房総サイクルトレイン、B.B.BASEに乗ってみた

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B.B.BASE佐倉銚子号~銚子駅

去る5月15日、房総を旅するにあたって、サイクルトレインのB.B.BASEを使ってみることにした。

この列車は、自転車ごと運べることを売りにしているので、始発駅は両国駅の3番(専用)ホーム、持ち込んだ自転車も、車内のサイクルラックに固定するだけでOKな構造になっている。

もっとも、今回の私は乗り鉄の趣味と、車内でiPhoneを充電できることを目的に、列車を選んだので、たぶん、ほかの人とは目的が違っていただろう。
でも、今回の旅ほど自転車を使いたかった日はなかったかもしれない。(笑)

房総特急「しおさい3号」

JRのチケット

私はサイクリストではないし、両国でレンタサイクルを利用することもしなかったので、往路は普通に特急列車に乗ることにした。
もっとも、2019年12月10日の負傷事故以降、自転車に乗ったのは、国際親善総合病院のリハビリルームだけだから、不安であることには違いないのだが・・・

東京駅

また、チケットを東京から取らなかったのは、「春の南房総~仁右衛門島と誕生寺へのエクスカーション」のときに使った特急「わかしお号」の京葉線の乗り換えが大変だったので、別の駅にしようと思ったのだが、特急「しおさい号」の発着は、総武本線・横須賀線のホームなので、そうする必要がなかったみたいだ。

東京駅

それにしても今回は東京駅で空き時間が30分、始発駅なので10分前には列車に乗れるのだが、ちょっとした勘違いで時間を無駄にしてしまったようだ。(笑)

菅原大神

菅原大神

4月24日に行ったタイナショナルフェスティバルが、がっかりフェスティバルであるならば、今回訪れた菅原大神は、がっかり神社の筆頭になるかもしれない。

何しろ、ここは、じゃらんの「千葉・パワースポットおすすめ15選!ドライブで行こう!定番から穴場まで」で紹介されていたところの一つで、銚子市の観光案内にもピックアップされていたことで訪れたのだが、要は、

子産石を抱くことができるのは、春と秋の例祭時、2月25日と11月25日のみ。
普段は静かな境内が参拝者であふれます。

とのことで、この例祭が行われていなければ、社務所すらない小さな神社のようだ。
境内にはお札がさがっていたのだが、初詣の時期だけそういったものがあるのだろうか。

近所の人曰く、菅原大神は、東庄町にある東大社の氏子とのこと、ここからは遠いよと一言で言われて、行くのを諦めたのだが、東大社がどこにあるのかも聞かずに立ち去ることになってしまったのは残念だ。

菅原大神

銚子駅でレンタサイクルでも借りて来ればよかったのだろうが、銚子駅で成田線に乗り換え、下総豊里駅(しもうさとよさと)からさらに10分ほど歩くということをしたために、余計に期待外れ感が大きかったのだ。

星之宮大神

下総豊里駅

私が成田線の下総豊里駅(しもうさとよさと)に帰ってきたとき、銚子行きの列車は、13時53分まで待たないといけなかった。
食事をするところさえない駅で待つのは苦痛だったので、13時22分発の列車で、逆方向へ一駅だけ行って戻ってくることにした。

下総橘駅

そこが下総橘駅(しもうさたちばな)で、駅前に行くと観光地図があり、菅原大神のところで聞いた東大社もこの町にあるではないか。

駅前にタクシー乗り場もあり、時間があれば行ってもよかったのだが、銚子行きの列車は、13時49分に来てしまうので、駅前にあった神社を見るだけにした。

星之宮大神

そこが星之宮大神で、ここも社務所のない小さな神社だった。

東大社へも歩いていけるかと思ったら、下総橘駅から車で約10分とのこと、やはり車がないと不便だな~と思った次第だ。

星之宮大神

銚子電鉄

銚子電鉄銚子駅

私が銚子電鉄に乗るのは今回が初めてではない。

今からちょうど3年前の「ゴダイゴ浅野孝巳&BARAKA依知川伸一 あさいち超☆ライブ電車」でライブイベントが行われた際にも乗ったことがある。
このときにご一緒したゴダイゴの浅野孝巳さんは、2年前にお亡くなりになってしまった。(2020年5月12日 日刊スポーツ-ゴダイゴ浅野孝已さん死去、タケカワやミッキー沈痛
思い起こせば、銚子電鉄のライブ列車が最後になってしまったというわけだ。

銚子電鉄銚子駅

そして、今回の目的地は飯沼山圓福寺(飯沼観音)なので、銚子駅から2駅行ったところで下車する。
銚子駅を15時10分に乗って、観音駅に15時14分、帰りは、観音駅を15時54分に乗らないと、銚子駅で乗り換え損ねるかもしれないので、実質30分ほどで目的を達成できるだろうか。

銚子電鉄硬券

ちなみに、観音駅では今時珍しい硬券のきっぷを売ってくれる。
寺院見学のついでに記念として取っておくといいだろう。

飯沼山圓福寺(飯沼観音)

飯沼山圓福寺本坊

飯沼山圓福寺(飯沼観音)は、銚子電鉄の観音駅から徒歩5分程度の距離にある。
私がここでチョンボしたのは、本坊で御朱印をもらって満足してしまい、少し離れたところにある五重の塔や大仏を見ないで退散したことだ。

飯沼山圓福寺本坊

もっとも、わずか30分の中で、自分の身体と相談しながら観光する難しさと言ってしまえば、それまでなのだが、もう少し交通の便が良ければな~と思わざるを得ない。

飯沼山圓福寺本坊

こうなると、菅原大神訪問に要した2時間が痛いなと思うのだが、これも行ってみないとわからなかったことだけに仕方あるまい。

飯沼山圓福寺本坊

サイクルトレイン「B.B.BASE佐倉銚子号」

JR銚子駅

銚子電鉄が銚子駅に到着したのが、15時58分、私が乗るB.B.BASEは、16時59分、乗り継ぎ時間はちょうど1時間だ。
次の電車になると、16時49分着になって、乗り換え時間がわずか10分になってしまう。
健常者なら走るということができるが、私には無理なので、そういうところもハンディが大きい。

B.B.BASE佐倉銚子号~銚子駅

列車の出発ホームは1番線、自転車は専用の出入り口があるので、そこから入るようになっている。
サイクリング用のコスチュームに身を包んだ人たちがそこにはたくさんいる。
私のようにサイクリングと無縁な恰好をしている人はほとんどいない。(笑)

B.B.BASE佐倉銚子号~銚子駅

車両は全部で6両、4両目はフリースペースということだが、サイクリストの人たちは、ここでミーティングをしたりするのだろうか。

B.B.BASE佐倉銚子号~銚子駅

出発前に何かイベントがあるのかと期待したが、そういったものは特にないようだ。
途中の佐原と佐倉では駅の自販機で飲み物を買う時間がある。
ほかのイベント列車と違って、車内販売やカフェが付いていることはない。

B.B.BASE佐倉銚子号~銚子駅

ここが4号車のフリースペース、スタッフが待機しているが、ここを使う乗客はいるのだろうか。
この列車に乗って、最も良かったのがiPhoneの充電ができること、特に帰宅時にできるのは嬉しい。

特にイベント性がないB.B.BASE、やはりサイクリストでないとメリットは見出せないのかもしれないな。

両国到着は19時28分、ここの駅は総武線の快速電車とは無縁の駅だと初めて知った。
一つ戻って錦糸町から横浜までは快適なグリーン車で行くことにしよう。

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