上越線のモグラ駅「土合」探検と湯檜曽公園川遊び

この記事は約5分で読めます。

上野東京ライン 快速「アーバン」

去る8月26日に行った、2019年夏の青春18きっぷの旅の第三弾は、昨年夏の上越の旅で通過して以来、いつか訪れようと思っていたモグラ駅で有名な上越線の土合駅であった。
横浜から高崎までは上野東京ラインの快速「アーバン」、横浜を出るのが平日のラッシュ時間帯ど真ん中の7時54分だったので、グリーン車を奮発、快適な移動となった。(参考:2018年8月18日-VIEWカードのポイントを普通列車用のSuicaグリーン券に換えてみた

水上発の臨時列車で土合へ

水上駅

ところで、青春18きっぷの旅で上越線を行くときにネックになるのは、水上から越後湯沢までの区間だ。
何しろ、ここを結ぶ普通列車は1日わずか5往復、昨年の旅行の時も、この区間を通過する列車を軸に、旅程を立てざるを得なかったほど、タイトなスケジュールを余儀なくされるところだ。

ところが、私が行ったときは、普段は越後湯沢発(12時15分発)の列車が、臨時運転(11月30日までの土曜・休日と8月24日~9月1日運転)で水上発(11時40分発)となっており、スムーズな移動ができる見込みが立ったため、ここがチャンスと土合駅へ行くことにしたのだ。

ここで私が失念していたのは、JR水上駅の構内には売店の類が一切ないことで、駅前にもコンビニなどは全くないのだ。
土合駅周辺にはもっと何もなさそうなので、昼食をどうしようかと思ったのだが、一食くらい抜いても大したことはないだろうと、飲料水だけを仕入れて出かけることにした。

日本一のモグラ駅「土合」

土合駅

土合駅に到着したのは11時49分、この駅だけを見学して水上に戻るなら、12時39分発の列車で戻ればいいので十分な余裕がある。
ここではかなりの乗客が降りたが、そのほとんどはそうすることだろう。

土合駅

この先の土樽や越後中里も、上越新幹線ができる前は、スキー場の最寄り駅として賑わったという記憶があるが、今ではどうなのだろうか。

土合駅

越後湯沢方面行きのホームから改札口までは462段の階段(338メートル)と、さらに143メートル(24段の階段)を歩くことになる。

看板には所要時間10分とあるが、途中で写真を撮りながらゆっくり行くなら、片道20分は見たほうがいいだろう。

土合駅

途中には休憩できるベンチもあるが、私でさえこれのお世話にならずに済んだので、たいていの人は上まで一気に行けるだろう。

土合駅

ここが482段の上り階段の終点、ここから改札口まではあと少しだ。
周囲に「改札出口まで後143メートル、階段2ヵ所で24段です。がんばってください。」という看板があるはずなのだが、見逃してしまったか。

土合駅

代わりに、あと17メートル表示の看板を(笑)
ここまで来ると目の前が改札口だ。

土合駅

JR土合駅は無人駅、さすがに1日5往復の列車のために駅員を置くことはないと思う。
ここからはJRよりも運行頻度の高い関越交通バスに乗った方がいいだろう。

駅前の道路沿いにバス停があり、上越線の水上駅を経由して上越新幹線の上毛高原駅へ行くバスを待つところは屋根付きなので、時刻表を見て便利な方を使うといい。
逆方面の谷川岳ロープウェイ行きも出ているので、この駅を経由して行くのも悪くない。

国道291号線を歩いて土合駅から湯檜曽へ

土合駅

関越交通の土合駅前バス停は、JRの改札口から少し歩いたところにある。
ここから湯檜曽へ行くには12時3分か33分のバスに乗る方が楽なのだが、私はあえて国道291号線を歩いて行くことにした。
土合から水上まで歩いて行ったというブロガーもいたので、沿道の景色がどんなものか見てみたかったのだ。

