10月14日の川合式デイトレードは「居合抜き1分トレード」の惨敗に始まり、新興市場株のティーケーピー(コード:3479)では往復ビンタ(買いでも売りでも損切)を食らって、見るも無残な結果を招いていた。
それを救ったのが、後場でトレードしたウエストホールディングス(コード:1407)、ホントはこうなる前に何とかしないといけなかったのだが、この日は拝啓ウエストホールディングス様と言わせていただくほどの逆転劇を演じた。
こういうことは1年に1度あるかないかの奇跡だろうな~と自分でも思った。
居合抜き1分トレード
10月14日は、13日の日経平均先物夜間取引の終値が、26,810円と前日比590円高と、大幅なプラスで終わったのに加え、米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、30,038.72ドルと12日の終値に比べて827.87ドル高、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、10,649.15ポイントと12日の終値に比べて232.05ポイント高となり、日本市場も爆上げが見込まれる展開となった。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
三越伊勢丹HD~寄り付きから逆行で撃沈
この日の私は「居合抜き1分トレード」に関しては、地合いも良好だし、買いで行ける銘柄も見つけやすかったしということで、相当に楽観視していた。
ところが、三越伊勢丹HD(コード:3099)は、寄り付き(1,291円)からいきなり逆行して下落、わずか1分でマイナス1%損切ライン(1,278円)に達して撃沈した。
結果的に、後場にならなければプラス圏には達していなかったので、日経平均株価が爆上げしたからといって、その構成銘柄も・・・とはならなかったようだ。
ルネサスエレクトロニクス~全くいいところなく惨敗
「居合抜きツール」の常設銘柄の一つであるルネサスエレクトロニクス(コード:6723)、これは厳密には「居合抜き1分トレード」ではなかったのだが、タイミング的には同じようなトレードとなった。
しかしながら、株価は寄り付き(1,240円)から一気呵成に下落、それにモロに巻き込まれての惨敗となった。
結果的に、チャートを見ると、私の建値(1,235円)を上回ることはほとんどなかったようで、全くいいところなしだったと言えよう。
レノバ~痛恨のマイナス2%損切
最後は、レノバ(コード:9519)、これは6月28日付の「居合抜きでレノバ跳ぶ、円ドルレートは135円に」と書いたときの強烈な思い出がある。
正直言って、このときの再現を狙って200株を入れたのだが、結果は寄り付き(3,735円)から一気に下落、損切していなければ、3,400円台までいったので、6万円負けたことになる。
結果的に、この日にトレードした3銘柄は、いずれも寄り天になってしまったようで、あまりにも高く寄り付き過ぎたのが災いしたのかと思う。
もはや、「居合抜き1分トレード」だけで1万5千円以上の損失を食らったのだから、撤収が正解だったとも言えよう。
新興市場株のトレード
10月14日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから上昇と下落を繰り返して、10時半過ぎからなだらかな上昇曲線を描いたので、どちらかというと「急騰傍受ツール(買い推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じだった。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
ティーケーピー~悪夢の往復ビンタで撃沈
ティーケーピー(コード:3479)に関して、「急騰傍受ツール」でシグナルが出たのは10時28分、株価が2,861円、前日出来高比が7.4倍、前日5MA比が8.6%だった。
10時台になって株価が再上昇を始めており、13日に発表された決算は「TKP、貸会議室事業好調で8月中間期の経常益は通期計画を超過」とのことで、これは買いでいけると思った。
ところが、私が買いを入れた後は一気に調整局面となって損切、これは売りで行くべきかとドテンをしたら株価が上昇して損切と、全くいいところなしで撃沈した。
ウエストホールディングス~神様、仏様のレベルで大きく利確
ウエストホールディングス(コード:1407)は、2021年2月25日付の「川合式デイトレード~急騰銘柄の勝負の肝はサインの頻発にありか」を地で行く動きだった。
後場のチャートは見事な右肩上がり、一度も調整局面に陥らずに棒上げとなるのは、非常に珍しいと思うが、そのおかげですべてのマイナスが帳消しになり、プラ転することになったのだ。
参考までに、17日(翌営業日)の株価は、14日の終値(4,450円)に比べて150円安で始まって、結果的に4,115円で引け、私が14日の終値近辺で決済したことは二重の意味で正解だったと言えよう。
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