2020年7月19日付のニューズウイークは「東京都、新型コロナ新規感染293人で2日連続最多を更新 神奈川も『神奈川警戒アラート』発令」という記事を配信した。
東京都内の新型コロナウイルスの感染者数が連日3桁を記録し、神奈川県内も増加傾向にあることから警告が発せられたものだ。
さて、緊急事態宣言を別とすれば、新型コロナウイルスに関する行政庁の警告で最も重要なことは、「三密」からの退避、つまり、家から出るなでなく、むやみに人混みに行くなであるから、それなりの注意を払えば、むしろ、快適に過ごせるのではないかと思った。
何しろ、横浜地方で、7月になって晴れたのは、2日以来のことで、しかも日曜日、さぞかし人出が多いものと思っていたら、電車の中はお盆休み中の通勤時のように空いていた。
これなら、さぞかし横浜駅周辺も空いているのかと思ったら案の定だった。
これで予想に反して混んでいたら、即行でUターンして帰ろうかと思ったのだが、平時の日曜日なら長蛇の列をなしていたハングリータイガーも、この店が入っている横浜モアーズも日曜日とは思えないほど空いていた。
店内は適度に人がいたが、隣席とは十分に離れていて、何も問題がなさそうだった。
私の場合、通院以外で出かけることはあまりないのだが、この日は久々に陽気が良かったので、リハビリを兼ねて、出かけてみることにした。
結局のところ、クラスターが発生するような「三密」エリアを避ければ、新型コロナウイルスの感染リスクは相当に減るので、これからも用心しながら適度に散歩を続けようかと思う。
あまり引きこもっていると、リハビリにならないからね。(笑)
ところで、毎日の新型コロナウイルス感染報道で気になるのは、ほとんど誰も都心の通勤電車やオフィスで感染したと言っている人がいないことだ。
スーツを着て、マスクをしていれば、満員電車に乗っていても(三密の極みでも)、新型コロナウイルスに感染しないのなら、クールビズ(2005年実施)前の日本のように、真夏の我慢大会を全世界でやればいいだろう。
おそらく、日本のサラリーマンにありがちな、薄々わかっていても、職場関係の経路上で感染したと言ったら、死ぬほど辛い目に遭う(と恐れている)から、口を閉ざして、感染経路がわからないことにしているのかもしれない。(潜伏期間があるから本当にわからないのかもしれないが・・・)
とりあえず、新型コロナウイルスの感染防止対策の基本は、「三密」を作らないことなのだから、むやみに人混みに近寄らないことから始めれば、リスクは相当に抑えられるのではないか。
事実、厚生労働省の「『新しい生活様式』における熱中症予防行動のポイント」でも
屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
と書かれている。
つまり、新型コロナウイルスの感染予防の要諦は、マスクでなく、人と人との距離だということに蓋をして、世論に影響力のあるメディアが、マスク、マスクと言うからおかしなことになる。
メディアに感化されて正しい情報を入れようとしない人たちが、自粛警察になったり、マスク真理教に冒されることになる。
第一、7月以降の新型コロナウイルスの感染者増加の背景が、緊急事態宣言や各種の警告が解除されたからといって、時差出勤も在宅勤務もやめて、毎日、同じような時間に多くの人が電車に乗り、休日だからと、皆で一斉に同じところに出かける、そういった日本のサラリーマンの集団行動が、感染要因の一つになっているかもしれないと言う人はいないのか。
それとも、これは究極のタブーで、政治家やメディアは、すべてを他のもののせい(例えば、夜の街)にしないと気が済まないのか。
そんなことばかりやっていると、本当に日本のレジャー産業は壊滅するだろう。
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