こんなグローバル・スタンダードはいらない

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レッドカードを出す女性

今日の読売新聞で元郵政公社の職員が窃盗で逮捕されたと報じられているが、実は国家公務員の中で懲戒処分を受けた人は旧郵政省が一番多かったと言われている。


かつて銀行員の給与が高いのは犯罪防止のためだとはよく言われたことだが、今では世間からのバッシングと経営陣の無能のせいで、末端行員の士気は著しく落ち、いつ犯罪の片棒を担いでもおかしくない状況だとも言われる。

そして、過日のテレビである宅配業者の社員が架空の留守宅配達伝票をポストに入れ、何気なく電話してきた人の在宅の都合を聞き、別の者が盗みに入る、という恐ろしいことが報じられていた。

こうなると誰を信じたらいいかわからない。
つまり、犯罪だけはグローバル・スタンダードに近づいているようだ。
警官は質量とも減る傾向と言われ、刑務所は満杯のため微罪では懲役に行くことすらなくなっているという。

つまり今までは実刑を食らうレベルだったのが執行猶予が付いたりするということだ。
不良外国人やホームレス、借金苦の人たちをタッグに組んでやる犯罪も多くなっているようだ。
要は金のためなら何でも・・・という時代がもう来ている。

例を挙げれば、民間会社の保有する個人情報を不良社員がサラ金の借金のカタに、あるいはリストラの腹いせに名簿業者に売り渡すなんてことだ。
サラ金業者なら金の代わりに情報をもらうことにしても当然としか思わないし、借金で首が回らない人間に世間の良識は通用しない。

不良外国人は暴力犯罪をやらせ、ヒット・アンド・アウエイで即座に国外逃亡させる。
ホームレスは詐欺会社の重役や社長という設定だ。もともとそういう地位にあった人なら完璧だ。

取り込み詐欺で奪い取った商品をディスカウントストアに卸して売る、窃盗した商品をオークションに出す、こんなことも日常茶飯事らしい。

Yomiuri Weekly 2003年2月16号によれば、取り込み詐欺グループの主犯格が、「ユニクロ(9983)はえらいよ。中国で生産し、自分たちのカで商品の価格を下げた。でも、一部のディスカウントストアは、苦労せずに価格を下げている。取り込み詐欺のおれたちを使ってさ。」とうそぶいているという。

逆に言えば、それ以外のディスカウントストアなどの商品は・・・という想像ができようか。
それを「安い」「何で今まで高かったんだ?」と言いながら喜々として買ってる私たち。

「人を見たら泥棒と思え」・・・嫌な時代になったものだ。
昔あったよき時代の「礼節を知る日本人」「夜女性が1人で歩いても危なくない国」というのは過去のものになってしまったようだ。
「貧困が犯罪を生む」・・・この言葉と一番無縁だった日本が変わっていこうとしている。

ポストからはがき盗み換金、元郵便局員を送検…山口(2003.11.2 読売新聞

郵便ポストから大量のはがきを盗み、郵便局で切手と交換、金券ショップで現金化していたとして、日本郵政公社山口監査室は2日、山口県下関市一の宮住吉、元郵便局員平岡秀智容疑者(27)を窃盗の疑いで山口地検に送検した。

調べによると、平岡容疑者は9月15日深夜、以前勤めていた同県豊浦町、豊浦郵便局前の郵便ポストを鍵で開け、投かんされていたはがき122枚を盗んだ疑い。
同監査室は、平岡容疑者がポストの鍵の合鍵を作っていた可能性もあるとみている。

平岡容疑者は10月30日、下関市の郵便局にはがき約500枚を「書き損じはがき」と称して持ち込み、計24,000円分の切手と交換。金券ショップで現金に換金した。金額は不明。

局側が差出人がばらばらだったことなどを不審に思い、同監査室に通報。
届け出を受けた山口署に1日、逮捕された。
平岡容疑者は「金がほしかった。ほかのはがきもポストから盗んだ」と供述しているという。

同監査室は「迷惑をかけ、申し訳ない」としており、約500枚のはがきについて、差出人に戻すか、受取人に届けるか検討している。
平岡容疑者は豊浦郵便局で郵便物の区分け作業を担当していたが、4月にビールなどが入った小包や定額小為替証書を盗んだとして、懲戒免職になった。

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