リモートワークETF(WFH)はウイズコロナ時代の申し子

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パソコンを操作する女性

2020年7月1日付のSBI証券の特集レポートに「関連ETFが続々上場!!注目の『テレワーク関連』」という記事が掲載されていた。

6月25日に上場されたのは、ディレクション・リモートワークETF(WFH: Direxion Work From Home ETF)、そして、今後上場される予定なのが、iシェアーズ・バーチャルワーク・アンド・ライフ・マルチセクターETF(iShares Virtual Work and Life Multisector ETF)とのことだ。

ウイズコロナ時代にブレークしそうなリモートワークETF、その上位組み入れ株式の中で大化けするものがあるのか、今後10年間の楽しみの一つであろう。

エンパイアステートビルからの眺め

さて、このETFは米国に上場されているので、Firstrade証券は言うに及ばず、HSBC香港でも米国株口座を持っていれば売買できる。
しかしながら、こういった有望な銘柄は日本の証券会社でも取引したいと思う人は多いはずだ。

そこで、ディレクション・リモートワークETF(WFH: Direxion Work From Home ETF)と、7月11日現在のブルームバーグの株価情報にある上位組み入れ株式(Top 10 Holdings)が日本の証券会社でも買えるのかみたいと思う。

なお、下記の米国株銘柄のリンク先はブルームバーグ(日本版)の株価情報なので、ある程度日本語で提供されている。

銘柄 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
Work From Home ETF (WFH) × × ×
Twilio (TWLO)

Crowdstrike (CRWD)
Zoom Video Communications (ZM)
Inseego (INSG)
Okta (OKTA)
Ping Identity (PING)
Elastic NV (ESTC) ×
Amazon (AMZN)
Box (BOX)
Fortinet (FTNT)

Holiday Inn Midtown

上表をご覧のとおり、米国株を扱う日本の三大証券会社でも大方の銘柄は売買できるようだ。

ただ、肝心のリモートワークETFは、米国市場での上場から間もないので、今は取引できないようだが、おそらく時間の問題だろう。
少なくともSBI証券は、レポートを出しているくらいなので、取引できるようになるのも早いと思う。

しかしながら、このように外国株に関しては、日本の証券会社での取り扱い開始まで時間がかかることがあるし、Dividend.comで検索できるような毎月配当型の米国株は、日本の証券会社の商品(投資信託)と競合するので、売買できないことが多い。

従って、そのようなことが気になるなら、インタラクティブ・ブローカーズ証券(Interactive Brokers Securities Japan)に口座を開くといいだろう。
この証券会社は米国本土の子会社なので、基本的に買えない銘柄はないと思う。

なお、日本の証券会社で外国株を売買した場合の配当課税に関しては、SBI証券の「外国株式の配当金に対する税金の取扱いはどうなりますか?」をご一読願いたい。
一時的に税金を取られ過ぎになるので、確定申告は必須ということだ。

最後になるが、このリモートワークETFに関して、香港にあるAMGウェルス・マネジメントが、6月26日付のブログで「リモートワークETFの誕生とネット関連株」という記事を、さらには、7月12日付の「もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!」というブログで「米国ETFの新ETF4種類!期待の星なるか!Direxion社に注目!」を掲載しているので、参考にするといいだろう。

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