土合から湯檜曽への散策

予想通りの景色、できれば国道を歩くのでなく、湯檜曽川沿いの散策路でもないかと思えるくらいだ。

土合から湯檜曽への散策

ちょっと雲の厚さが気にかかるが、この日なら谷川岳に行ってもいい景色が見られたかな。

土合から湯檜曽への散策

川沿いへ降りる道があれば水遊びができそうな雰囲気、実際に森の中を行く小道があったし、外国人ブロガーがそのような感じの投稿をしていたのだが、上りがきつそうなので断念した。
それにここで遭難したら、誰も見つけることができないかもしれないし・・・

土合から湯檜曽への散策

湯檜曽公園で川遊び

湯檜曽公園

JR土合駅を出発して30分ほどで湯檜曽公園に到着した。
ずっと下り坂なので、歩いても苦にならないが、途中に何の店もないし、湯檜曽公園にも売店はない。
青春18きっぷを使って土合駅に来る場合は、昼食の確保がネックになるだろう。

湯檜曽公園

夏の晴れた日なので、駐車場付近の空き地でバーベキューをやっているグループがいる。
家族連れやグループで遊びに来るにはいいところだと思う。
この日は平日にもかかわらず、何組かのグループが遊びに来ていたので、土日やお盆シーズンは混むのかもしれない。

湯檜曽公園

何組かの家族連れが水遊びをしている中で、最初は恐る恐る川へ足を浸す私、結構流れが急なので、膝あたりまで浸かると、足を取られそうになる。
ずっぽし扇子を広げてポーズを取っている場合ではない。(笑)

なぜか、これを広げていると男児を遊ばせている父親に受けている。
意味がわかって笑っているのだろうか。

湯檜曽公園

あまりの暑さに、本格的に川に入る私、「川の水は冷たくないんですか」の声に、笑顔で大丈夫と言うが、バランスを取るのが結構難しい。
さすがに、私以外に、本格的に川に入っているのは小学生だけなので、彼らが溺れたら私が助けに行くのだろうかという思いが頭をよぎる。

湯檜曽公園

川の中央から写真を懸命に撮る私、さすがに防水キットを被せていないiPhoneを川に持ってくるのは緊張する。
向こう岸に渡って何があるのか写真を撮って来ようと思ったが、何も持たずに行っても、川の中で転んで、全身ずぶ濡れになったので、さすがにやめておいた。

一方で、河原でバーベキューをやっている家族の向こう側にある看板には「危険!飛び込み禁止」の文字が見える。
どうなっているのか近づいてみると、10メートルくらいの落差が見える。
「湯檜曽川 飛び込み」で検索すると、動画がいくつか出てくるが、ここがその現場だろうか。

湯檜曽公園

これが最後のスナップショット、真夏にバーベキューしながら、川遊びするには楽しいところだというのがわかった。
次回来るときは湯檜曽温泉に泊まるのも悪くないと思う。

湯檜曽公園

湯檜曽公園へのアクセス

ほとんどの人は湯檜曽公園には自家用車で来るから関係ないと思うけど、JR水上駅などからバスで来ることはできるの?

ここは、関越交通赤沢橋バス停の目の前なので、公共交通機関で来るにも便利なところだよ。

最後に

私は今回の日帰り旅行で、土合駅だけ見て帰るのはもったいないと思ったので、アクティビティを追加して楽しむことにした。
ウォーターアクティビティをするにしても、水上でのラフティングをする人はかなりいると思うが、湯檜曽川での川遊びを追加する人はあまりいないと思う。

一般的には、山が好きな人なら谷川岳を、史跡が好きな人は富岡製糸場を組み合わせると、なかなか充実した群馬観光旅行になるのではなかろうか。
とりあえず、今回は宿泊しないので、水上から横浜まで帰ったが、関越バスとJR上越線の接続の悪さには閉口するしかない。
地方公共交通の活性化を言うのであれば、こういったところから改善するべきだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました