去る10月1日、「日本唯一のオール2階建て新幹線ラストラン 最後の姿にファン集まる」などとして、オール2階建て新幹線車両「E4系」が定期列車としてのラストランを迎えたことが報じられた。
上越新幹線でラストランがニュースになるのは、「Last Run目前、世界最速の芸術鑑賞~現美新幹線に乗ってみた」と書いた現美新幹線以来だ。
2階建て新幹線が「Max」の愛称で親しまれたとあるが、私がこの列車に乗ったのは、2015年5月の「磐越・仙台旅行」、2016年8月の「地球が遊び場~感動の長岡花火と夏の佐渡島スペシャル企画+水上ラフティング&SLみなかみ号」、そして、2016年9月の「大学卒業旅行30周年記念-山形の旅」の3回が記録されている。
2016年9月の旅行は、「とれいゆつばさ」を始め、今ではなくなった「きらきらうえつ」といった、JR東日本ジョイフルトレインを楽しむことに加え、山形の秘湯混浴温泉「喜至楼」を訪れたりと、私にとっては記憶に残る旅行となった。
そして、2階建て新幹線で、一番思い出深いのは、今ではサービスがなくなってしまった「VIEWカードのポイントをグリーン車利用券(新幹線・特急列車用)に替えてみた」で乗った2016年9月2日の「Maxとき305号」だろうか。
当時の旅行記には、
今回の山形旅行の手始めに乗るのは、新潟行きの「Maxとき305号」、これは前述したように「きらきらうえつ」に乗るためにあえてそうしたのと、乗車券を東京都区内-(上越新幹線)-新潟-(白新線・羽越本線)-余目-(陸羽西線)-新庄-(山形新幹線)-福島-(東北新幹線)-大宮といった形で一筆書きにするためだ。
私の場合は、仮に大人の休日倶楽部パスが使える期間であったもそうしたと思うが、今回の山形旅行のルートは、パスを使って旅する人にも参考になると思うので、上記の日程表だけでもご覧になるといいだろう。
ところで、新潟行きの新幹線、わざわざグリーン車に乗る必要もないくらいに空いていて、単に、溜まっていたビューサンクスポイントを消化しただけに過ぎなかったようだ。(笑)
と書いているように、このときもグリーン車に乗る必要がないほど列車は空いていて、上越新幹線が混んでいたという記憶が私にはない。
おそらく、2階建て列車を走らせるほど需要がなくなったのだろう。
いずれにせよ、一つの列車で大量輸送を担った時代が、これで終わりを告げたのは間違いなさそうだ。
ただ一つ、残念なことは、今年の9月の旅行が、上越新幹線を使った旅路にはなり得なかったことだろうか。
参考:【WEB限定】大人の休日パス 東日本・北海道スペシャル
利用期間 2021年9月7日~2021年9月16日
発売期間 2021年8月7日~2021年9月11日
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