2022年7月30日付のコラムで、私は「川合式デイトレ、あざ笑いトルネード銘柄を買建」と書いたが、それと同じようなことを10月25日のトレードですることになった。
あざ笑い銘柄とは、川合ツール(急騰傍受ツール、トレネード1%ツール)で複数回シグナルが出た場合に、素直に株価が動かず、逆行した銘柄を言い、しばらくの間、そのまま行ってしまうことが多いため、それをうまく見極められれば、勝率がさらに上がるというわけだ。
居合抜き1分トレード~日本郵船
10月25日は、24日の日経平均先物夜間取引の終値が、27,140円と前日比180円高と、大幅なプラスで終わったのに加え、米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、31,499.62ドルと21日の終値に比べて417.06ドル高、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、10,952.61ポイントと21日の終値に比べて92.89ポイント高となり、日本市場も爆上げが見込まれる展開となった。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
日本郵船(コード:9101)は、24日のデイトレード(買建)でうまくいったので、この日も二匹目のドジョウを狙ってみた。
ところが、寄り付き(2,789円)からあわや1%損切(2,761円)のところまで下がった後、反騰し出したもののそれほど騰勢は強くなかったため、同値撤退を視野にトレードした結果、若干のプラスで撤収することになった。
結果的に、もっとじっくりやっていれば、1%利確(2,817円)は手堅かったので、惜しいことをしたと思った。
新興市場株のトレード~Appier Group
25日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから一貫して上昇トレンドを描いたので、どちらかというと「急騰傍受ツール(買い推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じだった。
しかしながら、私が透析病院でパソコンをチェックしていると、「トルネード1%ツール(空売り推奨)」にAppier Group(コード:4180)のシグナルが連発しているのがわかった。
株価をチェックすると、下落が始まるどころか、上昇を続けていて、これは「あざ笑い」と判断した私は買いを入れることにした。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
ちなみに、新興市場銘柄トレード適格基準に照らせば、空売りすべきかとも思ったが、私は自分の直感を信じた。
結果は、私の見立てとおりに、「トルネード1%ツール(空売り推奨)」でシグナルが出てから20分ほど上昇が続いた。
1,401円の建値で買いを入れた後、一本調子で上昇し、2%利確ライン(1,430円)に達したのは、わずか数分後のことだった。
なお、Appier Group(コード:4180)は、2022年8月19日に「プライム市場への変更申請を発表」しており、いずれは「居合抜きツール」に出現することになるだろう。
コメント