2023年3月10日、HSBC香港から私あてに「Act now for Hong Kong Investor Identification Regime(今すぐ香港投資者識別制度のための行動を)」というメールが送られてきた。
何かと思って開いてみると、2023年3月20日以降も、香港の株式を買い付けたいならば、パスポートやマイナンバーといったID番号を登録せよという内容だった。
HSBC香港に登録してある私のパスポート番号は2020年1月で失効しているので、それで連絡があったようにも思えたが、確認している時間がないので、とりあえず登録を進めることにした。
香港投資者識別番号(Hong Kong Investor ID)を登録するには、インターネットバンキングのほかに、モバイルバンキングアプリや、HSBC HK Easy Invest(日本在住者は入手不可)でもできると書いているが、ここでは、主として、パソコンのインターネットバンキングのやり方を説明する。
まずは、インターネットバンキングにログインしたら、上部のメニューバーにあるInvestment(投資)からHK Stock Trading(香港株式の取引)を選択する。
モバイルバンキングアプリの場合は、最下部にある investment(投資)から trade stocks(株式取引)を選択し、香港株式の名前(例えば china mobile)か銘柄コード(例えば 0941)を入れると、香港投資者識別番号(Hong Kong Investor ID)を登録するページに遷移する。
「Important notice on investor identification regime requirements and use of your data(投資者識別制度の要件と貴方の個人情報利用について)」というダイアログボックスが出たら、Yes(はい)をクリックする。
「Hong Kong Investor ID」の画面で自分の英語名と、HSBC香港で現在登録されているID(パスポートなど)の種類が表示されているので、氏名に変更がなければ、Next(次へ)をクリックする。
「Do you currently hold a valid HKID card?(現在、有効な香港居民IDを持っているか)」という質問には、香港の非居住者であれば、たいていの場合はNo(いいえ)となるだろう。
「Do you currently hold any national ID?(現在、何らかの国民IDを持っているか)」の質問は悩ましいところだ。
上述したように、HSBC香港で登録したパスポートは有効期限が切れているし、マイナンバーカード(納税者番号)の住所、氏名の表記は日本語しかない。
2021年3月2日付のコラム「奇跡の旅立ちへ向けて~富嶽三十六景の新パスポート取得」にあるように、パスポートは更新したのだが、こちらの情報を入れて通るか。
悩んだ挙句、証明書(ID)の写真を撮るときに、住所云々の説明が出てきたので、マイナンバーカードを登録した。
ダメだったら何らかのメッセージで差し戻されるだろう。(苦笑)
この画面でContinue(続き)をすると、証明書(ID)の表裏を写真に撮って送信せよという指示になる。
ここは、パソコンのカメラよりも、モバイルアプリの方がやりやすいと思った。
なお、香港在住者が HK Easy Invest アプリを使った登録の仕方は、「おまけの会社員生活《ハケンの品格》」さんの2022年10月28日付「HSBC Easy Invest 香港投資者識別番号登録とW-8BEN届出」を参考にするといいだろう。
コメント
モバイルアプリで登録しようとするも、何故か登録画面が出てこず、インターネットで行おうとおもいました。この場合写真はカメラ付きパソコンでないと出来ないと言う事でしょうか?
別に撮影した写真の添付とかは難しいのでしょうか?
おはようございます。
ほんとにわかりづらいんですよね。
ブログに追記しましたが、
そこは香港株のトレード画面で、株式の銘柄、あるいは、銘柄コード、実在する企業なら何でもいいのですが、それを入れると、登録画面が現れます。
こんばんは。ブログへの追記、誠にありがとうございます。
なるほど、アプリの場合は実際に取引行動をしようとしないと出てこないとは…
分かりずら過ぎます(-_-;)。
写真も両面と言いながら、表を撮影し確認?。。。
こちらでは何の確認も出来ず「裏面を撮れ」とは(-_-;)
日本語で良いの?と思いつつ、他国でも必ずしも英語併記とは限らず…と
開き直りました。
今回、相談に乗っていただきありがとうございます。
アメブロのMr,Gさんが、たまたまカルロス・ハッサンさんのこの記事にリンクして
いただいていたので情報も共有出来て良かったです。
解決して良かったですね。
日本語の書類でいいのかと疑問に思いましたが、ダメなら何か言ってくるでしょう。
HK Easy Investは香港にいったときに、香港にいる間にGoogleメールアドレス取得して、ダウンロードしたらいいんです。
香港でGoogleメールアドレス取得したら、あとは日本でダウンロード可です。
情報ありがとうございます。参考になります。