたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組、北朝鮮-イラン戦の審判を務めたスリランカ出身のスニール・セナウィラ氏は3日、ブルームバーグ通信とのインタビューで、「平壌空港を出る時、税関員らが審判たちの金を奪い、荷物を過度に捜索した」と明らかにした。
同氏は「現場でシリアの外交官と北朝鮮サッカー協会側に助けを要請し、金は返してもらったが、不当な待遇を受けた事実をFIFAに報告する方針」と述べた。
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