再起第3弾の飲み会は、東京都知事選挙の日(7月5日)に御徒町へ行った。
久しぶりに乗った相鉄・JR直通線は往復ともガラガラ、梅雨の中休みにワールドインベスターズの面々が集まってのオフ会、私にとっては7か月ぶりの東京だった。
この日は6月17日の地元飲み会で、ご一緒したみもさんから飲み会のお誘いを受けていたのだが、場所が御徒町ということで、行くかどうか逡巡していた。
しかも、当日は、朝から雨だったので、最初はキャンセルするつもりでいた。
何しろ、私は傘を差して歩いて行くというのが、未だに訓練途上の身だからだ。
ところが、午後2時過ぎに雨が上がり、JR御徒町駅から135酒場までの往復は、雨降りの場合、みもさんが傘を差してくれるというので、いそいそと行くことにした。
そして、久々に登場のずっぽし扇子、こんなポーズで写真を撮るのも久しぶりだ。
日曜日の夕方ということでタダでさえ空いているのに、朝から雨、かつ、NHKが報じた「東京都のコロナウイルス感染者3日連続100人以上」に恐れをなしたのか、店内はご覧のとおりだ。
しかしながら、私が思うに、重要なのはコロナウイルスに何人感染したかでなく、東京都の新型コロナウイルス感染症サイトにある都内の最新感染動向で、どのくらい重症患者がいて、何人が亡くなって、それはどういう年齢層の人なのかではなかろうか。
要するに、メディア記者が役所の統計を見ればわかるようなことすら調べないで、官公庁の記者会見のブリーフィングだけ報じているなら、何の存在価値もないだろう。
今日のワールドインベスターズの仲間会合、話題の一つは「持続化給付金」、私はラッキーなことに「申請からわずか1週間で入金された」のだが、1か月以上も振り込まれない人ってどんなレベルなのだろうかということで、しばし盛り上がった。
世間では、電通が~で経済産業省と結託した悪代官の如く(実態もそうなのだが)言われているが、おそらく本質はそこではない。(2020年6月15日 プレジデント-元経産省職員が解説「霞が関が”丸投げ委託”を続ける根本原因」)
要するに、どこが経済産業省の下請けをやろうが、大量単純作業をこなすのにはシステムが相応しくない。
お金をもらったから言うわけではないが、私はすべての書類をPDF化して、誰もが見やすいようにしてアップロードした。
ところが、すべての人がそのようなことをしているわけはなく、「申請における『よくある不備』について」にもあるが、具体例を挙げれば、手書きの書類をスマホで写メして、それが縦横90度曲がっているとか、光が反射したり暗くて読みづらいとか、そういったものが相当数あれば、事務も滞るだろう。
下手すれば、そういった申請書はお蔵入りして、再度陽の目を見るのはいつの日か。
何万件も申請があるのに、手作業を極力なくすシテスムになっていないことが、遅延の最たる原因ではないか。
今更言っても仕方がないことだが、6月18日付の日経新聞にある「行政手続き、オンライン完結は1割未満 経済の足かせ」の1割が、このレベルでは・・・という感じだろうか。
最後になるが、コロナ禍の元で政府や自治体が、新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条(感染を防止するための協力要請等)に基づき、営業の自粛を要請したが、まともな補償がされないという議論が多々あったように思う。
そこで、私が、「これって、私有財産制の保護を定めた憲法第29条第3項の精神に反するように思う」とSNSで書いたら、現職の弁護士の方も賛同していた。
ところが、今回の都知事選の候補者だった宇都宮けんじ氏(元日本弁護士連合会(日弁連)の会長)さえも、そうした主張はしなかった。
第29条【財産権】
- 財産権は、これを侵してはならない。
- 財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
- 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。
政府が補償なしの休業命令を法制化しようとすれば、憲法に抵触すると内閣法制局から待ったがかかる可能性もあるだろう。
だから、政府はずっと協力だけを要請し続け、自粛警察が彼らの代弁(代執行)をしたというわけだ。(2020年6月14日 東洋経済-自粛警察「執拗すぎる相互監視」を生む根本要因)
ただ、今回のような世相に跳梁する自粛警察や正義マンを見ていると、日本は誰が政権を取ろうが、太平洋戦争前のような、非民主主義、不自由主義国家に向かっているようにも思う。(2020年6月25日 ダイヤモンドオンライン-コロナ禍でわかった、日本人が患う「管理されたい病」の重症度)
ところで、飲み会の話なのに脱線しまくっているな。(笑)
でも、これで再起後の東京デビューも果たせた。
さすがに、お遊びでの雨の日の外出は、しばらく先になるだろうか。
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