出典:Japan Times
2019年9月28日に行われたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、1次リーグA組の日本対アイルランド戦で、日本チーム(愛称:ブレイブブロッサムズ/Brave Blossoms)が19対12で勝ち、外国メディアから驚愕と表現される大金星を挙げた。(2019年9月28日 スポニチ-日本、アイルランドに大金星!福岡逆転トライ 連勝でA組首位 8強に大前進)
この試合の現地解説は、ラグビー界のレジェンド吉田義人さん、日本の勝利に興奮を隠せなかったようだ。
おそらく、この試合を現地観戦できた人たちや、テレビなどで見ていた人も同じ気持ちだったと思う。
今回の勝利は、BBC Japanの記事「【ラグビーW杯】 日本の快挙、世界の専門家が評価 『見習おう』の声も」の中で、元アイルランド代表ウイング、シェイン・ホーガン氏(Former Ireland wing Shane Horgan)言うように、相手チームが油断したことによるフロック(fluke=まぐれ)ではないだろう。
事実、BBCスポーツ担当のマイケル・モロウ(Michael Morrow)記者はこう賞賛している。
This was not a result borne of Irish indiscipline or stage fright, but of a truly stunning Japanese performance in front of a cacophonous crowd that lifted their side with a stunning noise that greeted every metre gained, tackle made and turnover won. (BBC on 28 Sep 2019 – Japan 19-12 Ireland: Dazzling display gives hosts shock victory)
今日のこの結果は、アイルランドに規律が欠けていたわけでも、アイルランドがあがって緊張してしまったからでもなく、日本代表による正真正銘のとてつもないプレイの結果だ。しかもそれは、自国代表が1メートル進むごとに、タックルをひとつ成功させるごとに、ターンオーバーを獲得するごとに、毎回信じがたいほどの大音量で応援し続けた観衆を前に、実現したものだ。(2019年9月28日 BBC Japan-【ラグビーW杯】 日本が強豪アイルランド相手に衝撃の金星 8強入りに前進
素晴らしい試合、劇的な勝利だったと思う。
これで、日本は1次リーグA組で首位に立ち、ベスト8入りへ大きく前進した。
10月のスポーツ観戦、ラグビーの日本代表チームと、プロ野球の日本シリーズ進出をかけて、クライマックスシリーズを戦う横浜DeNAベイスターズの応援とダブルになるだろう。
テレビ観戦の時間が取れるか微妙なところだが、合間をみつけて応援してみようと思う。
最後になるが、同じくBBC Japanの記事で「【美土路の見どころ】 出場国に広がる日本の慣習と、日本に広がってほしい伝統国の精神」というのがあった。
イギリスのメディアの一つであるガーディアン紙に「Take a bow: Rugby World Cup teams charm Japanese hosts by copying local custom(お辞儀をする:ワールドカップ出場チーム、開催地の慣習をまねて日本人の心を奪う)」という記事が掲載されたとある。
応援してくれた観客をリスペクトする日本の習慣が、ラグビーの強豪国の間にも根付き始めていることは日本人の一人として非常に嬉しく思う。
だからラグビーは素晴らしいんだと、昨年の香港セブンズでご一緒した吉田義人さんは言うだろうな。(笑)
コメント