「SLぐんまよこかわ号」に乗ってみた

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横川駅~SLぐんまよこかわ号

ゴールデンウイークの最終日となった5月8日、私は信越線の横川と高崎を結ぶ「SLぐんまよこかわ号」に乗るために群馬県まで遠征旅行をすることになった。

きっかけは、僥倖とも思える運の良さで、7日の夜にこの列車の指定券が取れたからだ。
さあ、この列車の体験乗車に付随して、どこかへ観光へ行けるかと、いろいろ調べたのだが、あいにくと富岡製糸場は、高崎から上州富岡まで上信電鉄で片道40分かかる上、開場時間が9時から17時までゆえ、SLに乗る前に行くしかないのだが、どうしたものか。

JRのチケット

モデルプランとしては、高崎 9:25-10:05 上州富岡(施設見学)11:33-12:08  高崎 12:23-12:57 横川といった感じなのだが、上越新幹線を使ったとしても、横浜を7時半に出ないといけない。
決して無理ではないのだが、果たして行けるだろうか。

上野東京ライン~快速「アーバン」

横浜駅~快速アーバン

結局のところ、私は当日寝坊してしまったため、上越新幹線を使っての高崎行きを諦め、成り行き任せで行くことにした。
私が乗ったのは、横浜発8時55分の上野東京ラインの快速「アーバン」、高崎まで直行する列車で、11時13分に到着する。

横浜駅~快速アーバン

ここを仮に上越新幹線を使ったとしたら、横浜 8:47-9:15 東京 9:28-「とき313号」-10:24 高崎となったのだが、富岡製糸場への往復はとうてい無理な時間帯になっていた。
むしろ、上野で列車を乗り換えて、特急「草津1号」(上野 10:00-11:19 高崎)に乗れる時間だったのだが、そこまでは思い浮かばなかったのだ。

Kさんとの会合 IN 高崎

スターバックスコーヒー高崎駅ビルモントレー店

スターバックスコーヒー高崎駅ビルモントレー店

富岡製糸場へ行くのを諦めた私が、はてどうしたものかと思ったとき、思い浮かんだのが高崎在住だと言っていたKさんとの会合だった。
しかしながら、わずか1時間しか余裕がないし、突然の連絡で相手の都合が良いかわからなかったが、ダメ元で連絡したところ、再会を快諾していただけた。

彼と最初に会ったのは、あらっきーの主催するラバ吉(Lovers Kitchen)の食事会だったが、それ以降も私のフェイスブックの書き込みによくコメントをくれていたので、私は彼のことが印象深かったのだ。
積もる話も多く、とうてい1時間では足らなかったのだが、次回はもっと時間の取れるときに来ようと思った。

高崎から横川へ

高崎駅

横川から高崎へ戻る「SLぐんまよこかわ号」に乗るためには、高崎を12時23分の列車に乗らないと、ただ単にとんぼ帰りをすることになってしまう。

横川駅周辺で食事もしたいし、碓氷峠鉄道文化むらも見たいと思っていたので、早めの列車に乗ることにしたのだ。

SLぐんまよこかわ号に乗車

横川駅~SLぐんまよこかわ号

私が高崎から普通列車に乗って横川に到着したとき、すでにホームには目当ての列車が入線しており、多くの人が撮影大会に興じていた。
私もホームが空いているうちに撮影をしておこうと、食事をする前に列車の撮影をすることにした。

横川駅

横川駅~SLぐんまよこかわ号

この列車は前方はSLがけん引し、後方にELが付くという編成内容になっていて、客車は5両、旧ブルートレーンの仕様である。

横川駅~SLぐんまよこかわ号

ホームが混んでくると、自分を入れて写真を撮ることは難しくなるが、空いているうちならスタッフも暇だし、自由自在だ。

横川駅~SLぐんまよこかわ号

とりあえず、発車間際にはホームでのイベントも開催されると思うので、食事前の撮影大会はこれにて終了だ。

横川駅~峠の釜めし おぎのや

横川駅と言えば、有名なのは「おぎのや」の峠の釜めしだ。
1997年10月1日に、長野新幹線が開通する前は、駅弁としてホームで売っていたが、今では駅の外で売っている。

横川駅~峠の釜めし おぎのや

私もこの懐かしの駅弁を食することにしたのだが、当時も今も思うのだが、なぜ横川と軽井沢の間の在来線を廃線にしたのだろうと・・・

今回の旅行でも新幹線で軽井沢へ行って、バスで横川に戻るというプランを練ったのだが、ゴールデンウイークに激混みが予想される軽井沢へ行っても楽しめないと思ってやめたのだ。

横川駅~峠の釜めし おぎのや

ところで、碓氷峠鉄道文化むらへ行くというプランは時間切れでボツになった。
やはり1時間半では、撮影大会の時間を考慮すると、食事をするだけで終わりになってしまうのだ。

横川駅~SLぐんまよこかわ号

ホームの前方では出発間際のイベントが準備されている。
大勢の人が集まっているので、今から私が行っても満足に写真が撮れるかわからなかったので、マスコットを捕まえて一緒に写真を撮るだけにした。

横川駅~SLぐんまよこかわ号

これがSLぐんまよこかわ号の客車、新型コロナウイルスの感染防止対策は

客車の窓開けをしてくれ

の一点だけだった。

横川駅~SLぐんまよこかわ号

座席が向かい合わせのクロスシートだったので、マスク、マスクと煩く言ってくるのかと思ったが、この列車ではそれがなかった分、非常に快適だった。
マスク皮膚炎に苦しむ私としては、1時間もマスクをして、屋外同然の車内にいるなど耐え難い苦痛でしかないからだ。

安中駅

安中駅~SLぐんまよこかわ号

横川駅を14時15分に出発した「SLぐんまよこかわ号」は、磯部に14時35分、安中に14時51分に到着する。
磯部で乗客の乗降だけで、特別なイベントはないため、安中の8分停車の時間を生かして、写真撮影大会の第二弾となる。

安中駅~SLぐんまよこかわ号

車内ではアンケートに答えると粗品がもらえたりしたのだが、私は回答画面を閉じてしまったので、もらいそこねてしまった。(笑)

客層は家族連れやカップルのほか、私と同じような乗り鉄、撮り鉄もたくさん乗っていて、SL人気は健在だな~と思う。

安中駅~SLぐんまよこかわ号

こういったイベント列車はゴールデンウイークなど多客期を中心に運転されているのだが、私としては上野から運行して欲しいものだと思った。
無理なのだろうか。

高崎駅

高崎駅~SLぐんまよこかわ号

これが終着の高崎駅での一コマ、横川から約1時間の旅路を楽しめた。
ありがとう。

高崎から特急「草津4号」で帰京

高崎駅~特急「草津4号」

高崎に到着したのは15時18分、ここから無理すれば、富岡製糸場へ行くこともできたのだが、私は、16時46分発の特急「草津4号」で帰ることにした。

高崎での待ち時間は1時間以上あるのだが、この日は一切観光することがなかったので、最後まで乗り鉄を貫き通そうと思ったからだ。
幸いに、駅構内にあった「PRONTO 高崎モントレー店」でiPhoneの充電ができたので、そこで時間を潰すことにした。

高崎駅~特急「草津4号」

草津号のグリーン車の座席は、3列のデラックスリクライニングだというので、これを奮発して購入した。
ゴールデンウイーク最終日とは思えないほどガラガラで極めて快適な旅路だった。

今まで、群馬方面に向かう時は、横浜から直行の快速電車を視野に入れていたのだが、たまには古の特急で行くのも悪くないなと思った。

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